どうも!FXトレーダーのみつしろ です。今回はFXの「ロット」の基本をイチから解説します!
- ロット数とは? 1枚っていくら?
- レバレッジは関係ないという話
- ロスカットポイントから枚数を計算する方法
- 初心者は最小ロットで始めるべき理由
- ロットを上げるタイミングはいつがいい?
- ロットで失敗した体験談
など、トレード歴10年、9年負けなしのみつしろ が解説します!

1 ロット(lot)って何?
1-1 ロット数とは? 1枚はいくら?
ロット(lot)の英語の意味は、商品の一山、一束など、最小単位のまとまりを指します。
FXでは通貨の取引単位の意味で、1ロットがいくらかはFX業者によって異なります。
国内では1万通貨を1ロットとするところが多いですが、1000通貨を1ロットすることもあります。
なお海外FXでは「1ロット=10万通貨」が一般的です。
ちなみに1枚も1ロットと同じ意味です。
「ショートを5ロット入れた」
「買いポジションを0.5枚持っている」
のように使います。

1-2 ロットあたりに必要な証拠金
例)1ドル100円、1ロット(1万通通貨)、レバレッジ25倍の場合
100円×1万÷25=4万円

1-3 ドル/円が100pips(1円)動いたらいくら儲かる?
FXの損益は、
pips数 × 為替レート × 通貨量
で求められます。
例)1ドル100円、1ロット(1万通貨)で50pips取れた
0.005(50pips)×100円×1万=5000円
ロットを増やすと損益もそのまま大きくなります。
例)1ドル100円、10ロット(10万通貨)で50pips取れた
0.005(50pips)×100円×10万=5万円
1-4 レバレッジは関係ないという話
例えば1ドル100円で1ロット(1万通貨)のポジションを持つときに必要な証拠金は、
- レバレッジなし…100万円
- レバレッジ10倍…10万円
- レバレッジ25倍…4万円
と、レバレッジが大きくなるほど少なくて済みます。
しかし、前の項目で見てきた通り、レートが50pips動いた時の損益はいずれも5000円です。

自分の資金量に対する損失の許容範囲に収まるよう、適切なロット数を守れていればハイレバレッジの取引も怖くありません。
ここからは、初心者が資金量を極限まで小さくした方がいい理由やリスクを加味した適切なロットの計算方法を見ていきましょう。
2 FX初心者は最小ロットで!
ボクは、FX初心者には資金量に関わらず、最小のロットで極限まで負荷を減らした状態でトレードをすることをおすすめしています。
その理由は、以下です!
2-1 急にロットを増やした失敗談
メールマガジンの読者さんから、ロットを増やした失敗談が寄せられています。
私は、2年前から株式投資のスイングトレードを始めました。当初は好調だったのですが、
徐々に不調が続きトレードを中断。再開直後は好調なものの、次第に不調となり中断。
より確実なトレードをしようと、トレンドが明確になるまで待つと予想がハズレる、ブレイク
を狙うと騙しにやれる、という状況で、またまた、トレードを中断しておりました。
そんな中、年末年始の休暇中、初めてユーチューブで拝見し、以来、毎日動画で勉強させて
いただいています。”FX2.0”を拝見し、「利益ばかりを追い、ロスカットポイントも不明確、ロット数も適当など、
自身のエネルギー効率が悪かった、確実性を狙い市場のエネルギーもないところでエントリー
していた」と気付きました。”高勝率で勝てる3つのチャートパターン”では、まさに、私がやられる騙しのパターンで、
モグラ叩きのモグラだった、と思いました。根拠も曖昧なうえ、ロット数を大きくしすぎ、
耐えられませんでした。それで、段々と怖くなり、トレードを中断していました。(中略)
”【みつしろ流】たった3つの指標で勝てる超高勝率トレンド転換手法 part1~3”では、すぐ実践
したくなりました。MonotaRO(3064)が該当すると考え1月6日(月)にエントリーしました。
証は、ボリバン、ヘッドアンドショルダー、レジスタンスが(3000円の節目、20日平均線)と
考えました。米国イランの件で想定以上に始値が下り、現時点でも含み損を抱えておりますが、
戦略、ロスカットポイント、痛みを我慢できるロット数に抑えることなど、これまでに学習した
ことを踏まえたため、フラットな気持ちで自身のエネルギーを維持できています。さへいさんより
FX2.0精読させて頂きました。
私はFXを4月から勉強し始めて、7月からデモトレードをしています。
デモトレードをしながら、必ずトレード記録を取り、エントリーの根拠、損切りや利確のタイミング、ナンピン理由などを記録しつつ、復習して分析しておりました。
500万円から始め、8月末には670万円まで順調に増やすことができましたが、9月に入って損切りできずに、ナンピンをしまくった結果、利益の全てを失って、なんとか取り戻そうとロットを大きくして、チャートの動きに飛び乗るトレードで往復ビンタをくらい、290万円まで減らしてしまいました。(自暴自棄になっていたと思います)7月に始めて8月の中旬ごろまでは、実は無敗だったのです。
しかし、いつもはナンピンしても建値に回復して負けていなかっただけでした。
なので、反対方向に大きくトレンドが出たトレードで、すべてを賭けてナンピンし、そして負けた結果、感情を乱されて、ギャンブルトレードをしてしまいました。冷静になって考えれば、このように理由は明確なのですが、どうしてもトレード中は自分の感情が暴れるのを抑えることができません。みつしろさんの言う、「一発逆転型」だと思います。早くトレードで成功したいと焦っているからかもしれません。
できるだけ自分を俯瞰して眺めるようにと、頭では理解しているのですが、感情は恐ろしいです。みつしろさんが言うように、トレードは自分の状態を写す鏡だと、心底納得しております。KaMiさんより
いつも利益は小額なのに、損はもう下がってくるはずとナンピンして損切りができなくてロスカットされてしまう繰り返し。まさにコツコツドカンです。
やり方を変えようと思ってやり始めても、毎回同じようになってしまう。
また損を早く取り返したいと思い、大きなロットで賭けてしまいマイナスが大きくなってしまう。
これは、自分の性格が大きく関係してるのですね、そうだったんだと思える所が何か所もありました。
普段の生活から自分を変えて行きたいと思います。コロンさんより
電子書籍を読ませていただいたのですが、お恥ずかしいのですが、「FXで負ける人の4つのパターン」のすべてにあてはまりました。
その中でも、エントリーして負けが続くと熱くなってしまって余計なエントリーをしてさらに負けたり、
3か月連続勝てたので、ロットを大きくしてこのままやればと天狗になってしまって次月から負けまくったり、
電子書籍を読むと自分のことを言っているように思えました。
まだ始めて5か月ほどですが、少しずついろいろ悪いと思ったことを自分なりに反省するようにし、少しづつですが、無駄なトレードは少なくなってきたと思います。トシッピーさんより
トレードをやっている人なら誰しも一度は資金を吹っ飛ばした経験があるものですが、その時に「ロットを大きくしていた」人は多いはず。
しかも、調子に乗ってテンションが上がった時や、逆に負けて焦りが出たときなど、感情が動いた時にやらかしがちなのです。

2-2 ロット数を小さくするメリット
トレードは勉強して知識を仕入れたからすぐできる、というものではありません。
スポーツと一緒で、基礎練習や実戦での経験がないと勝ち続けるのは大変です。
なので、最初はロットを一番小さくして基本的なトレードスキルが身について、安定してプラスを出せるようになってからにしましょう。
リアルマネーでの緊張感のあるトレードからは、圧倒的な経験値が得られます。
2-3 少額でトレードできるFX業者
少額でのトレードが可能なFX業者は、こちらの記事にまとめてありますので、ご参考にしてください。
3 ロット数の計算方法
ここからがいよいよ本題です! エントリーとロスカットのポイントからロット数を計算する方法を解説しましょう。
3-1 ロスカットポイントから決める!
「ロット数はこのくらいにして、どこでエントリーしようかな」
と、ロット数を先に決めてはいけません!
エントリーと損切りの位置が決まり、損切り幅が何pipsかわかってから、損失が許容範囲に収まるようにポジション量を調節します。
ということは、ロスカットポイントが決まっていないと何枚まで持てるか分からないのでエントリーができない、ということになりますね。
3-2 損切り幅から最大ロット数を計算
安全を考えるなら、1回のトレードで許容できる損失額は、総資金の2%までに抑えましょう。
たとえば、総資金が100万円なら、ロスカットした時の損失が2万円以内に収まるようにします。
例)ドル/円のトレードでエントリーからロスカットまでが20pips、為替レートが1ドル100円、最大損失2万円
pips数にはスプレッドとスリッページも計算に入れましょう。
損益の計算式はこうでしたね。
pips数 × 為替レート × 通貨量
ということは通貨量を求めるには、
0.002(20pips) × 100円 × (通貨量) ≦ 2万円
の不等式を解きます。
(通貨量) ≦ 2万円 ÷ 0.2≦ 10万
よって、最大で10万通貨まで持てることになります。1万通貨単位で10ロット以下なら大丈夫!
最大ロット数 = 再大損失額 ÷ 損失幅(pips)
損失幅が小さくなれば持てる枚数は多く、損失幅が大きくなれば枚数は少なくなります。
4 ロットを上げるタイミングはいつ?
やってはいけないパターンから見ていきましょう。
4-1 上げてはいけないNGパターン
たとえば、10万通過で20pips、2万円取れたとしましょう。
ここで、こんなことを考えたくなりませんか?
「もし、20万通過でやってたら4万円取れてたのに、もったいなかったなぁ」
「もったいなかったな」と思ってロットを倍にすると、だいたい負けて倍返しをくらいます。
一気にロットを上げた瞬間に4万円を損して、今までの利益を吹っ飛ばしてしまうんですね。
というわけで、
稼ぎたい欲望で感情的になったときが、ロットを上げる最悪のタイミングなのです。

4-2 上げてもいいのはこんなとき
- 自信がついて、「もう上げても大丈夫だな」と自然に思えたとき
- 当初の資金を3倍に増やせたタイミング
1つ目は、1回2回勝てたぐらいの話ではありません。
自分の得意なパターンが分かってプラスが積み上がったとき、
エントリー・利食い・損切りを落ち着いてできるようになったとき、
自分のトレードルールを守り続けられたとき、
自分を信頼できるようになってセルフイメージが上がっているはずです。
一時のテンションではなく、内側からじわじわ湧いてくる自信が持てたら、ロット数を上げてみても良いでしょう。
負荷が大きくなると緊張やドキドキが出てくることがあるので、その時はまた少し下げて微調整しながら、自分にとってベストなロット数を割り出しましょう。
または、単純に勝てていて資金を増やせたとき、でも構いません。
いつも動画で勉強させてもらっています。
トレード日誌の書き方やトレードの向き合い方を中心に動画を見ております。参考になる図書もペラペラと日々めくりながらトレードの練習をしております。2週間前、1000通貨で1000PIPsとれてから少しトレードが変わり、結果を書きますと、1000通貨から10000通貨にあげることができました。
3週間、トレード日誌を書きながら相場に向き合った結果だと思います。
そこで気づいたのは、相場の中での行動や選択に対する自己への信頼感が高まったから通貨数を上げることができたのではないか、ということです。自信と言うと、もっぱら自分はすごい、自分は他者から優れているという傲慢に似た感覚とリンクさせてしまいがちです。
傲慢になれば結果が伴うわけではないのに、イメージの自信を相場で必要な自信と勘違いしてしまいがちなのかもしれません。
実際トレード日誌をつけ、相場と向き合った結果得られたのは、「相場の中での行動や選択に対する自己信頼」でした。この感覚が高くなった結果、1000から10000にあげられました。(なんであげられたのかなと考えた結論とも言えます)
日常から自分を裏切っていては、結果が出ない、だから日常から自分に気をつける必要もあるのでしょう。相場と自分との関係性とは、自分と自分の信頼感につながっているのでしょうか。
複数の自分の統合が勝てるようになる段階で必要なのかもしれません。そのように少し考えてみました。また動画楽しみにしております。これからも相場と向き合う教科書にさせてもらいます。いつもありがとうございます。
4-3 ロットを上げられないときの対処法
中には、実績としてはもう絶対に大丈夫のはずなのに、怖くてロットを上げられない慎重派の人もいると思います。
映画や漫画の主人公って、やたら強すぎると思いませんか?普通の雑魚キャラは一撃でやられるのに、主人公はなかなか死にませんよね。
まあ、死んだら話が終わっちゃうからなんですが、「主人公補正」がかかって、絶妙なタイミングで才能が開花したり、助けてくれる人が現れたりするわけです。
では、なぜ主人公は強いのか?
それは、自分のためだけでなく仲間や国や世界の人を守るために戦ってるからです。
じゃなかったら、わざわざ危ない冒険になんか出かけません。
そのやり方は、周りの人がみんな喜んでハッピーになっているところを思い浮かべてイメージトレーニングすること。
自分がトレードで稼ぐことで、周りの人にこんなことがしてあげられる、あんなこともできる…とニヤニヤしちゃう感じですね。

ボクも自分のためだけだったら、別に年収1000万もあれば全然足りるんですけど、仲間が喜ぶものを買いたい、未来の人に文化を残すために大学を作りたい、って「人のため」を考えたら10億でも20億でも稼がないといけないわけですよ。
自分がトレードで稼ぐ力を与えられているのは、コレのためだったんだ、こういうストーリーを生きているんだ、と思えると、一人では出せなかったパワーが出せるようになります。
動画でもお話ししています↓↓
5 まとめ
では、今回のまとめです。
- 安易にロットを上げると資金を吹っ飛ばす!
- ロット数は損切り幅と損失の許容量から逆算するべし!
- 「もっと稼げたのに、もったいない」と思ったときにロットを上げてはいけない
- 自然な自信がついたとき、または資金が3倍に増えたときはロットを上げてOK
- ロットを上げるのにメンタルブロックがある人は、イメージトレーニングが効きます!
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今回は「ロット」の基本について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
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知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
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ボクのが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
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メルマガやここの記事で取り上げて、解説できることもあるかもしれませんので、ぜひ質問や感想も送ってくださいね!
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FXについてどこからはじめて良いかわからない方はこちらの記事から読んでみてください!
P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。