XMこの記事では、FXのレバレッジの説明から計算方法、さらにはそれを踏まえたリスク管理の方法までをご紹介していきたいと思います!
FXのレバレッジとは、少ない資金でもその何倍もの外貨を買い付けられる仕組みのことだったよね。
レバレッジをかけることで資金がすぐに底をついてしまうこともあるって話したのは覚えている?
そんなレバレッジの計算、難しそうだけど分かるかな…。
この「レバレッジ」については、しっかり計算方法やメリット・デメリットを理解しておく必要があるね!
この記事では、レバレッジの計算方法と、その取扱い方やリスク管理について理解することで、損失を出さないようにする知恵を学ぶだけでなく、確実に上達していくための秘訣をお伝えしていきます!
目次
1.FXのレバレッジとは?
1-1.レバレッジの意味は?
レバレッジとは、直訳すると「てこの作用」のことをいいます。
てこと言えば棒と石を使って、てこの原理で重いものを持ち上げるシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。
FXでの意味もそれと全く同じで、少ない力、つまりは少ない資金で大きな取引ができるという意味で使われています。
特にFXでいうレバレッジとは、預けた資金の何倍の取引をしているかを示す、“倍率”のことを指します。
(レバレッジについてもっと詳しく知りたい人は「FXのレバレッジとは?」をご覧ください)。
1-2.レバレッジという言葉のFXでの使い方
レバレッジはFXではどういった使い方をするでしょうか?
通常、「レバレッジをかける」「レバレッジを効かせる」という風に使い、軍資金そのままの取引ではなく、レバレッジを使って軍資金を何倍にもして取引をする際に使います。
また海外FXを使っていると「ハイレバ」という言葉も頻繁に使います。
「ハイレバ」とは「ハイ・レバレッジ」のことであり、国内のFX業者ではありえない高いレバレッジをかけて取引をすることを言います。
レバレッジをかけて取引をしている人が多いので、「レバレッジをかける」と聞いたら、1倍での取引ではないと理解するようにしましょう。
1-3.レバレッジがFXで使われる理由
FXでレバレッジが使われる理由は少ない資金で大きな取引ができるようにするためです。
例えば資金が10万円だったとします。
1ドル100円の時にドル円を「買い」で取引する場合、10万円だと1000ドル分(1000通貨)の勝負しかできません。
(FXの「買い」と「売り」の取引について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください!)
100円が101円になっても利益は1000円しか出ません。
しかし、これがレバレッジ10倍で取引すると10万円で1万ドル(1万通貨)の取引ができるわけですから、100円が101円になれば1万円の利益になるわけです。
このように、少ない資金で大きな利益を得られるために、FXではレバレッジが使われているわけです。
世の中には1億円稼ぐトレーダーの人達を億トレと呼び、そこに夢を抱いて取引している人もいるのです。
こんな風に、多くのトレーダーを引き付ける要素のひとつとして重要なのが、この「レバレッジ」であり、レバレッジがあるからこそ、億トレも生まれていると言えます。
2.国内FX業者のレバレッジは最大25倍
2-1.国内FX業者とは
国内FX業者とは具体的にどんな業者があるでしょうか。
FXをやろう、もしくはすでにやっている人であれば、DMMや外為ドットコムなど名前を聞いたことがあるかと思います。
また、サクソバンクやOANDAは外資系企業なので、こちらは海外FX業者と思いきや、こちらも国内FX業者なのです。
では、何が国内FX業者と海外FX業者を分けるかというと、日本の金融庁の監督下にある業者は、外資系であっても国内FX業者になるのです。
そのため、日本国内の法律の規制を受けますので、レバレッジは最大25倍で、25倍以上のレバレッジは法人口座にしなければ国内業者で扱うことをできません。
こうした制限は全ての業者に適応されているので、国内FX業者のレバレッジはどこも最大25倍までと決まっています。
2-2.国内FX業者のレバレッジが25倍までと低い理由は?
国内FX業者のレバレッジは最大25倍です。
25倍でも決して低くはないのですが、後述の海外FX業者のXMは、業者によっては~数千倍ものレバレッジがかけられますので、国内FX業者はレバレッジが低いと言われています。
かつては国内FX業者でも200倍や100倍のレバレッジで取引できるときがありました。
しかし、大きく短期的な利益を目的に、危険なポジションの取り方をするトレーダーの危険性を懸念した金融庁が2010年に50倍に、2011年に25倍へと最大レバレッジを下げ、現在に至っています。
先ほども述べたように25倍というのは以前に比べたら低いわけですが、それでも現在の資金よりもレバレッジをかけることで大きな取引ができることは確かであり、25倍で安全だから取引をたくさんしようとはならないのが現状です。
そのため近年ではレバレッジを10倍にしようという動きも出てきています。
FX業界に参入する新規トレーダーが増えたこともあり、2018年に、相場の急変で投資家が損をすることを避けるための規制でしたが、今回は見送られました。
FX業界からの反対も大きかったのは確かです。
2016年時点では日本のFX取引の市場規模は5000兆円程度にまで拡大しましたが、ここ数年の仮想通過市場の拡大により、ここ2~3年ではFX市場は縮小する傾向にあります。
先ほども述べたようにレバレッジをかけることで、少ない資金で大きな利益を得られる可能性があり、それがFXの魅力でもありました。
しかし、レバレッジを下げればそうした魅力が少なくなり、レバレッジのさらなる規制は仮想通貨取引への移行をさらに加速させるのではないかと懸念しているわけです。
今回の議論では見送られましたが、今後もレバレッジに関する規制については変わっていく可能性は大いにあり得るのです。
国内のFX業者のレバレッジが25倍に規制された経緯が知りたい方はこちらもご覧ください!↓
3.海外FX業者のレバレッジは~数千倍のところまでさまざま
3-1.海外FX業者とは
海外FX業者とは日本の金融庁の監督下にない業者のことを言います。
日本の金融庁の監督下にないため、レバレッジはかなり自由にかけることができます。
しかしその反面、日本の法律が及ばないので、出金トラブルなど問題が発生した場合、自分で対処しなければなりません。
また国内FX業者を使って取引をした場合、いくら稼いでも税金は一律20%です。
しかし、海外FXの場合、雑所得になるため、分離課税とはならず、利益に応じて税率が変わります。
さらに海外FXの場合、損失を繰り越すことができませんので、1年で損益を確定する必要があります。
海外FX業者と国内FX業者を使った取引はレバレッジだけでなく、税金の額も変わってきますので、もし海外FX業者を使う場合は、注意する必要があります。
また他にも海外FX業者の特徴として、ゼロカットシステムという、投資家保護の措置を取っているところもあります。
ゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わず、証拠金残高がマイナスになっても0まで戻してくれる仕組みのことです。
国内FX業者の場合、マイナス分を請求されますが、ゼロカットシステムを導入している海外FX業者ではそのようなことはありません。
海外にはこうしたシステムを導入しているFX業者もあるため、ある程度安心して少ない資金をハイレバで投入して取引する人たちもいるんですね。
ゼロカットシステムについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3-2.代表的な海外FX業者のレバレッジはどれくらい?
沢山の海外FX業者があり、上げればきりがありませんが、ここでは代表的な海外FX業者として、XM(XMTrading)、Axiory、TitanFXの3社について、レバレッジの視点からご紹介します。
- XM(XMTrading)
XM(XMTrading)のレバレッジは最大888倍でゼロカットシステムも導入されています。
XMは総合力が高く万人におすすめできる人気海外FX業者なので、日本人にも人気が高く、日本人トレーダーで海外FXをやっている人であれば、最低でも1口座は持っているほど。
- Axiory
Axioryは最大400倍のレバレッジで、こちらもゼロカットシステムが導入されています。
国内FX顔負けの低取引コスト&高機能な取引ツールに多数対応しています。また、「cTrader」というトレードソフトに対応しているので、スキャルピングトレーダーにはおすすめの海外業者です。
- FBS
FBSは海外FX最大のレバレッジで、なんと最大3000倍のレバレッジ&ゼロカットシステムありという、世界的にも利用者の多い、大手の海外FX業者です。
1万通貨のポジションをとるのに、FBSなら国内FX業者の100倍以上のレバレッジで取引することができるということです。
例えばレバレッジ3000倍の場合、1万円で3000万円分の取引ができるわけです。
仮に1ドル100円で計算すると、30万ドル(30万通貨)の取引ができるので、利益を上げられるときには、かなりの金額になるといことです。
このように、レバレッジを大きくできるということは最低入金額も少なくて済みます。
そのため、先ほども述べたように、実際に少ない資金で最大の利益を得るために海外FX業者を選択する人もいます。
ただし、ここで紹介者3社は皆ゼロカットシステムを導入していますが、ゼロカットの保証があるからといって、初心者のうちから高いレバレッジを効かせすぎるのはおすすめできません。
まだFXトレードを始めて間もないうちにハイレバで取引することで、あっという間に証拠金がゼロになってしまうことは全く珍しい話ではありません。
最初はとにかくできるだけ低いレバレッジで勝てるように練習しましょう。
4.FXのレバレッジを計算できるようになるメリットとは?
4-1.自己資金に見合った取引ができる
レバレッジの計算方法をしっかり習得することで、自己資金に見合った取引ができるのがまずいちばん大きなポイントです。
なぜなら、身の丈に合わない取引は、短期的にうまくいっても、長い目で見ると必ず身を亡ぼすことになるからです。
ここまで見てきてもらって分かったと思いますが、レバレッジをかけることで少額でも大きな利益を得るチャンスがある反面、レバレッジにはリスクもつきものです。
レバレッジを効かせるほど上手くいったときの利益が大きいのであれば、当然、失敗した時の損失も大きくなります。
例えば10万円で取引しているとします。
レバレッジ1倍であれば100円が101円になった場合、利益が1000円である反面、100円が99円になっても1000円の損失で済みます。
しかし、これが25倍だとどうでしょうか。
100円が101円になった場合、単純に利益が25倍になり、元手の100円が2万5000円もの利益なりますが、100円が99円になった場合、損失も2万5千円になります。
つまり1円マイナスになっただけで、元手10万円の資金のうち、4分の1をあっという間に失ってしまうのです。
そうならないためにも、初心者のうちはレバレッジを低く抑えて、自己資金に見合った取引で地道に実力をつけていきましょう。
実力に見合った取引で勝てるように訓練していくことで初めて、本当の地力を磨いていけるのです。
4-2.ロスカットが間に合わないことによる損失や追加証拠金発生のリスクを抑えることができる
身の丈にあったレバレッジでトレードできるもう一つのメリットは、ロスカットが間に合わず大きな損失となったり、追加証拠金が発生してしまうリスクを抑えることができる、ということです。
4-2-1.為替相場の急な下落でロスカットが間に合わないことも
近年の為替相場は急な下落が起こることがあります。
例えば2019年1月3日のドル円相場は5円ほど相場が動いています。
先ほどの例でいえば、レバレッジ25倍で取引できるだけのロット数で購入していて、為替相場がポジションと逆に動いたとしたら大きなマイナスになります。
この時、ロスカットが間に合わず、ポジションが強制決済されただけでなく、口座残高がマイナスになり、お金の入金を求められた人が多くいました。
こうしたことは取引している金額が大きければ大きいほど起こる可能性が高いため、ロスカットが間に合わない場合、自分の資金ではまかなえない金額の入金が求められてしまうことがあります。
4-2-2.追加証拠金
追加証拠金とは、証拠金を追加で差し入れる必要がある状態のことです。
日本のFX取引所の多くは「追証(=追加証拠金)あり」となっています。
個人のFX取引の場合、法令上、レバレッジが25倍を超える取引を継続することを制限されています。
そのため、レバレッジが25倍を超える取引となった場合はレバレッジが25倍以下となるように追加で証拠金を入金するか、ポジションの一部または全部を決済して追加証拠金を解消させる必要があるのです。
また、追加証拠金が解消されない場合、強制決済が行われます。
このように、相場は24時間開いており、私たちが寝ている間も取引が継続されているわけですから、ロスカットが間に合わないことによる損失や、追加証拠金が発生しないように、自己資金に見合ったレバレッジをしっかりと計算できる必要があるのです。
特にFXスイングトレードでスワップ金利を目的に運用している人は、ロスカットされないようにレバレッジは低く抑えて取引しています。
スイングトレードについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓
5.FXのレバレッジを実際に計算してみよう
5-1.「証拠金」とは?
まず、レバレッジ計算のときに欠かせないのが「証拠金」をいくらにするか?ということです。
「証拠金」というのは、トレードで取引をするために必要な資金のことで、「保証金」のようなものです。
この証拠金を預け入れることにより、取引によって生じた損益を証拠金で調整します。
証拠金には以下の3種類がありますので、レバレッジ計算のときに手こずらないように、ここで理解しておきましょう。
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5-1-1.必要証拠金とは?
必要証拠金とは、取引を行うにあたり、最低限預け入れなければならない証拠金のことです。
現在、個人のFX取引では取引を行う金額の4%以上の証拠金を預け入れる必要があります。
例えば、ドル円の取引であれば、
1ドル=100円のときに1万ドル(100万円分)の取引を行うのに必要な証拠金は4万円になります。(レバレッジ25倍) |
5-1-2.有効証拠金とは?
有効証拠金とは、口座残高の証拠金に未実現の損益(含み益、含み損)を加えた証拠金のことです。
ロスカットを判別する際はこの有効証拠金の残高をもとに計算を行います。
5-1-3.最低証拠金とは?
最低証拠金とは、動かしたい金額に対して最低限必要になる証拠金のことです。
レバレッジを25倍で取引すると、最低証拠金は小さくなり、反対にロスカットされるリスクは高まります。
先ほどの必要証拠金の計算と同じく、
1ドル=100円のときにレバレッジ25倍で1万ドル(100万円分)の取引を行う場合の最低証拠金は4万円になります。
一般的には、「最低証拠金=取引金額÷レバレッジ」 という計算になりますので、この場合は
【取引金額】1万ドル(100万円分)÷【レバレッジ】25倍=【最低証拠金】4万円 |
となります。
5-2.基本的なレバレッジの計算方法
5-2-1.取引総代金の求め方は?
まずは、自分の資金に対して、レバレッジを効かせたときの取引総代金を求める計算から理解していきましょう。
たとえば、10万円が自分がFXトレードのために用意できる資金だとします。
これまで説明してきたように、FXでは「レバレッジを利用すれば取引総代金すべてはいらない」という特徴がありますので、
レバレッジを2倍にすると、10万円の証拠金にたいして、2倍のレバレッジを効かせるので、取引総代金は
10万円(証拠金)×2倍(レバレッジ)=20万円(取引総代金) |
となります。
次に、国内FX業者のレバレッジの上限である25倍を効かせると、こうなります。
10万円(証拠金)×25倍(レバレッジ)=250万円(取引総代金) |
自分が保有している資金の25倍もの金額を取引に使えるようになっているわけですね。
つまり、自分のFXに使える軍資金が10万円なら、最大250万円が取引総代金が扱えることになります。
5-2-2.レバレッジの求め方は?
では今度は、自分がどれくらいのレバレッジをかけているのかを知りたい場合の計算式です。
これは、先にどれくらいの取引金額をしたいかが決まっている場合に使います。
先ほどと同じように、10万円が自分がFXトレードのために用意できる資金=証拠金だとします。
この時、自分が10万円を元手に250万円をフルに使って取引を行いたい!という場合は、
250万円(取引金額) ÷ 10万円(証拠金)=25倍(レバレッジ) |
となります。
レバレッジの計算式2:レバレッジ=取引総代金÷証拠金 となる!
5-3.「証拠金維持率」とは?
「証拠金維持率」とは、必要な証拠金に対する口座残高の割合のことで、その時に保有しているポジションにかかる証拠金の余力を示すための数字です。
先ほどの例のように、たとえば証拠金が10万円でレバレッジを25倍、1ドル100円の時に取引したとすると、10万円×25=250万円=2.5万ドル、つまり2.5万通貨での取引ができるのでしたよね。
しかし実際には、証拠金維持率の関係で、全額を取引に使うことはできないのです。
そのため計算としては1万通貨の取引をするのにいくら必要かで考える方が実用的です。
先ほどの計算式に当てはめると証拠金×25=100万円=1万ドル(1万通貨)となり、証拠金は4万円となります。
この証拠金維持率をきちんとチェックすることで、ロスカットや追加証拠金を避けることができます。
証拠金維持率の計算式は以下になります。
証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100 |
たとえば10万円が自分がFXトレードのために用意できる資金だとします。
先ほどと同じように1ドル=100円のときに1万ドル(100万円分)買いを入れたとします。
多くのFX会社のレバレッジは最大25倍のため、100万円分のポジションを持つのに必要となる証拠金は、100(万円)÷25(倍)=4万円です。
よって証拠金維持率を計算すると、
10万円(有効証拠金) ÷ 4万円(必要証拠金) × 100 = 250%←証拠金維持率 |
となります。
基本的には、証拠金維持率が高い方がレバレッジが低くてリスクを抑えているということになります。
また、証拠金維持率が100%に達すると新規ポジションを建てることができなくなります。
5-4.証拠金維持率によるロスカットの基準は会社によって違う!
FX業者によって、証拠金維持率によるロスカット(=強制決済)の基準が違います。
このロスカット(=強制決済)とう措置は、必要以上に口座内の資金を失うことを避けるための措置である反面、意図に反して強制的に決済されるため、相場の一時的な変動で資金を失うことがあります。
例えば先ほどのレバレッジ25倍、1万通貨、資金は10万円の場合、証拠金維持率は250%でしたね。
仮に、自分の使っているFX業者の、証拠金維持率に基づくロスカット基準が100%の場合、どれくらい資金を失ったらロスカットになるでしょうか?
1ドル100円の時に買いを入れた場合、1ドルが93.75円になった時に証拠金が100%となり、ロスカットが行われます。
93.75円になると、必要証拠金が37500円となり、損失が-67500円になります。
このとき純資産と必要証拠金が同じになるためです(証拠金維持率100%になります)。
このように、レバレッジ25倍にすると、証拠金維持率が250%であったとしても相場が6円~7円落ちればロスカットになる可能性があるということです。
そのため、自分の利用しているFX業者の証拠金維持率に対してのロスカットルール・基準をしっかり把握しておきましょう。
5-5.各社のシミュレーターを使って計算してみよう
そんなあゆみんにおススメ!各FX会社がシミュレーションのページを用意してくれています。
これらのツールを利用すれば簡単にレバレッジに基づく必要証拠金と証拠金維持率に基づくロスカット基準が分かります!必要項目を入力するだけでOK!
有名どころでは以下のような国内FX業者がシミュレーターを提供してくれているので、一部紹介します。
- みんなのFX
証拠金シミュレーション
実効レバレッジシミュレーション - じぶん銀行FX FXシミュレーター
- DMM FX 証拠金シミュレーション
- GMOクリック証券 FXネオ ロスカットシミュレーション
- 外為ドットコムFX ロスカットシミュレータ
基本的には、どのような取引ツールを利用しても、証拠金維持率は表示されています。
証拠金維持率が今、何%なのか常に確認しながら取引をするようにしましょう!
6.レバレッジが高いと危険?レバレッジに潜む真のリスク
レバレッジを安全に取り扱いながら、トレードが上達していくための重要なリスク管理の秘訣を知っておく必要があるんだ。
6-1.レバレッジ1倍なら安全なのか?
確かに、レバレッジを低くすることで、より安全な取引ができることは確かです。
資金が多ければレバレッジを低くして、リスクを抑えることはできます。
投資によって資金を少しずつ増やしてうまくいっている場合は、たいていの場合、レバレッジを低く抑えて、着実に利確をしている場合がおおいです。
しかし、レバレッジが低いから安全だというわけではないということも、もう一度思い出してほしいのです。
レバレッジが低くても資金の大半を取引に使ってしまえば資産を失う可能性は十分に考えられます。
いつも気を付けておきたいのは、目先の値動きや資金の動きに感情を揺り動かされて、IQを下げないことです。
「お金」という人間の感情を最も揺り動かさすものを使ってトレードをする以上、
資金管理だけでなく感情のコントロールや自分の自分の弱点と向き合うことは、レバレッジの高い低いにかかわらず必要になってきます。
6-2.レバレッジが高い場合はなおさらロット管理と損切ラインが重要
更に、レバレッジが高い場合はなおさら資金管理が重要になります。
つまり、ロット管理と損切ラインが大切なのです。
レバレッジが高くてもロット管理と損切ラインをしっかりと管理できていれば手持ちの資産を失うということはありません。
しかし、その本質は、やはり「感情のコントロール」がキモになってきます。
なぜかというと、このロット管理と損切ラインを決めるというのが思った以上に難しく、ここで損切しなければというのがわかっているのにできない、ということがよくあります。
FXはやってみると分かりますが、精神力がかなり必要な取引です。
たとえば相場変動していると損切ラインを動かして助かろうとする、いわゆるナンピンを使う人も出てきます。
なぜならレバレッジ(借金)が効き、自分の資金量を超えてナンピンを繰り返せるからです。
またロット管理も難しく利益が出せそうなときにロット数を増やしていく人がいます。
しかし、自分の思惑が外れて負けている時点で、そのFXトレードは良い取引ではありませんし、むしろ失敗したときのダメージがデカくなり、傷口を自分で広げることにしかなりません。
FXトレードではいさぎよく負けを認めて損切りすることが重要です。
そして、それができるには、自分の負けパターンをしっかりと認識して、目先のことに感情をブラさないことが重要なのです。
それで損失が出たとしてもルール通りに運用しているわけですから、気にする必要はありません。
ぶれないメンタルを育て、こうした資金管理が徹底してできるならば、25倍のレバレッジで取引しても、継続的に買っていけることができるようになります。
6-3.レバレッジを取り扱えるようになる「器」を育てよう
最後にもっと重要なことをお伝えします。
それは、あなたが「レバレッジを取り扱えるような器」を育てるようなトレードを日ごろからしているかどうか?です。
こちらの記事でも書いていますが、初心者の人は、レバレッジを最低のレベルまで下げて、その上で実際にトレードの経験値を積むのが重要です。
繰り返しになりますが、FXはお金そのものです。
自分の入金したお金がぼんぼん増えたり減ったりするのがFXトレードです。
そもそもお金と感情は非常に密接に関係しているので、レバレッジを取り入れると、取り入れたレバレッジ幅の分だけ感情の振れ幅も大きくなってしまうのです。
効いているレバレッジの分だけ、急激に自分のエネルギーがどんどん出ていき、結果的にエネルギーが足りなくなり、冷静な判断ができなくなることが非常に多いのです。
そんな状態でFXトレードして勝てると思います?
世界中の頭のいい猛者がうようよいる取引の中で、そんな風に簡単に冷静さを失っていたら、勝てっこありません。
だからこそ、初心者のときほど、レバレッジの取り扱いには本当に気を付けなくてはいけないのです。
レバレッジは感情増幅器でもあるからです。
感情がブレてエネルギーが切れ、サバイバルモードになってしまっている状態=目先のことしか見えていない状態から、冷静でリラックスモードにシフトする必要があります。
そのためには、まずは最低限までレバレッジを下げて、冷静でリラックスした状態で売買の練習をしていいきましょう。
そして、自分で成功する「型」を作れてから、レバレッジを上げていくことで、はじめてレバレッジを味方にすることができます。
FXはそうやって練習していくことで、継続的に勝てるものなんです。
まとめ
今回は初心者の方のためのFXのレバレッジの計算方法と、その取扱い方やリスク管理について説明してきました。
レバレッジを使うことで少ない資金で効率的に利益を上げることができる一方で、思いがけないほど大きな損失を被る可能性もあります。
レバレッジと証拠金維持率の計算をして資金管理を行うことで、資金をすべて失うようなことを避けられます。
取引をする前にレバレッジと証拠金維持率の数値を考慮にいれることで、トレードを安全に行うことができますので、ぜひ実践してください。
ロット管理と損切ラインの設定などの資金管理も重要です。
更に、リスク管理として最も重要なのは、成功する「型」を自分で作れるようになってからレバレッジを上げていくということです。
そのためには、FXトレード初心者の方ほど、まずはレバレッジを最低限まで下げてから、少しずつプラス資金を出す練習をしていくことです。
じっくりと腰を据えて取り組むことで、継続的に勝てるトレーダーになりますので、ぜひ、実践してみてくださいね!
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メルマガでは、今回ご紹介したFXのレバレッジについてはもちろん、ブログでは書けないような更に深い内容を、様々な事例を取り上げながらご紹介しています!
知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
FXで勝ち続けるためのメンタルと手法を学べる、電子書籍と講義(期間限定のプレゼント)でお伝えしています。
ボクが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
仲間づくりのために、メルマガでは質問なども受け付けていますので、ボクに直接ホットラインで質問できるようになります!
メルマガやここの記事で取り上げて、解説できることもあるかもしれませんので、ぜひ質問や感想も送ってくださいね!
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P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。