どうも! FXトレーダーのみつしろです。
今回はMACD(読み方:マックディー)の見方・使い方を徹底解説します!
というわけで、
- MACDとはどんなインジケーターなのか? 計算式や設定方法、見方は?
- 基本の使い方4パターン
- ダマシを回避する3つのポイント
について、トレード歴10年、9年負けなしのみつしろが解説します。
相場が一定方向に大きく動くときに威力を発揮するMACDはトレンドフォローの強い味方になってくれます。ぜひマスターしてください!
目次
1 MACDとは?
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
1-1 計算式
MACDの計算式はこちら。
シグナル=MACDの単純移動平均(SMA)
ヒストグラム=MACDーシグナル
移動平均線はギザギザなローソク足を滑らかにしたものでしたね。それを移動平均するのでさらにスムーズになります。
真ん中の棒グラフはヒストグラムといって、MACDとシグナルの位置関係を表します。
1-2 設定方法
MACDの一般的な数値設定は、次の通りです。
中期EMA=26
シグナル=9
TradingViewやMT4ならデフォルトのままでOK!
TradingViewの例↓
MT4の例↓
2 MACDの基本の使い方4パターン
ここからは、MACDの主な見方・使い方を解説します。
- MACDとシグナルの交差
- ゼロラインとの交差
- ダイバージェンス
- トレンドを見極める
それぞれ見ていきましょう。
2-1 MACDとシグナルの交差
- MACDがゼロより下で、シグナルを下から上に突き抜ける=買い
- MACDがゼロより上で、シグナルを上から下に突き抜ける=売り
MACDの買いサイン(ゴールデンクロス)
MACDの売りサイン(デッドクロス)
それぞれ、ゴールデンクロス、デッドクロスとも言います。
だいたい似たような意味合いですが、MACDの場合はクロスが出現する位置がゼロラインから離れているほど有効とされています。
2-2 ゼロラインとの交差
MACDのゼロラインはサポート・レジスタンスにもなっていて、ゼロより上は強気相場、ゼロより下は弱気相場と見られます。
MACDとシグナルの2本のラインがゼロを上抜けたらアップトレンドの継続、ゼロを下抜いたらダウントレンドの継続を表します。
ただし、小幅なもみ合いやレンジ相場ではMACDが上下のどちらかに張り付いて機能しなくなることもあるので注意!
2-3 ダイバージェンス
ローソク足のトレンドとテクニカル指標のトレンドが逆行することをダイバージェンスと言います。
MACDの場合は、上の図のように相場がアップトレンドなのにMACDはダウントレンドを示しているときがそうです。
以下の動画はRSIを使って解説していますが、MACDでも同様に使えますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=3H6hTC_3rmY
2-4 トレンドを見極める
上の3つは一般的に言われていることですが、こちらはあまり知られていないやり方です。
何かというと、MACDを使ってトレンドフォローしやすい波形のトレンドを見分けられます!
ボラティリティの高いトレンド↓↓
ボラティリティの低いトレンド↓↓
例えばアップトレンドでボラが高いと、売りの勢力がちょいちょい入ってきて「逃げ場」ができるため、トレンドが継続する勢いが削がれます。
それに対して、ボラが低くじわじわ上がっていくトレンドは売りポジションを持っている人が逃げるタイミングがなく、ギリギリ天井まで持たされてから一気にトレンド転換する流れになりやすいんですね。
こちらのチャートをご覧ください。
トレンド発生中、
- MACDとシグナルが何回もクロスしていたらボラ高め
- 2本のラインが上下どちらかに偏って動かないようならボラ低め
と見分けることができます。
ちなみに、ボラが高い時はスキャルピングがやりやすくなりますよ。
▼関連記事
3 MACDの弱点「だまし」を回避するには?
では、いよいよここからが本題、MACDのダマシを回避するにはどうしたら良いのか、を解説します。
参考・MACDのシンプルなクロス手法は勝てるか【FX全通貨ペアでバックテスト】
ダマシを回避するには、例えばこんな方法があります。
- 良いクロスを見分ける
- ダウ理論と組み合わせる
- トレンド転換後の第2波を狙う
順番に解説しましょう。
3-1 良いクロスの特徴
MACDのクロスのうち、有効性の高いのはこちら。
- ゼロラインの上でのデッドクロスとゼロラインより下でのゴールデンクロス
- ゼロラインから離れている
- 適度な角度がついている
良い例
1と2については上でもチラッと出てきましたが、MACDでは真ん中のゼロラインとの位置関係が非常に重要です。
3つ目のクロスの角度にも注目です。
クロスする角度が緩やかだと反発の勢いが弱く、適度に角度がついている方が良いクロスということになります。
3-2 ダウ理論と組み合わせる
MACDは持ち合いやレンジ相場に弱いので、ローソク足の値動きを見て大きなトレンドを把握することも大事です。
全てのテクニカル分析の基本は「値動き」!!
MACDのサインだけでなく、ローソク足が高値・安値を超えているかをチェックしてトレンドを見極めましょう。
関連記事はこちら!
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3-3 トレンド転換後の第2波を狙う
トレンド転換の初動に飛び乗るのはちょっとリスキー。なぜなら、第1波にはまだ迷いがあるからです。
トレンドの本番は第1波が押し目・戻りを作った後の第2波です!
第2波ではみんなの迷いが確信に変わり、強いトレンドが形成されます。
以上を押さえれば大部分のダマシは回避できますが、それでも相場が逆に動くことはありますので、しっかり損切りすることも大事です。
4 まとめ
では、MACDのまとめです。
- MACDはトレンド相場に強いインジケーター
- 基本の売買サインはMACDとシグナルが交差した地点(ゼロラインとの位置関係に注意)、およびゼロラインを下抜け・上抜けした地点。
- トレンドのボラティリティを判断できるオシレーターっぽい働きもする
- ダマシが多いので単体では使わず、ダウ理論や他のインジケーターと組み合わせること
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。