こんにちは、みつしろです!今回もこれを見ていただいている方のトレードと人生がアップトレンドになっていくお話をしていきます。
さて、この話を掘り下げていくとかなり深い話になります。ここでは負けが続くと何をしても「こんなの無理なのではないか」と思ってしまう理由と、どうしたら「できるかもしれない」という自信をつけていくかという話をしていきたいと思います。
潜在意識・顕在意識どちらにもいえることですが、どんなことでも内心で無理だと思っていると上手くいかないのです。逆に難しいことだとしても「行けるかも!」という感覚になれたら成功するのは時間の問題といえます。
できるという気持ちになると数か月かかろうが1か月かかろうが必ず成功します。この違いはとても大きいのですが、成功するとき・成功しないときの境界線が一体何で、どこから来るものなのか。どうしたら成功の領域に行けるかという話を全部お話ししたいと思っています。
だからもし、今壁にぶつかっているような方やトレード以外で悩んでいて上手くいかない方にとっても乗り越えるためのヒントが今回のお話に含まれていますのでぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
目次
1.『構造と力』、『逃走論』から読み解く世の中の仕組み
「浅田彰」という有名な方がいらっしゃいます。彼は京都大学を卒業してそのまま大学院に入り、助手になった非常に優秀でエリートな方なのですが、26歳のときに連載していた論考をまとめた著書に『構造と力』というものがあります。
ボクらが生きている世の中は理不尽なことが沢山ありますよね。日々のニュースにも色々な悲惨な出来事が流れていくわけです。先進国は食べ物が余っていて捨てられている、でも新興国は食べ物が足りなくて餓死する子供たちがいる。そしていまだに紛争が世界のあちこちで起きていること。
こうした現実で理不尽な目にあった人がどう感じるかというと「現状を変えたい」と普通は思うのです。身近な例として、ボクらが会社に入る前は理想の高い良い部分しか見えなかったものが、いざ入ると表からは見えなかった闇や矛盾が見えてきます。
そうなったときに自分が状況変えてよくしたいと思うわけですが、そもそも組織を世の中も簡単には崩せないようながんじがらめの構造になっているわけですね。
そういう網の目のように張り巡らされた階層構造のように世の中はできています。いうなればピラミッドのように構造が張り巡らされていて、そこには「見えない力」が働いているわけです。
そこで現状を変えようしても潰されてしまうわけです。
例えば、学校でいじめにあって何とか世の中からいじめをなくそうとする人がいるとします。そうなると学校という組織も階層構造になっていて、上に行けば行くほど問題を起こしたくないと思っている偉い人たちがいます。
だから現場で大変な問題がありますと言っても上に行くにつれてどこかでその情報は止められてしまい、一番上まで届かない。さらにピラミッド構造の外にその情報がいかないので外部は全然その問題がわからないのです。
こうしてその社会の中でもみ消されていくという状況が起こってしまいます。組織のピラミッド構造の中でいくら変えようと頑張っても変えられないという現実に直面するわけです。
これは学校だけでなく政治の世界もそうかもしれません。
実際に政治家になった方からそういう話をたくさん聞いたことがあります。政治で世の中を変えようと思っても、本当に日本のために政治をやっている政治家というのは少ない。
中には自分のために政治家をやっている人もいるわけで、その構造の中で一人声を叫んでも見えない力、つまり「同調圧力」によってかき消されてしまいます。
だからなんとか日本を変えたいと思っても日の目を見なかった政治家は大勢いるのではないかと思います。こうした構造と力の世界は変えられないから、その枠組みから逃げ出してその外側で生きるという風に書いた本が浅田彰さんの自著『逃走論』にあたるわけです。
世の中というのは構造と力によって支配されているから、そこにいくら立ち向かっても変えることはできません。だからそこから逃げ出すというのがボクらにとって一番の策ということです。逃げ出すというのはただそこから目を背けるということではなく、今置かれている枠組みの外に身を置くということです。
そうしたメッセージが書かれているのが『構造と力』、『逃走論』という本の内容なのですが、これはトレードにも同じことが言えてくるのです。
なぜトレードで勝つことが難しいと思ってしまうのかということを掘り下げていくと、今まで見えてこなかった意外な真実が見えてきます。
2.トレードで負けるのが辛いと感じてしまう本当の理由
トレードというのは一般的な感覚でやるととても辛いものです。初めのうちはたとえ少額でも損切り自体がもう苦痛に感じますよね。人というのは損を遠ざけて目先の利益を取りたい、そういう風にできて言う生き物なわけです。
このことを詳しく分析した「プロスペクト理論」というものがありますが、詳しくは次の記事でお話ししていますのでぜひそちらもご覧ください。
話を戻すと、損を切るということは自分の間違いを認めなければならないわけですよね。自分は利益が出ると思って売買したのに相場は逆に動いて損をする。自分の判断の間違いを認めることは「苦痛」ですが、それをしないと「勝つこと」はできません。
トレードを続けて自分のレベルが上がっても予測を外すことは日常茶飯事なのです。あらゆる証拠が揃って「これはいける!」と思ってエントリーしても見事に逆に動いて連敗することもよくあるわけです。
そしてもう駄目だと思ってあきらめた瞬間に思惑の方向に行くことなんてよくあります。
また、いくらマイルールを守ってトレードしたとしても思いもよらない大事故というのも避けられません。
例えば突発的な戦争が起きたり、自然災害などでマーケットが急落するということがあるわけです。相場は現実を反映させますから、トレードをやっていると必ず理不尽な目にあいます。
こうした経験に直面すると人は「しんどいな」となるわけですね。今回の話の本質にだいぶ近づいてきました。
それでは、なぜ、「しんどい」と思うかということです。
2-1.誰もが気付かずにはまってしまっている「快楽の罠」
ここをもう一歩掘り下げる必要がありますね。例えばトレードにはこういった甘い囁きみたいなものがあります。「スマホ一つで世界中でどこでも稼げます」、「PCやスマホさえあれば旅行中でも時間的・経済的自由が手に入ります」、「会社を辞めて満員電車に乗ることもなければ嫌いな上司の言うことも聞かなくてもよくなります」というようなものです。
それに心が揺らいでトレードに参入してくる人が後を絶ちません。参入してくるまではいいのですが、いざ現実はどうかというと理不尽な目にあって「こんなはずじゃなかった」のオンパレードなわけですよね。
この時点で人は気づかないうちに「快適の罠」にはまっているのです。
人には快適と感じる事と不快と感じる2つがあって、現代社会では恐ろしいことに快適な方をどんどん選ぶようにプログラミングされてしまっています。
それが冒頭で言ったような今の社会構造であり、ボクたちに働いている見えない力なのです。
3.いつから日本人は「快楽の罠」にはまっていったのか
だから現代人はいかに「楽に苦労せずに美味しいところだけを取るか」という考えに陥りやすいと言えます。例えば「自動運転」は明らかに行きすぎた技術だと思います。
確かに自動運転によって事故は減るかもしれないのですが、すべてをロボットやAIに任せてしまうと確実に人の脳は退化しますよね。
これは有名な話ですが、段差も何もなくスムーズに移動することができる完全なバリアフリーの建物に住む人はどんどん身体能力が落ちていくのです。最終的には何もない平らな道のはずなのに「なぜか転んでしまう」ということが起こります。
逆に段差をあえて作ったり、少しデコボコさせたりすると「気を付けよう」という注意が向きます。意識するから、不安定な状況下の方が「人の体や脳というのは目覚める」というのは有名な話です。
ではトレードにおいて「快適の罠にはまっている人」というのはどういう発想になるかというと、「いかにエントリーチャンスが沢山あって、勝率がそれなりに高くてストレスが全くない手法」を探し続けるわけです。
別名「聖杯」といわれることもありますが、世の中にそんな手法というのは存在しません。
でもいつの間にかそういうものを追い求めてしまっているというのは、過去のボク自身も含めて「快適の罠」にはまっているということなのです。
そして、そんなものが実は世の中にはたくさん溢れています。
広告会社の宣伝文句を見れば「旅行に行ってストレスを発散しましょう」「疲れたら映画を見て気分を変えましょう」「飲み会をして鬱憤を晴らしましょう」というように、いかに人を「快」の方向にもっていくかが世の中の構造・仕組みであり、そこをピンポイントに狙って誘導していくわけですよね。
こうしたものはいまや世界中にあるわけなのですが、昔の日本を紐解いていくとどうやら全員が快適を求めていたわけではない。というのも快適の定義が今と異なっていたはずなのです。快適、もっというと「幸せの定義」が今とは違っていました。
3-1.戦後の占領政策で変わっていく日本
いつから変わっていったのかというと、戦後「GHQ」が日本に来て占領政策をしたところからです。その中の一つに「3S制作」というものがありました。
何のSかというと「スクリーン」「スポーツ」「セックス」の頭文字をとって「3S制作」ということです。スクリーンとは映画のことです。スポーツも熱狂すれば楽しいし、気分も良い。セックスも人間の根本的な快に直結しています。それらをとにかく追い求めるように仕組まれていったわけですね。
そうして日本人は戦後骨抜きにされ、志を忘れ日本を愛することを忘れた。成長発展することなく、今だけを楽しむという風に変わっていったということです。
もちろんボクが言いたいのは快適なものをすべて遠ざけるというわけではありません。修行僧のように一瞬たりとも快適な思いをしてはいけないというわけではないです。
快だけを追い求めるということがいけないわけです。
3-2.ボクが格闘技をしていたころの体験談
不快なもの感じるからその先にある快適な瞬間を本当に味わえるようになります。
例えば、昔ボクは格闘技をやっていたのですが、試合に出るためには規定の体重以下にする必要があります。いわゆる「減量」ですね。
当時バンタム級だったので、53.5キロまで体重を落とさなければなりませんでした。ボクは普段61、62キロくらいあったので、そこから
53.5キロにするには7,8キロを一ヶ月で落とさなければなりませんでした。
最初はご飯の量を半分にして脂っこいものを制限する。食事も鶏のささ身や野菜を中心にしていくわけですが、計量直前になると水分さえ抜いていきます。
銭湯に行ってひたすら水抜きして体重計に乗り、「後300グラムか…」と思ってさらに汗を出して「100グラムか…ここからがしんどいな」ということをやって体重を53.5キロに近づけていくのです。
そして試合の前日に53.1キロとか400グラム以下になったら、「よし、これで明日の朝起きて水を少し飲んでも軽量ぴったりだな」という風に調整していくわけです。
こういう減量のピークの時期には少し街を歩いただけで定食屋の漂ってくる匂いや、食べ物のサンプルを見ただけで涎がでてくるほどなのですが、減量は「不快」の方に属しますよね。
でも、だからこそたまに摂るバナナ一本やリンゴ一個が私服の食べ物に変わるのです。不快をあえて味わっているからこそ快も楽しめるわけですよね。快・不快はどちらもかけてはならない、表裏一体なものなのです。
3-3.FX初心者を脱出するには「快楽の罠」に気づいて抜け出すこと!
ですが、人は快ばかりを追い求めるとどんどん不快なものを遠ざけるようになってしまう傾向があります。けれどもこのゾーンにはまってしまうと見えない力・構造の餌食になるのです。
ピラミッド構造で例えると、大多数の人たちがいる大衆のゾーン、いわゆる搾取される対象になってしまうわけです。
トレードでも同じことがいえます。8,9割の大多数からお金を吸って勝っている上の一部の人たちが利益を得るという構造になっているので、そもそも最初からこの快適の罠にはまった状態で相場に参入したら間違いなく生贄になるのです。
とはいえ最初のうちは仕方ないわけです。けれど失敗を経て快楽の罠に気づき「このままではいけない!」「大衆のゾーンを抜け出さないといけない!」ということにどこかで気付く必要があります。
その時に結構踏ん張らないといけません。構造と力の影響下から抜け出すためには、最初に物凄い勢いとパワーが必要です。これはボクの前の動画でも述べている微分積分の話になります。「傾き=勢い+積み重ね」なのです。
そして、それを可能にするのが毎回お伝えしている「逆張りからのトレンドフォロー」の反復練習になります。正しい型を反復することが「構造と力」から抜け出すための唯一にして最も効果的な方法なのです。
とはいえトレードしたての頃はどうしても感情に引っ張られますよね。損切りしたくないとか、もう少し確信を得たらエントリーしたいなという考えが出てきます。
けれどもそういった「快楽の罠」に従っているといわゆる「大衆のゾーン」に留まることになりますから、ひたすら搾取され続けます。大衆のゾーンからは圧倒的な勢いをつけて抜け出さなくてはならないわけですが、そのためには自分の感情を横において、とにかく正しい型を繰り返すということが非常に大切です。
気持ちとしては「ここでエントリーするのは嫌だな」と思ってもその型通りにエントリーする。「ここで損切りするのは嫌だな」と感じても型通りに損切りするということを続けていくと感情がどうであれ大衆のゾーンを抜け出したものになります。「快適の罠」から外れた行動になるので少しずつ結果がついていきます。
そうすると意識が少しずつ変わって、「このやり方でトータルプラスになるんだな」と思えるようになります。不可能だと思えていたことが実は可能だという風に思える瞬間に突入していくのです。
成功のイメージが体感として得られるようになっていくわけですね。ここでも重要なのはちまちまやっていてはダメということです。最初はとにかく徹底的に正しい型だけを反復してください。繰り返し言いますが「勢い」と「傾き」が大事なのです。
ここで勢い良く抜けないと、ボクらが身を置いている構造というのはあまりに重力が強いですから「快適の罠」や「見えない力」によってすぐに引き戻されてしまいます。そんなのものに左右されないくらいの力で突き破らないといけないのです。だから最初が肝心なのですね。
ここで決まると言っても過言ではないです。ボクが毎回動画で言っている「逆張りからのトレンドフォロー戦略」というのは正しい型によって正しいトレードのやり方が身についていくのですが、「大衆のゾーン」から抜け出せるという意味も込めての名前になります。
※「逆張りからのトレンドフォロー」の詳しい解説は、この記事の最後からメルマガに登録いただくと、無料ですぐに開設動画が届きます。
話を戻すと、だからまずは、そういった「見えない力」「常識」に対して逆張りすることが重要です。そこに逆張りを掛けることによって、本当の意味での大きな流れに乗れる、トレンドフォローできるということを意味するわけですね。
そうするとトレードを通じて世の中の罠から抜け出すことができると、色々なことが見えてきます。「こういう風にして世の中というのは支配する側とされる側に分かれているのか」「こういう手口を使っているのか」ということが色々見えてくるのです。
それに気づくだけでも物凄い収穫になります。多くの人はそれに気づかずに「構造と力」の中でひたすらもがき続けるわけです。そうではなく、そこから抜け出してより高いところから自分自身の人生や世の中を見ていけるようになると、人生が本当に天と地のさほど変わってくるわけですよ。
だからこそ、ぜひトレードで利益を出すと同時に、お伝えしている反復練習を通じて「快楽の罠」から抜け出してください。「不快」なことも受け入れて、本当の意味で快適なものも味わうのです。
ボクは皆さんが世の中の本当の真実というものが見られるようになり、人間的に成長していくということが人生の醍醐味だと思っていますので、ぜひ逆張りからのトレンドフォローを反復してみて欲しいなと思います。
みつしろの視点
4.まとめ
それでは本日のまとめです。
ボクたちがトレードで勝てない本当の理由は
- 「快楽の罠」にはまってしまい、上達の道を自分から遠ざけてしまっている
からに他なりません。その罠というのは社会の仕組みであったり自分自身の先入観によるもので、すでに出来上がっている構造自体を1から変えるのは難しいわけです。
だからボクたちが取るべき行動は
- そこから一歩踏み出して既存の枠組みの外側に脱出するということ
ですね。脱出するには甘い誘惑にとらわれないくらいの勢いと力が必要です。その力を身に着けて人生をアップトレンドにしていくために、ボクが紹介している「逆張りからのトレンドフォロー戦略」を反復練習することが最も効果的な方法になります。
皆さんのトレードが上達して人生をより大きな視点でとらえられるようになり、本当の幸せをつかんでいくことを願っています。
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。