どうも!FXトレーダーのみつしろです。
今回は「テクニカル分析とは?FXのテクニカル分析の極意から注意点まで徹底解説」というテーマでお話していきたいと思います。
今回はあゆみんからテクニカル分析に関する質問を貰ったので、この記事では「テクニカル分析」について話していこうと思います。
- テクニカル分析ってそもそもどんなものなのか?
- テクニカル分析の活かし方
- テクニカル分析の注意点
などを中心に、トレード歴10年で9年間負けなしのFXトレーダーのみつしろがお話していきます。
では、早速始めていきましょう!
目次
1.テクニカル分析とは
1-1.テクニカル分析の意味
FXというのは冒頭でも話したように通貨の値動きを予測して、取引していく必要があります。
例えば、今は「1ドル」を「100円」で交換できる(通貨レート)とします。
実際に自分が持ってる100円を1ドルに交換します。
そして、交換した後に、通貨の値動きが起きて、「1ドル」を「200円」で交換できるようになれば、100円の利益が出ますよね?(わからない人は「FXの利益が出る仕組み」を参照してください)
で、ここでポイントになるのが、通貨の値動きを正しく予測できたことによって利益が出たということです。
「1ドル=100円」の時に、これは後々「1ドル=100円」以上に上昇すると予測して、日本円をドルに変えたからこそ利益が出たわけです。
逆にもし予測を外して、これが「1ドル=50円」になったら50円の損失が出ていたわけです。
つまり、「1ドル=100円」という通貨レートの時に、円をドルに交換するのか、ドルを円に交換するのか、トレーダーは決断を迫られるんですね。
そこで、値動きの正確な予測ができなければ、損失を出すということです。
実は、それができるんですよ。
通貨の値動きの予測には以下の2つの分析方法を使うことによって可能になります。
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
ファンダメンタルズ分析というのは、簡単に言えば、世の中の大きな流れから通貨の値動きを予測する分析手法です。
通貨の値動きというのは、世の中の情報の動きと連動しています。
例えば、世界中で起きている戦争や、誰が大統領になるのかということや、景気や各国の中央銀行の政策とかもありますね。
そうですね。
正直、範囲が広いので、少し難易度は高いですね。
でも、この二つ目のテクニカル分析というのは、もう少し簡単です。
テクニカル分析というのは、過去の通貨の値動きの流れをこういうチャートにして、そこから値動きを判断を行うという方法です。
このテクニカル分析の面白いところは、こういうチャートの形を見ると、次の値動きがある程度予測できるということです。
1-2.テクニカル分析の仕組み
テクニカル分析は、チャート上に現れる値動きの形からパターンを見つけて、次の値動きを予想していくものです。
「ボリンジャーバンド」や「一目均衡表」などなど、テクニカル指標と呼ばれるような小難しそうな用語もたくさん飛び交うのでややこしくなるのですが、本質自体は意外とシンプルです。
もちろん未来なんて誰にもわからないんですが、今まで過去動いた様々な値動きには実はパターンがあって「この形が来たら、次こうなる」っていうのがいくつもあるんですよね。
値動きのパターンって、実は映画のストーリーと似ています。
例えば「スーパーマン」だったら、スーパーマンは敵に敗れて死ぬというラストは絶対にありませんよね?だいたい敵をやっつけるわけですよ。
「タイタニック」だったら、主人公は死んじゃいましたけどヒロインは助かってますよね?
このように必ず映画には特定のストーリーの流れがあるわけです。
映画を見ていれば「この展開だったら次こういうの来るな」とわかりますよね。
相場にも映画のストーリーのようなパターンが出現します!
一言で答えると、人間には、刺激に対する反応の共通の型があるからです。
特定の状況に陥った時に恐怖したり、安心したり、有頂天になったり、目先のことしか見えなくなったりというような感じですね。
自分がトレードをしていて、予測していた方とは全く真逆の値動きが起きて、放っておくと、1分後には持っていた100万円失う可能性がわかったとします。
こんな時どうしますか?
そういうような反応になりますよね。
そして、あゆみんと同じような予測をした大半の人は焦って同じような行動に出るわけです。
じゃあ、どうなるのかというと、特定の方向への通貨の変動が起こるというわけです。
チャートというのは、そういった人間の喜怒哀楽というような人間心理を映し出すんですね。
つまり、特定の状況に陥った時に、同じパターンの行動をとる人が大勢いるので、特定のチャートパターンが形成されるというわけです。
例えば、テクニカル分析のパターンの一つに「カップ・アンド・ハンドル」という形があります。
「カップ・アンド・ハンドル」というのは、最初ぐっと下がり、そこから反転して最初のスタート地点まで戻って、また少しだけ下げてから、再び最初のスタート地点に戻ると、一気に上に上がるというパターンですね。
実はこれも、人間心理が巧みに写像されているパターンです。
日本円とドルの取引で考えてみましょうか。
最初、下がると予測して「売り」を行います(ドルを売って日本円を買う)。
そうすると、下がれば下がるほど、利益が出ます(この辺の仕組みがわからない人は「FXで利益が出る仕組み」を参考にしてください)。
このカップ底の時点で売れればいいんですが、もっと下がると予測して売らなかったとします。
そうなんですよ。悔しいですよね。
でも、徐々に下がることを信じて、ついにスタート地点に戻るとします。
みたいになりますよね?
悔しいので、まだ持ち続けています。
そうすると、もう一度、下がりました。
そうですよね。笑
じゃあ、どうなるのかというと、あゆみんと同じ境遇になった人は、その時点で一斉に買い戻し(日本円を売ってドルを買う)をするわけです。
それで、一気に上昇する力が加わるので、値段が上がるんですね。
というようにチャートは、人間心理が絡んでいるので、特定のパターンが見えてくるというわけです。
2.テクニカル分析の効果的な活用法
もちろん、全部勉強して、覚えるのなんてほとんど不可能ですし、逆に覚えすぎることによって、どこでどのパターンを使うのか判断に迷ってしまうこともあります。
でも、安心してください。
テクニカル分析を習得するためには、そういう何百種類のパターンを覚えるのではなく、たった1つのポイントさえ押さえてしまえばいいからです。
このたった1つのポイントを押さえることによって 、テクニカル分析が恐ろしいくらい機能し始めます。
今日はそれを伝授するので、それを念頭に色んなパターンとか形を探してみてください。
そして、たった、1つのポイントとは何かというと、流れが切り替わる場面を見つけることです。
例えば、以下のような場面が流れの切り替わる時です。
ずっと下げ続けていたのが、あるポイントで上昇した図です。
下げていた流れが上がる流れへ転換したわけです。この流れの転換するポイントで売買するのがオススメです。
これは一言で言うと、流れの切り替わりの場面で売買することができると、絶対にトレードで勝つことができるからです。
そこからは、これまでの流れとは逆方向に必ず動きますからね。
例えば、これまでが「下がる」という流れだったら、流れの切り替わりポイントでは「上がる」という方向になるということです。
流れの切り替わりポイントは、逆方向のエネルギーが一番溜まっている場所なんですよね。
その後、実際にどこまで「上がる」かは、これまでの「下がる」エネルギーがどこまで強かったのかに依ります。
でも、これが流れの切り替わりの転換ポイントではなく、途中のポイントであれば、予測は非常に難しいんですね。
なぜなら、途中だったら、どこまでその方向に行くのかは誰にもわからないからです。
例えば「下がる」という流れの最中では、どこまで下がるかは誰にもわからないということです。
一定方向の流れの最中で売買しようとするのは、適当にギャンブルするのと一緒なんです。
テクニカル分析で使うチャートパターンは、そういった流れの転換ポイントを見つけるために使います。
例えば、先ほどのカップ・アンド・ハンドルもそうです。
このチャートパターンでは、一番右の黄色い丸の時点で「買い」をすると良いということが言われています。
なぜなら、このポイントが一番上昇するエネルギーが溜まっている「流れの切り替わりポイント」だからです。
これは先ほども説明した通りですが、最初「売り」で利益が出ていたのに、その後、プラスマイナスの地点まで戻ったために、せっかく出ていた利益が失くなったんです。
だからこそ「今度こそ少しでも下がったら利益を確定させよう」という悔しい気持ちが出て、次に少しだけ下がった瞬間に一気に逆の方向にエネルギーが向かうんです。
「今度こそ少しでも下がったら利益を確定させよう」という思いがチャートに現れるんですね。
このように、テクニカル分析は、流れが切り替わるポイントを見つけることに絞ってやることによって、非常に有利に使うことができます。
逆に、その視点を持っていないと色んなところで様々なパターンが見え過ぎてしまい、どのパターンを使ったらいいのかわからなくなっちゃうんですよね。
流れが切り替わるときという軸をしっかり持ってさえいれば、ちゃんと勝負しにいけるポイントを見つけられるのでぜひその視点を持つようにしてみてください。
3.テクニカル分析の注意点
なぜかというと、パターンというのは「過去のデータから見て、こうなる可能性が高い」という性質のものだからです。
当然、そこには、例外があります。パターンが当てはまらない時ですね。
例えば、北朝鮮情勢が悪化した時(2017年)に起きた現象とかもそうです。
この時は、どういうチャートを描いていたのかというと、だいたい「1ドル=110円」から「1ドル=112円」を推移していました。
このチャートパターンは、要するに上に行くでも下に行くでもなく真ん中に集まっているという方向性がない状態で、どんどんエネルギーが充電されているような状態です。
エネルギーが真ん中に集まると、次に起こるのは、ここから方向性が出た時そっちの方向に一気に動くというのがテクニカル分析的なセオリーです。
エネルギーが真ん中に集まって、充電されている期間が長ければ長いほど、その方向へ動く力が強くなります。
このチャートパターンは、特定の価格帯(=レンジ)の中にいる状態から飛び出す(ブレイクアウト)ので、レンジブレイクアウトといいます。
で、この次にどうなったのかというと、ブワッと下っていって、「1ドル=107円」までいきました。
こうなってしまえば、テクニカル分析的に言ったら、間違いなく「売り」です。
でも、これどうなったかというと、北朝鮮情勢が特に何も解決していないにも関わらず、上がっていきました。
っていうことは、テクニカル分析のチャートパターンに従ってここで「売り」をしていった人たちは、皆損したんですよね。
というように、一時的にテクニカル分析的には売りのように見える動きが発生したとしても、より大きな流れが支配しているときとか、全く違う要因によって反対に動くというようなことはあるんですよ。
そうですね。
パターンを覚えるだけではなくて、そのときの流れを敏感に察知して感じながらトレードをしていく必要があります。
これが出来ていないとパターン至上主義に陥ってしまって、思うように勝つことができないので、注意したいですね。
そして、その大きな流れを捉えるためには、ファンダメンタルズ分析をマスターしていく必要があるので、そのことについては次回詳しく話していきたいと思います。
テクニカル分析のまとめ
今回はテクニカル分析について解説していきました。
テクニカル分析とは、過去の通貨の値動きのチャートから未来の値動きを判断するという分析法でしたね。
なぜ、過去の値動きから次の値動きを予想できるのかというと、人間には、刺激に対する反応の共通の型があるからでした。
つまり、特定の状況に陥った時に、同じパターンの行動をとる人が大勢いるので、特定のチャートパターンが形成されるということですね。
また、テクニカル分析の効果的な活用法についてもお話しました。
テクニカル分析において最も重要なことは、流れが切り替わるポイントに絞って売買をすることです。
流れの切り替わりの場面は一定方向へのエネルギーが一番溜まっており、そこで売買することができると、絶対にトレードで勝つことができるからです。
最後に、テクニカル分析の注意点についてもお話しました。
テクニカル分析で一番注意したいのは、ただパターンを覚えるだけで勝てるようになるというわけではないことです。
なぜなら、パターンというのは「過去のデータから見て、こうなる可能性が高い」という性質のものだからです。
相場は人間心理から導き出されるパターンだけではなく、世界などのより大きな流れを踏まえて動くので、それを捉えた上で取引して行く必要があります。
なので、ファンダメンタルズ分析などで大きな流れを踏まえつつ、テクニカル分析の力を最大限利用して戦略的・戦術的なトレードができるようになっていってください。
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テクニカル分析についての記事は、いかがだったでしょうか?
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P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。