どうも! FXトレーダーのみつしろです。
今回はFXをやっていたら毎日のように目にする単位「pips(読み方:ピップス、ピプス)」についての考え方や計算方法から、
損切ラインの決め方入門、そして分かりやすい利食いポイント、更には上達してきたころに罠に陥りやすいロット数を増やすタイミングまで、
初心者の方には必見の内容を解説します!
最初に、メルマガの読者さんから届いたメールを1通ご紹介させていただきます。
みつしろさん、こんにちは! Kです!
以前メールを送らせて頂いてから少し日にちが経ちましたが
毎日みつしろさんの音声や動画をみて勉強させていただいてます。
いつもありがとうございます。まず最初に2週間ほど前のトレード結果をご報告させて頂きたいと思います。
11/7~12くらいの約1週間のトレードで
3通貨で合計300pips獲得することができました。
もちろん、逆張りからのトレンドフォロー戦略にて
頂くことができた利益になります。
そして今現在、40pipsの利益をホールドできている状態です。
以前とは見違える程の利益が当たり前のように取れるようになってきました。
ありがとうございますm(_ _)mピースフルトレーダー・Kさんより
というわけでここからは、「pips」について初心者の方にもイチからわかりやすく解説します。
お読みいただくと、
- どうしてドルじゃなくてpipsを使うの?
- 1pipあたりの利益はどのくらい?
- 1日に何pipsくらいの利益が出せるの?
- 損切り幅のpipsから最大ロット数を計算する方法
- 簡単、便利!エクセル早見表の作り方
- 月間や1日の目標をpipsで立てない方がいい理由
などが分かり、クロス円以外の通貨ペアもやりやすくなりますよ!
申し遅れました、解説するのはトレード歴14年、13年負けなしのみつしろです!
目次
1 FXのpipsとは?
pipsの一般的な定義はこちらです。
ピップスとは?
ピップス(pips)とは、ドル円やユーロドルといった通貨ペアの価格の変動を定義するために使用される数値のことです。ピップスは、通貨ペアのスプレッド(売値と買値の差)の計算や売買によって生じた利益または損失を計算する際に用いられます。
引用:ピップスの定義|IG証券
pipは「percentage in point」の短縮系で、通貨の最小単位(ポイント)の1%の意味。2以上は複数形のpipsを使います。
例えばドル円、ユーロ円など、円が絡む「クロス円」の通貨ペアなら、1円が最小単位なので1pip=0.01円=1銭。
ユーロドル、ポンドドルのような、「ドルストレート」の通貨ペアは、1pip=0.0001ドルとなります。
例えば「$10.59」は「10ドル59セント」と読みますが、0.01ドル=1セントが最小単位で、さらにその1%なので1pip=0.0001ドルとなります。
チャートでは右から2つ目が1pipsとなります。
ドル円の例↓
ユーロドルの例↓
1-1なぜ通貨単位でなくpipsを使うの?
「今日は0.0005ドル取れました!」
「ユーロドルのスプレッド 0.00003ドル!!」
pips表記にすればこの通り。
「今日は5pips取れました!」
「ユーロドルのスプレッド 0.3pips!!」
というわけでpipsが使われる理由の一つは、円以外だと小数点以下のゼロが多すぎて大変だから、です。
どちらも同じ期間内で、
- 10万円の利益を出したAさん
- 100万円の利益を出したBさん
- Aさん…10万円を運用し100pipsで10万円の利益
- Bさん…1億円を運用し、1pipsで100万円の利益
1-2 利益は1pipあたりいくら?
1pipあたりの利益は取引通貨量(エントリー枚数)に比例します。
通貨ペアによっても違いますが、だいたいのイメージはこんな感じ。
表・1pipの利益
通貨数 | 利益 |
---|---|
1,000通貨 | 10円くらい |
1万通貨 | 100円くらい |
10万通貨 | 1000円くらい |
ドルストレートの通貨ペアについて正確に計算するには、
1pips (0.0001)×ドル円のレート
で円換算します。
例えば、1ドル108.58円なら、
1pips (0.0001)×108.58=0.010858円ですから、
1,000通貨…10.858円
1万通貨…108.58円
10万通貨…1085.8円
が1pipsあたりの利益となります。
小数点以下の計算が面倒な人はこちらのpips計算機が便利ですよ。
pips計算機
1-3 1日に取れるpipsはどのくらい?
1回のトレードあたり獲得できるpips数はこんな感じです。
トレードスタイル | 利幅の目安 |
---|---|
スキャルピング | 1pip未満〜数pips |
デイトレード | 数pips〜数十pips |
スイングトレード | 100pips〜500pips |
▼参考記事も読んでみてください!
スキャルピングが1分足や5分足を見て超短期間の細かい値動きをこそぎとって行くのに対して、スイングトレードは日足、週足などを見てポジションを長期間保有し、大きな利幅を取りに行きます。デイトレはその中間ぐらい。
スイングやデイトレードは1回勝った時の利益は大きいのですが、チャンスがこなければ全くエントリーできない日や、ポジションを持って利確のタイミングを待っているだけの日もあります。
それに対して、スキャルピングは1回あたりの利益は小さくても、1日に何十回でもエントリーのチャンスがやってきますから、トレードに使える時間が長ければたくさんpipsを積み重ねることが可能です。
2 pips計算入門
いよいよここからが本題、実際のトレードで必要になるpips計算のやり方を解説します!
2-1 損切り・利食いは何pips?
損切りや利食い前の幅はどのくらいにしてますか? という質問を結構よくいただきます。
もちろん資金管理をする前提ですが、何pipsと最初から決めてしまうと「ここは耐えた方がいい場面だな」とか「この安値を割らなければまた反転しそうだ」とか、状況に合わせられなくなるからです。
損失の許容額から耐えられる損切りの幅を計算するのもシンプルでやりやすいんですが、逆に損切りラインと最大損失許容額から資金量を調節した方がより根拠に基づいたトレードと言えます。
損切ラインの決め方についてはこの記事の損切りのところで詳しく解説していきますので、ぜひ読み進めてくださいね。
また、こちらの動画でも損切の考え方について詳しく解説しています。
2-2 エクセルで早見表を作ると超便利!
エクセルで作ったpips早見表の例はこちら。
単純に先ほどの割り算の式を入れてコピーしただけなのですが、最大損失額と損切り幅のpipsから1万通貨の最大ロット数がわかります。
自分の資金と取引通貨単位に合わせて作っておけば、パッと探せて便利です。
3 月間や1日のpips目標を立ててはいけない理由
理由を説明しましょう。
3-1 トレードに勝つには優位性が必要
トレードで勝ち続けるためには、手法とかももちろん大事ですが、それ以上に「優位性のあるときにだけトレードをすること」がめちゃくちゃ大事です。
ハッキリした根拠もないのに「なんとなく」でエントリーするべきではありません。
「今月の目標達成のためには、どうしてもあと500pips取らなきゃ!」と焦っていると、優位性のない局面で無駄にエントリーしても、相場は自分の都合の良いようには動いてくれませんよね。
これは恋愛と全く同じです。
例えば、食事デートに誘うLINEの送り方ベスト3みたいな成功率の高いテクニックがあったとしましょう。
でも、テクニックは相手の性格・気持ち・都合、それまでの関係性などいろんなタイミングが合って「今なら行ける!」ってときじゃないと使えません。
トレードも、「この相場環境で、シグナルも全部出ていて、ほぼ間違いない」という有利な状況で行ってこそ、手法が生きます。
というわけで優位性の高い場面を「待つ」のも大事なんですね。
3-2 オーバートレードとポジポジ病
ところが、待つべき場面でもトレードをやらないと気が済まない「オーバートレード」や、常にポジションを持っていたい「ポジポジ病」になってしまう人がいます。
発症すると、優位性のないエントリーの割合が増えてトータルでは負けに!
1日や1ヶ月の目標をpipsにすると、毎日エントリーするもののような気がしてオーバートレードやポジポジ病の原因になるわけです。
ポジポジ病を克服する方法の動画はこちら。
4 pipsについてのまとめ
では今回のまとめです。
pipsはFXで通貨ペアの価格変動の差を表す単位です。
通貨単位ではなくpipsを用いることにより、資金の多少に関わらずどのくらい買ったか・負けたかがわかります。
それでは次は、よく質問をいただく「損切りライン」について解説します。
自ら損失を確定させる「損切り」。なるべくならやりたくないし、損失は最小限にしたいですよね。
ですが、損切りラインを浅くしすぎるとせっかく方向性が合っているのに途中で振り落とされてしまうことになります。
かといって、必要以上に深く損切りするのももったいない。
一体どの辺が適切なのでしょうか?
ここでは、
- これだけ覚えよう!損切りラインの考え方
- 色々な手法の損切りの実例
- 自分で決めた損切りラインを守れるようにするには?
を詳しく解説していきます。
これであなたもきっと、損切りポイントが明確になってストレスも減るはずです! それでは、どうぞ。
5.損切りラインの決め方
損切りライン、どうやって決めていますか?
よくある失敗パターンと、正しい決め方を解説しましょう。
5-1.pips数で固定してはいけない
よくある失敗パターンその1は、「損切り幅をpips数で固定する」です。
例えば、毎回必ず10pipsで損切りする、のように。
これは確かに資金管理はしやすいのですが、チャートに合わせている訳ではないため、いつも適切なポイントで損切りができるとは限りません。
もちろん資金管理も大事なのですが、順番としては、損切り幅が決まってから持てるポジション量を逆算します。
詳しい計算方法などは、この後に解説していますので、最後までぜひ読んでくださいね。
5-2.衝動的に損切りしてもいけない
損切りの失敗パターンその2は、「衝動的に損切りしてしまう」です。
例えば、
- 自分が決めた損切りラインにはまだ到達していないけれど、我慢しきれなくなって損切る
- 自分が決めた損切りラインを超えているのに、「戻るだろう」と思って耐えてしまう
のように。
損切りが早すぎるのも遅すぎるのも、最初に自分が決めたことを実行できていないという意味で全く同じ問題なのです。
ボクのメールマガジンの読者さんからも、失敗談が届いています。
先週の私のトレードは、ローソーク足から、移動平均線、RSI、ダウ先物、香港、等、色々な指標から最適と思える所でエントリーしましたが、結局損切りが早過ぎてまた悔しい思いをしました。
うんのいいついてる相場師
もう1通。
音声を聞かせてもらい、僕は一応毎月+で
終わる事が出来ているのですが毎月何回か
大きく損失を出してしまい、利益を少なく
してしまいます。損切りは自分の中の手法で決めてはいるの
ですがたまにここではルールでは損切りだけど
これ以上は下がらないだろうと判断して大きく
負けるという事が多々ありました。エビ
まずは、正しい損切りラインの決め方から確認しておきましょう。
5-3.流れの分岐点で損切る
損切りラインの決め方の原則は、相場の大きな流れが切り替わるであろうポイント、節目に置く、ということです。
損切りラインがこれよりも浅いと、方向性は合っているのに振り落とされることになってしまいます。
では、相場の節目とはどんなポイントなのでしょうか? 色々なトレード手法の損切りラインを具体的に解説していきます。
6.色々な手法の損切りライン例
ここからは、代表的なトレード手法の損切りラインの例を見ていきましょう。
- 押し目買い・戻し売り
- ダウ理論によるトレンド転換
- 朝イチでエントリーする場合
6-1.押し目買い・戻し売り
トレンドフォローの超基本、「押し目買い・戻し売り」の損切りラインは、シンプルに直近の安値(売りの場合は高値)を切ってきたところにします。
押し目をつけた少し上あたりに逆指値でエントリーし、直前の安値を切るところでロスカット。
ぴったりだと誤差で振り落とされるので、好みで10〜20pipsの余裕を持たせると良いでしょう。
ダウ理論より、上昇トレンドの場合は安値が切り上がらなければ一旦上昇トレンドは終了と考えるからです。
トレードに100%勝てる手法はありません。勝率7割、8割でも、残りの2割、3割は負けています。
負けるところできちんとロスカットしてトレード回数を重ねていけばトータルで利益が残る、というわけ。
6-2.ダウ理論によるトレンド転換
続いて、こちらも基本の「トレンド転換手法」のロスカットラインです。
例えばアップトレンドが続いた後の天井付近でヘッドアンドショルダーのチャートパターンが出たらダウントレンドに転換のサインですね。
この場合は、両肩を確認した後で落ちようとするタイミングでエントリーします。
ロスカットラインは右肩の高値を超えてきたところ。ここを超えてきたら下の流れは明らかに否定されます。
やはり10〜20pips程度の余裕を持たせますが、もう1つ上の「頭」の高値に到達する前に逃げましょう。
「上かな? いや、下かな?」とみんながまだ迷っている段階でいち早く入れるからこそ、勝ったときに大きな利幅を出せるのがこの手法の優位性です。
もちろんまだ逆に行く可能性もあるので、流れが切り替わるタイミングでの損切りは必須なんですね。
しかし、エントリーのタイミングはボリンジャーバンドやローソク足のパターンを見るとより精度を上げることができるので、勝率は7割以上。
詳しいやり方は無料の解説動画をご覧ください。このページの最後からボクのメールマガジンにご登録いただくとプレゼントしています!
6-3.朝イチでエントリーする場合
最後は、朝一番にエントリーする場合の損切りラインの決め方です。
例えば「FXチャート分析の超基本。ローソク足と移動平均線だけで勝てる!」でご紹介している、短期・中期・長期の移動平均線の方向が揃ったときにエントリーする手法(パーフェクトオーダー)。
これは、その日の最初のローソク足を見てエントリーするというやり方なのですが、損切りラインは日足の始値に設定します。
こちらもぴったりではなく10〜20pips程度の幅を持たせましょう。
7.なぜ損切りラインで損切りできないのか?
損切りラインの設定方法が分かったところで、むしろここからが本題なのですが、「なぜ自分で決めた損切りラインを守れないのか?」そして「どうしたら損切りの基準を守れるのか?」を解説していきます。
7-1.勝率9割でも1割の負けで全て失う
FXは、たとえ勝率が9割でも、残りの1割の負けで全てを吹っ飛ばしてしまうことが普通にあります。
「コツコツドカン」というやつですね。
イメージ的には、ちょこちょこ損切りして負を清算しておけば平気なものを、「1回も負けたくない!」と思って損切りできないでいると相場は一気に取り返しに来るんです。
そして、損切りができなくなってしまう原因は「間違った成功体験」にありました。
7-2.間違った成功体験
前述の通り、損切りラインを超えても戻してきて結果的にうまく行くことはあります。
しかし、そうやってルールを無視したトレードをして、たとえ勝てたとしても、自分の中の「良い雛形」にはなりません。
つまり変なクセがついてしまうんです。
「損切りラインを超えても、耐えていたらそのうち戻るんだ」
と学習して、いつの間にかルールを無視するようになるんですね。
このように「間違った成功体験」によって損切りラインがなあなあになり、どこかで今まで得たもの以上を失うことになります。
7-3.損切りは「仕方ない」
逆に、ルールを守ってトレードできているなら、多少負けたって良いんです。
ちゃんとシグナルを確認してエントリーし、逆行したけれど損切りラインまでは耐えて、決めた通りにロスカットができたならそれはOK。
結果的にダマシだったとしても、途中のプロセスの方が大事なんです。
トレードは、ダマシはあるものです。ショック相場のようにテクニカルが一切通用しなくなることもあります。
大事なのは、損切りになったときに簡単に自分のやり方を変えないことです。
「ダマシで損切りになっちゃったから、このパターンはもうやめておこう」
と、負けによって自分の行動をコロコロ変えていると、一貫性がなくなって優位性のあるトレードはできなくなります。
8.おすすめの損切り練習方法
8-1.逆張りからのトレンドフォローを反復練習する
逆張りからのトレンドフォローは、アップトレンドからダウントレンドに転換する初動を捉えるトレンドフォロー手法です。
エントリーの段階ではまだ流れが確定していなくて逆張りっぽく見えるため、この名前がついています。
- 損切りラインが明確で、浅く済む
- エントリーのシグナルが分かりやすいので初心者でも使える
- デイトレードでもスイングでも使える
- 勝率7割以上! 利幅も大きく伸ばせる
- インジケーターはボリンジャーバンドのみでOK
実際にやってみた人からたくさん感想も届いていますので、一部をご紹介しましょう。
8-2.実践した人の声
損切りラインと値幅が分かりやすい!
たった3つの指標で勝てる超高勝率トレンド転換手法
の動画見ました。初心者の自分でもエントリーポイントやエントリーの根拠、条件が凄く解りやすかったです。
特に個人としては損切りラインや値幅(10~20pips等)これが本当に参考になりました。他の「いろいろなYOUTUBE動画みてもなかなか具体的な損切値幅数値まで
紹介している方は少なく大体「この少し上に損切ポイントを置きます」とか言うのですが
初心者としてはその少し上というのが良く解らず全体的な流れの見方は合っているのにコンマ数pips
引っ掛けて損切してしまうことが良くありました。初心者は元手が何とか維持できている方も多いのではと思うのですが
このトレードの手法は損切が近いのも助かります。ありがとうございました!
最近、負け癖がついてしまいトレードを避けていましたがこの手法を参考に少しずつ上達していけたらと思います。サボり提督
目から鱗の連続でした!
みつしろさん、素敵な動画を有り難うございました。
ブレイクアウトの戻しを待ってからのエントリー、ボリンジャーバンドを使っての逆張りからのエントリーや、利確、損切りラインの設定方法等、本当に目から鱗の連続でした!しかし、最も感銘を受けたのはマインドセットの話でした。トレードはライフスタイルや感情の変化にとても左右されますね。
私も以前は仕事でクタクタになった状態で短期売買を繰り返し、無駄な損切りに沢山あってたように思います。イライラしてたり、悩み事を抱えた状態では良いトレードは出来ない。エネルギーやIQをいかに高く保つか、日々考えて生活していきたいと強く感じましたね!!貴重な動画を本当に有り難うございました。
やすのり
指値・逆指値を置いておきたい人に
はじめまして!
逆張りからのトレンドフォローのパターンですが、
過去検証で何度も出てくる形でしたが、エントリータイミングや利確のタイミングがわからずどのように活かせばよいのか…と思っていました。
今回の動画では、具体例とともにとても分かりやすく解説されていて、感動しました。
利確、損切りラインも明確で、指値、逆指値をおいておきたい私にはぴったりでした。
検証、練習を重ね身につけたいと思います。m
逆行しても損切り幅を小さくできる
みつしろさんに教えて頂きました「トレンド転換手法」をForex Tester3でさっそく検証してみました。
負けることもあるのですが、何よりボジションを持ってすぐに逆行するということが少なく、
かなり優位性のある手法であることが確認できました。今まで私がやっていた方法(レンジブレーク狙いなど)だと、ポジションを持ったとたんに相場が
逆行することが多く、ほんとに何で? と思うことが多くて、いつもへこんでおりましたが、
この手法だとが逆行することが少ないですし、もし逆行しても直上の損切りラインで損切ればよいので、
損切り幅も小さくできるのが良いと思います。実際の相場でも(ポンドドル)でも試してみましたが、現時点では1勝一敗といったところです。
さらに色々な場面で検証を重ねて、この手法を自分のものにできるように精進していきたいと考えております。yone
9.損切ラインについてのまとめ
損切りラインについてのまとめです。
- 損切りラインは、「ここを抜けて来たら明らかにエントリーする方向とは流れが変わる」という節目のポイントに設定すること
- 毎回何pipsと決めたり、衝動で損切りしたりするのは長期的にはうまく行かない
- 一貫性のない損切りは、どこかで全て吹っ飛ばすフラグ!
- 自分で決めた損切りラインを守れないのは、「結果的に戻してうまくいった」という間違った成功体験のせい
- 正しいトレードの型を反復練習し、「損切りになってもトータルで勝てた」という良い成功体験を積み重ねよう
それでは、ここからはFXの利食いの考え方やタイミングのコツをお伝えします!
こちらでは、以下のようなことをを伝えします。
- 利食いが難しいと言われる理由
- トレードスタイルごとの利益確定のコツ
- トレンド相場の利益確定タイミング3つのルール
- リスクリワードの考え方
- 利食いのルールを守るには?
お読みいただだければ、利食いのポイントが明確になってストレスが減り、もっと収益を伸ばしていただけると思います。
それでは、どうぞ!
10.FXの利食い、なぜ難しい?
利食いのやり方はトレーダーによっても、トレードスタイルや相場の状況次第でも変わります。
直近のサポート・レジスタンスやフィボナッチなどのテクニカル指標を使うという人もいれば、pips数を決めている人や、中には「特に決めていない」という人もいて十人十色。
トレンドの強弱や相場のボラティリティによってどこまで引っ張るかが変わってきますし、リスクをとってでも利幅を最大限に伸ばしたいか、確実にプラスを重ねて行きたいかという好みの問題もあります。
そもそも利食いで困ること自体が贅沢な悩みです。
利益確定で悩むということは少なくとも含み益を出せているわけで、それ以前にエントリーポイントや損切りで悩んでいる人の方が圧倒的に多いのです。
ある程度収益を出せていて「もっと伸ばしたい」と悩むようになったということは、実力が付いてきたと考えて良いでしょう。
逆に、利食いで悩むことがあまりない人は、まずはエントリーと損切りを徹底的に練習した方が良いです。
エントリーのコツはこちら↓↓
11.トレードスタイルごとの利食いのコツ
続いては、トレードスタイルごとに特徴的な利食いのやり方やコツをお伝えしていきましょう。
11-1 スイングトレードの利食い
日をまたいで数日〜1週間ほどかけて1回のトレードを行うスイングトレードの場合は、エントリー回数が少ないため、1回あたりの勝ちが大きくないと成り立ちません。
そのため、1回の利食いでいかに利を伸ばせるかが重要になります。
実際に取りに行く利幅の目安は100pips〜500pipsくらいです。
例えば1万通貨で1ロットだったら、1万円〜5万円の利益ですね。
11-2 デイトレードの利食い
1日のうちにトレードを終えるデイトレードの場合は、スイングほど伸ばさなくてもトレード回数でプラスを積み上げて行くことが可能です。
1回のトレードの利幅は数pips〜数十pipsが目安になります。
11-3 スキャルピングの利食い
スキャルピングはもっとも薄利多売で、数pipsの含み益が出たら利益確定してしまいます。
その代わり1日に何十回もトレードチャンスがあるので小さく利益を積み重ねて行くことができます。
動画でも解説しています↓↓
12.FXの利食いのタイミング3つのルール
ここからは、基本となるトレンド相場での利食いのタイミングについて、3つのルールをご紹介します。
もちろん、このルールが絶対ではないのでアレンジしていただいて構いませんが、初心者のかたはまずはそのまま試してもらうといいかと思います。
12-1 エネルギー集中ポイントを狙う
一見、無秩序に見えるチャートにも、よく見ると「安値」「高値」が集中している箇所が見つかります。
このようにエネルギーが集中しているところは相場参加者が意識しているところですので、価格が止められやすいポイントとなります。要はサポレジですね。
よって、エネルギーが集中するポイントの手前で利食って逃げておいた方が良いのです。
エネルギー集中ポイントを突き抜けるまでホールドすると、10回中7回は利を伸ばせずに終わりますが、残りの3回でその負けを大きく上回るほどの利益が出せます。
トレンドフォローの極意は「利食わない」こと。含み益を利食わずに我慢するから大きなトレンドが取れるのです。
しかし、取れるときはものすごく取れるけれど、含み益の吐き出しも多くなり、精神的には楽ではありません。
それに対して最初のエネルギー集中ポイントの手前で利食っしまうのは確実なやり方ですが、更にもっと安全策を取ることも可能です。
12-2.おすすめの安全策
もっと安全策を狙うのなら、エントリーポイントから上記のエネルギー集中ポイントの値幅の半分あたりの地点で利食ってしまいます。
この方法は非常に取りこぼしがなく、ボクも良くやっていておすすめです。
エネルギー集中ポイントまで引っ張るか半分にするかの判断は相場状況と好みによりますので、色々試してみてください。
ポジションを多めに持てる場合は、一部を半分の地点で利確して、残りをホールドしておくという手段もあります。
12-3.ボリンジャーバンドを使う
トレンドが鋭角的で押し目・戻しでエントリーしていない場合は、ボリンジャーバンドの±2σにタッチするところまで持ちます。
もちろん押し目買い・戻し売りの時にも使えますが、不思議なことにだいたいエネルギー集中ポイントと重なります。
参考↓↓
13.利益確定が上達するコツ
ここで、覚えておきたい利食いのコツをご紹介しましょう。
- 利益確定ポイントはエントリーした時間足で決める
- リスクリワードを1:2以上にする
- ルールを守る練習をする
それぞれ解説していきます!
13-1.エントリーした時間足で決める
利食いも損切りも、エントリーポイントを決めた時間足で決めましょう。
時間軸ごとに入ってくる売り買いの性質が異なるのと、主観を入りにくくする意味もあります。
13-2.リスクリワードは最低1:2以上に
これも重要なのですが、損切り1に対して利食い2、つまりリスクリワード(損益比率)1:2が最低ラインです。できれば1:3くらいにしたい。
でないと、勝った時にロスカットした分の損失を回収できないからです。
勝つ時に小さくコツコツ勝って、負ける時にドカンと大きく負けていたら、たとえ勝率9割でもトータルマイナスになることがあります。
勝つ時の利幅を伸ばしにくいスキャルピングやデイトレードでは特にシビアに見ないといけません。
ツールを選択後、チャート上のエントリーを想定している水準でクリックし、表示されたターゲット水準と逆指値水準を調整します。
画面中段の「リスク/リワード比:」のところで損益比率を確認することができます。
13-3.ルールを守る練習をする
最後にまたまた重要なのが「ルールを守る練習」です。
利食いに限ったことではありませんが、せっかくルールを決めても守れなければ意味がありません。
例えば、こんな失敗パターンの経験はありませんか?
- ちょっと逆行したら含み益を失うのが嫌で早めに利益確定したら、その後伸びていた
- 必要以上に粘っていたら反転し、エントリーの価格で決済することになった、または損切りすることになった
単純に考えて、ルールを決めてそのルールを100%守れるなら何も苦労しませんよね。
みんなダイエットに成功しているし、貯金もできるし、トレードだってまるで自動売買システムのように正確に取引ができるはずです。
ですが実際には、欲望や心の弱さのせいで自分で「こうするぞ」と決めたルールを守れず、おかしな行動を取って失敗してしまいます。
例えば、朝は何時に起きてトレードの勉強をするとか、コンビニでお菓子の買い食いをしないとか、「本当はやった方がいいとわかっているけど、できていないこと」があると思います。
そういった、自分で「やる」「やらない」と決めたことをちゃんと守る経験を繰り返すことで「自分は、自分のルールをちゃんと守れる人間なんだ」というセルフイメージを積み上げて行くことができるのです。
そのすごい例が、ミュージシャンのGACKT(ガクト)です。
派手な暮らしぶりや、俺様な態度のイメージが強いガクトですが、実はめちゃくちゃストイックな生活を送っているようです。
毎日2時間筋トレしたり、好きな米やラーメンを何年も我慢したり、コンサートはお客さんを楽しませるためにめちゃくちゃ研究しているとのこと。
実際、知り合いの経営者のかたがガクトのコンサートにたまたま行ったら、全くファンじゃなくて初見だったにも関わらずめちゃくちゃ面白かったと言っていました。
ちょっと訝しげな顔をされているので、ボクのコミュニティで実際に日常生活を変えている、うえすぎさんからのメールをご紹介しましょう。
過去検証をして、その手法の期待値がプラスになることが分かれば、余計なこと(ルール破り)をしなくなると思っていました。
プロスペクト理論を理解すれば、チキン利食いもロスカット位置の変更もしなくなると思っていました。
毎日毎日エントリーとイグジットを繰り返していれば、感情の起伏も無くなっていくと思っていました。違うんですね。
いずれも、そうなるように努力しないといけないんですね。
最近、それが身に染みてわかるようになってきました。「信号を守るくらいでトレードが上達するのか?」
などと思わず、まずは一つ一つ日常生活から「丁寧」を心がける「努力」そすることから始めたいと思います。うえすぎさんより
実は手法よりも大事なメンタルトレーニングのやり方は、ボクの無料メールマガジンの中でもお伝えしています。合わせてお読みください!
動画でもお話ししています↓↓
14.利食いについてのまとめ
では利食いについてのまとめです。
一言で言うと、利食いは自由! ある程度のところで確実にリグっても良いし、リスクをとってトレンドを全部取りに行くのもあり。
ただし、全部取ろうとすると含み益の吐き出しも多くなり精神的にきついので、ボクのおすすめはエネルギー集中ポイント(サポレジ)の手前かその半分あたりでの利益確定、またはボリンジャーバンドを使う方法です。
特にやり方が決まっていない人はひとまずそのまま真似してから、あなたに合ったやり方に調節してみてください。
それでは最後にFXの「ロット」の基本をイチから解説します!
- ロット数とは? 1枚っていくら?
- レバレッジは関係ないという話
- ロスカットポイントから枚数を計算する方法
- 初心者は最小ロットで始めるべき理由
- ロットを上げるタイミングはいつがいい?
- ロットで失敗した体験談
などを解説します!
15.ロット(lot)って何?
15-1.ロット数とは? 1枚はいくら?
ロット(lot)の英語の意味は、商品の一山、一束など、最小単位のまとまりを指します。
FXでは通貨の取引単位の意味で、1ロットがいくらかはFX業者によって異なります。
国内では1万通貨を1ロットとするところが多いですが、1000通貨を1ロットすることもあります。
なお海外FXでは「1ロット=10万通貨」が一般的です。
ちなみに1枚も1ロットと同じ意味です。
「ショートを5ロット入れた」
「買いポジションを0.5枚持っている」
のように使います。
15-2.ロットあたりに必要な証拠金
例)1ドル100円、1ロット(1万通通貨)、レバレッジ25倍の場合
100円×1万÷25=4万円
15-3.ドル/円が100pips(1円)動いたらいくら儲かる?
FXの損益は、
pips数 × 為替レート × 通貨量
で求められます。
例)1ドル100円、1ロット(1万通貨)で50pips取れた
0.005(50pips)×100円×1万=5000円
ロットを増やすと損益もそのまま大きくなります。
例)1ドル100円、10ロット(10万通貨)で50pips取れた
0.005(50pips)×100円×10万=5万円
15-4.レバレッジは関係ないという話
例えば1ドル100円で1ロット(1万通貨)のポジションを持つときに必要な証拠金は、
- レバレッジなし…100万円
- レバレッジ10倍…10万円
- レバレッジ25倍…4万円
と、レバレッジが大きくなるほど少なくて済みます。
しかし、前の項目で見てきた通り、レートが50pips動いた時の損益はいずれも5000円です。
自分の資金量に対する損失の許容範囲に収まるよう、適切なロット数を守れていればハイレバレッジの取引も怖くありません。
ここからは、初心者が資金量を極限まで小さくした方がいい理由やリスクを加味した適切なロットの計算方法を見ていきましょう。
16.FX初心者は最小ロットで!
ボクは、FX初心者には資金量に関わらず、最小のロットで極限まで負荷を減らした状態でトレードをすることをおすすめしています。
その理由は、以下です!
16-1.急にロットを増やした失敗談
メールマガジンの読者さんから、ロットを増やした失敗談が寄せられています。
私は、2年前から株式投資のスイングトレードを始めました。当初は好調だったのですが、
徐々に不調が続きトレードを中断。再開直後は好調なものの、次第に不調となり中断。
より確実なトレードをしようと、トレンドが明確になるまで待つと予想がハズレる、ブレイク
を狙うと騙しにやれる、という状況で、またまた、トレードを中断しておりました。
そんな中、年末年始の休暇中、初めてユーチューブで拝見し、以来、毎日動画で勉強させて
いただいています。”FX2.0”を拝見し、「利益ばかりを追い、ロスカットポイントも不明確、ロット数も適当など、
自身のエネルギー効率が悪かった、確実性を狙い市場のエネルギーもないところでエントリー
していた」と気付きました。”高勝率で勝てる3つのチャートパターン”では、まさに、私がやられる騙しのパターンで、
モグラ叩きのモグラだった、と思いました。根拠も曖昧なうえ、ロット数を大きくしすぎ、
耐えられませんでした。それで、段々と怖くなり、トレードを中断していました。(中略)
”【みつしろ流】たった3つの指標で勝てる超高勝率トレンド転換手法 part1~3”では、すぐ実践
したくなりました。MonotaRO(3064)が該当すると考え1月6日(月)にエントリーしました。
証は、ボリバン、ヘッドアンドショルダー、レジスタンスが(3000円の節目、20日平均線)と
考えました。米国イランの件で想定以上に始値が下り、現時点でも含み損を抱えておりますが、
戦略、ロスカットポイント、痛みを我慢できるロット数に抑えることなど、これまでに学習した
ことを踏まえたため、フラットな気持ちで自身のエネルギーを維持できています。さへいさんより
FX2.0精読させて頂きました。
私はFXを4月から勉強し始めて、7月からデモトレードをしています。
デモトレードをしながら、必ずトレード記録を取り、エントリーの根拠、損切りや利確のタイミング、ナンピン理由などを記録しつつ、復習して分析しておりました。
500万円から始め、8月末には670万円まで順調に増やすことができましたが、9月に入って損切りできずに、ナンピンをしまくった結果、利益の全てを失って、なんとか取り戻そうとロットを大きくして、チャートの動きに飛び乗るトレードで往復ビンタをくらい、290万円まで減らしてしまいました。(自暴自棄になっていたと思います)7月に始めて8月の中旬ごろまでは、実は無敗だったのです。
しかし、いつもはナンピンしても建値に回復して負けていなかっただけでした。
なので、反対方向に大きくトレンドが出たトレードで、すべてを賭けてナンピンし、そして負けた結果、感情を乱されて、ギャンブルトレードをしてしまいました。冷静になって考えれば、このように理由は明確なのですが、どうしてもトレード中は自分の感情が暴れるのを抑えることができません。みつしろさんの言う、「一発逆転型」だと思います。早くトレードで成功したいと焦っているからかもしれません。
できるだけ自分を俯瞰して眺めるようにと、頭では理解しているのですが、感情は恐ろしいです。みつしろさんが言うように、トレードは自分の状態を写す鏡だと、心底納得しております。KaMiさんより
いつも利益は小額なのに、損はもう下がってくるはずとナンピンして損切りができなくてロスカットされてしまう繰り返し。まさにコツコツドカンです。
やり方を変えようと思ってやり始めても、毎回同じようになってしまう。
また損を早く取り返したいと思い、大きなロットで賭けてしまいマイナスが大きくなってしまう。
これは、自分の性格が大きく関係してるのですね、そうだったんだと思える所が何か所もありました。
普段の生活から自分を変えて行きたいと思います。コロンさんより
電子書籍を読ませていただいたのですが、お恥ずかしいのですが、「FXで負ける人の4つのパターン」のすべてにあてはまりました。
その中でも、エントリーして負けが続くと熱くなってしまって余計なエントリーをしてさらに負けたり、
3か月連続勝てたので、ロットを大きくしてこのままやればと天狗になってしまって次月から負けまくったり、
電子書籍を読むと自分のことを言っているように思えました。
まだ始めて5か月ほどですが、少しずついろいろ悪いと思ったことを自分なりに反省するようにし、少しづつですが、無駄なトレードは少なくなってきたと思います。トシッピーさんより
トレードをやっている人なら誰しも一度は資金を吹っ飛ばした経験があるものですが、その時に「ロットを大きくしていた」人は多いはず。
しかも、調子に乗ってテンションが上がった時や、逆に負けて焦りが出たときなど、感情が動いた時にやらかしがちなのです。
16-2.ロット数を小さくするメリット
トレードは勉強して知識を仕入れたからすぐできる、というものではありません。
スポーツと一緒で、基礎練習や実戦での経験がないと勝ち続けるのは大変です。
なので、最初はロットを一番小さくして基本的なトレードスキルが身について、安定してプラスを出せるようになってからにしましょう。
リアルマネーでの緊張感のあるトレードからは、圧倒的な経験値が得られます。
16-3.少額でトレードできるFX業者
少額でのトレードが可能なFX業者は、こちらの記事にまとめてありますので、ご参考にしてください。
17.ロット数の計算方法
ここからがいよいよ本題です! エントリーとロスカットのポイントからロット数を計算する方法を解説しましょう。
17-1.ロスカットポイントから決める!
「ロット数はこのくらいにして、どこでエントリーしようかな」
と、ロット数を先に決めてはいけません!
エントリーと損切りの位置が決まり、損切り幅が何pipsかわかってから、損失が許容範囲に収まるようにポジション量を調節します。
ということは、ロスカットポイントが決まっていないと何枚まで持てるか分からないのでエントリーができない、ということになりますね。
17-2.損切り幅から最大ロット数を計算
安全を考えるなら、1回のトレードで許容できる損失額は、総資金の2%までに抑えましょう。
たとえば、総資金が100万円なら、ロスカットした時の損失が2万円以内に収まるようにします。
例)ドル/円のトレードでエントリーからロスカットまでが20pips、為替レートが1ドル100円、最大損失2万円
pips数にはスプレッドとスリッページも計算に入れましょう。
損益の計算式はこうでしたね。
pips数 × 為替レート × 通貨量
ということは通貨量を求めるには、
0.002(20pips) × 100円 × (通貨量) ≦ 2万円
の不等式を解きます。
(通貨量) ≦ 2万円 ÷ 0.2≦ 10万
よって、最大で10万通貨まで持てることになります。1万通貨単位で10ロット以下なら大丈夫!
最大ロット数 = 再大損失額 ÷ 損失幅(pips)
損失幅が小さくなれば持てる枚数は多く、損失幅が大きくなれば枚数は少なくなります。
18.ロットを上げるタイミングはいつ?
ここまでは、まずは最小ロットでトレードを始めることの重要性について話をしてきました。
次からは、トレードにも慣れてきて自分のトレードスタイルが少しずつ固まってきた方たちに向けてとても重要な話をしていきます。
ずばり、ロットを上げるタイミングについてです!
このタイミングがなかなか難しくて、ロットを上げすぎてしまい資金を飛ばしてしまう人も大勢いるので、是非気合いを入れ直して読み進めていってくださいね!
やってはいけないパターンから見ていきましょう。
18-1.上げてはいけないNGパターン
たとえば、10万通過で20pips、2万円取れたとしましょう。
ここで、こんなことを考えたくなりませんか?
「もし、20万通過でやってたら4万円取れてたのに、もったいなかったなぁ」
「もったいなかったな」と思ってロットを倍にすると、だいたい負けて倍返しをくらいます。
一気にロットを上げた瞬間に4万円を損して、今までの利益を吹っ飛ばしてしまうんですね。
というわけで、
稼ぎたい欲望で感情的になったときが、ロットを上げる最悪のタイミングなのです。
18-2.上げてもいいのはこんなとき
- 自信がついて、「もう上げても大丈夫だな」と自然に思えたとき
- 当初の資金を3倍に増やせたタイミング
1つ目は、1回2回勝てたぐらいの話ではありません。
自分の得意なパターンが分かってプラスが積み上がったとき、
エントリー・利食い・損切りを落ち着いてできるようになったとき、
自分のトレードルールを守り続けられたとき、
自分を信頼できるようになってセルフイメージが上がっているはずです。
一時のテンションではなく、内側からじわじわ湧いてくる自信が持てたら、ロット数を上げてみても良いでしょう。
負荷が大きくなると緊張やドキドキが出てくることがあるので、その時はまた少し下げて微調整しながら、自分にとってベストなロット数を割り出しましょう。
または、単純に勝てていて資金を増やせたとき、でも構いません。
いつも動画で勉強させてもらっています。
トレード日誌の書き方やトレードの向き合い方を中心に動画を見ております。参考になる図書もペラペラと日々めくりながらトレードの練習をしております。2週間前、1000通貨で1000PIPsとれてから少しトレードが変わり、結果を書きますと、1000通貨から10000通貨にあげることができました。
3週間、トレード日誌を書きながら相場に向き合った結果だと思います。
そこで気づいたのは、相場の中での行動や選択に対する自己への信頼感が高まったから通貨数を上げることができたのではないか、ということです。自信と言うと、もっぱら自分はすごい、自分は他者から優れているという傲慢に似た感覚とリンクさせてしまいがちです。
傲慢になれば結果が伴うわけではないのに、イメージの自信を相場で必要な自信と勘違いしてしまいがちなのかもしれません。
実際トレード日誌をつけ、相場と向き合った結果得られたのは、「相場の中での行動や選択に対する自己信頼」でした。この感覚が高くなった結果、1000から10000にあげられました。(なんであげられたのかなと考えた結論とも言えます)
日常から自分を裏切っていては、結果が出ない、だから日常から自分に気をつける必要もあるのでしょう。相場と自分との関係性とは、自分と自分の信頼感につながっているのでしょうか。
複数の自分の統合が勝てるようになる段階で必要なのかもしれません。そのように少し考えてみました。また動画楽しみにしております。これからも相場と向き合う教科書にさせてもらいます。いつもありがとうございます。
18-3.ロットを上げられないときの対処法
中には、実績としてはもう絶対に大丈夫のはずなのに、怖くてロットを上げられない慎重派の人もいると思います。
映画や漫画の主人公って、やたら強すぎると思いませんか?普通の雑魚キャラは一撃でやられるのに、主人公はなかなか死にませんよね。
まあ、死んだら話が終わっちゃうからなんですが、「主人公補正」がかかって、絶妙なタイミングで才能が開花したり、助けてくれる人が現れたりするわけです。
では、なぜ主人公は強いのか?
それは、自分のためだけでなく仲間や国や世界の人を守るために戦ってるからです。
じゃなかったら、わざわざ危ない冒険になんか出かけません。
そのやり方は、周りの人がみんな喜んでハッピーになっているところを思い浮かべてイメージトレーニングすること。
自分がトレードで稼ぐことで、周りの人にこんなことがしてあげられる、あんなこともできる…とニヤニヤしちゃう感じですね。
ボクも自分のためだけだったら、別に年収1000万もあれば全然足りるんですけど、仲間が喜ぶものを買いたい、未来の人に文化を残すために大学を作りたい、って「人のため」を考えたら10億でも20億でも稼がないといけないわけですよ。
自分がトレードで稼ぐ力を与えられているのは、コレのためだったんだ、こういうストーリーを生きているんだ、と思えると、一人では出せなかったパワーが出せるようになります。
動画でもお話ししています↓↓
19.ロットについてのまとめ
では、ロットについてのまとめです。
- 安易にロットを上げると資金を吹っ飛ばす!
- ロット数は損切り幅と損失の許容量から逆算するべし!
- 「もっと稼げたのに、もったいない」と思ったときにロットを上げてはいけない
- 自然な自信がついたとき、または資金が3倍に増えたときはロットを上げてOK
- ロットを上げるのにメンタルブロックがある人は、イメージトレーニングが効きます!
FXで勝ち続ける次世代トレーディングの極意を知りたくありませんか?【豪華プレゼント付き】
今回は、pipsについての考え方や計算方法、損切ラインの決め方入門、
そして分かりやすい利食いポイント、更には上達してきたころに罠に陥りやすいロット数を増やすタイミングまで、
初心者の方には必見の内容を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
メルマガでは、ブログでは書けないような更に深い内容を、様々な事例を取り上げながらご紹介しています!
知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
FXで勝ち続けるためのメンタルと手法を学べる、電子書籍と講義(期間限定のプレゼント)でお伝えしています。
ボクのが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
仲間づくりのために、メルマガでは質問なども受け付けていますので、ボクに直接ホットラインで質問できるようになります!
メルマガやここの記事で取り上げて、解説できることもあるかもしれませんので、ぜひ質問や感想も送ってくださいね!
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P.S.FXについてどこからはじめて良いかわからない方はこちらの記事から読んでみてください!
P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。