どうも!FXトレーダーのみつしろです。
今回はFXトレード初心者の方だけでなく、現状なかなかFXで利益を出せないFXトレーダーの皆様全員必見!と言える内容です。
これさえ見ていただければ、ボクが今まで色々な形でお伝えしてきた「逆張りトレード」についての情報を余す事なく手に入れてもらう事が出来ます。
まさにFXにおける「逆張りトレード完全マニュアル」です。
なぜ?みつしろは逆張りトレードを推しているのか?
それは、FXのチャートはアップトレンド、ダウントレンド、どっちつかずの方向感のない状況など様々ですが、一般的には8割レンジ相場(ボックス相場)と言われています。
そして、この逆張り手法とはレンジ相場でとても有効な手法であり、FXで勝ちを積んでトータル利益プラスになる為の大きな武器になるからです。
今回の記事の内容は、
- 逆張りと順張り
- FXの「逆張り」にオススメのインジケーター4種
- 各インジケーターの見方と売買ポイント
- 超使える!「ボラティリティ移動平均」をエクセルで作る方法
- 逆張りの3つの鉄則
- 逆張りと順張りの合わせ技で大きく勝てる手法
- 利益が取れる厳選チャートパターン
- 逆張りのエントリーポイントはここ!
- 逆張りメンタルの作り方
などなど、生涯トレード利益1億円越え、トレーダー歴14年、13年間負けなしのみつしろがトコトン解説します。
目次
1 FXの逆張りとは?
1-1 順張りと逆張り
FXの「順張り」は、トレンドの流れに乗るトレード手法のこと。
- 上昇トレンドなら、買い
- 下降トレンドなら、売り
対して、「逆張り」は、トレンドとは逆の方向に取引を行います。
- 上昇トレンドで、売り
- 下降トレンドで、買い
画像を見て分かるように、アップトレンドでも一直線に上がっていくわけではなく、途中で下がったり上がったりギザギザしていますね。
そして、トレンドはいつか終わって反転します。
または、買いと売りの勢力が拮抗するとレンジ相場(ボックス相場)が続くこともあります。
この様に直前のトレンドの終わり際に逆方向にエントリーする事で次のトレンドの初動を捕まえられる事が出来ます。
1-2 初心者はどっちからやるべき?
FXのチャートは一度トレンドが出ると継続しやすく、きれいな波形が出やすい特徴があるため、順張りに向いていると言われます。
ただ、順張りだとエントリーのタイミングは意外と難しいんですよね。
トレンドを確認してから流れに乗ろうとすると、どうしてもエントリーが遅れがちになり、利益が浅くなったり、押し目・戻りにやられたりします。
それに対して、流れの変わり目を狙う逆張りは、明確な判断がしやすいメリットがあります。
ダウントレンドからアップトレンドに、またはその逆のタイミングを狙ってエントリーし、流れが変わらなかったらすぐに見切りをつけ、変わったら乗る。
非常にシンプルで、初心者でも迷いません。そしてロスカットも浅く済みます。
ボク自身もトレードを始めてから最初に利益を出せるようになったのは「逆張り」でした。
その時は完全に逆張りしかやっていなくて、後から順張りも覚えていったんですね。
FX初心者にとって、トレードの苦手意識をなくすことは大きな課題です。
明確に判断できる「逆張り」でトレードの自信をつけましょう。
1-3 勝てる逆張り手法3パターン
逆張りはいつでもできるわけではなく、相場の流れが変わるところを狙わないといけません。
例えば、アップトレンドが続いていたら買いポジションを持つ人が多くなりますが、みんなどこかで決済売りをして利益を得ようとするはずです。
そして、売りが集中したタイミングでトレンドが止まってダウントレンドに移行します。
具体的に、逆張りで有効な手法は次の3つです。
- レンジ相場(ボックス相場)での逆張り
- スキャルピングの「リバ取り」
- 逆張りからのトレンドフォロー
それぞれ説明しましょう。
レンジ相場(ボックス相場)での逆張り
明確なサポート・レジスタンスの中で価格が上下を続けるレンジ相場では、
- サポート付近で買い
- レジスタンス付近で売り
の単純な逆張りが有力です。
スキャルピングの「リバ取り」
リバウンド狙いの「リバ取り」というスキャルピング手法はやや上級者向け。
FX市場では、急騰または急落した直後に逆方向に反発することがよくあります。
この反発を狙って逆張りし、うまくタイミングが合えば大きな利益を見込めます。
もちろんリバウンドせずにトレンド継続になる可能性もあり、エントリー・損切りのタイミングが初心者には難しいでしょう。
瞬間的な反発を取りに行くので、ずっとチャートに張り付いていないといけない面でもセミプロ以上の人向けの手法と言えます。
逆張りからのトレンドフォロー
トレード初心者にも明快なのは、トレンド転換を狙った「逆張りからのトレンドフォロー」の手法です。
大きな流れの変わり目で、逆張りっぽくエントリーするものの、転換後のトレンドに乗ります。
いつレンジブレイクするか分からないレンジの逆張りや、相場の急変時を狙うリバ取りに比べてエントリーポイントが分かりやすいのが最大のメリット!
トレンド転換が起こればそのまま利益を伸ばし、予想が外れたら浅めに損切りすれば良いだけなので利確・損切りのポイントも非常に明快です。
2 美味しい逆張りチャートパターン3つ
というわけで、「逆張りからのトレンドフォロー」が狙える美味しいチャートパターンを3つ、ご紹介しましょう。
- カップアンドハンドル
- ヘッドアンドショルダー
- ダブルトップ
2-1 カップアンドハンドル
上昇トレンド中、図のように弧を描いて下げた後、反転してネックラインまで戻り、また少し下げてから一気に上がるパターンです。
カップ部分では、買いポジションを持っていた人はずっと含み損を抱えていて、最初の時点に戻ってプラマイゼロになった時点で決済しようと考えます。
それで売りが殺到して値を下げ、持ち手(ハンドル)部分が形成されます。
ここで、最初に下げた時に売りポジションを持っていて、底で利益確定し損ねた人が「今度こそ利益確定のチャンス!」と一斉に買いに回るため、その後大きく上昇することになります。
そのため、ハンドル部分で高値を更新したら順張りで買いエントリーが定石です。
カップアンドハンドルが成立しても、ハンドルができた後で下げ始めたら、そのまま下がってトレンド転換になる場合もあります。
なので、
- ハンドル部分からネックラインを抜けたら順張りで買い
- ネックラインを抜けずに下げてきたら逆張りで売り
と覚えておいてください!
なお、上下反転した逆カップアンドハンドルも同様。
2-2 ヘッドアンドショルダー
ヘッドアンドショルダーも鉄板のトレンド転換シグナルです。
それまで上昇トレンドが続いて、高値圏で頭と肩のように3つの山が形成されたら、トレンド転換のサイン!
ネックラインを割った地点か、一度戻してからネックライン付近での押し目買い・戻り売りでエントリーします。
2-3 ダブルトップ
似たパターンで、同じ価格帯で2回反発して二つの山または谷が作られたら、その後はトレンド転換しやすくなります。
ネックラインを一旦抜けた後、ネックライン付近まで戻したときに押し目買い・戻り売りを狙いましょう。
チャート分析について詳しくは、こちらの記事もご参考にしてください↓
動画での解説はこちら↓
3 逆張りのエントリーポイント
では、ここからは、逆張りのエントリーポイントをもっと細かく見て行きましょう!
以下の条件が1つまたは複数当てはまるときはエントリーの有力な根拠になります。
- 中長期のサポート/レジスタンスがある
- 上位足では順張り方向になる
- 移動平均線のサポートがある
- 第2波である
3-1 中長期のサポート/レジスタンスがある
逆張りのコツは、「みんなが意識している価格」を見つけること。
長期足で見た時に何回も止められている強力なサポートまたはレジスタンスがあれば、またそのラインで流れが変わる可能性大です。
3-2 上位足では順張り方向になる
逆張りは逆張りでも、上位足で見た時に順張り方向になる方が成功率が上がります。
例えばデイトレードで4時間足や1時間足を見ているときは、日足を確認して長期トレンドに逆らわない方向で逆張りしましょう。
3-3 移動平均線のサポートがある
移動平均線もサポートとして機能することがあります。
特に意識している人が多い100日移動平均線には注目!
3-4 第2波(エリオット波動の第3波)
第一波に飛び乗らないことも重要です。
「ここで反発が起こりそうだぞ」というサポート・レジスタンスのラインを想定したら、予想ですぐにエントリーするのではなく、1回反発してラインが機能していることを確認しましょう。
動画の解説はこちら↓
4. FXの逆張りに役立つインジケーター4種
次に逆張りに使える基本的なインジケーターを4つ、ご紹介しましょう。
MT4を始め、どのトレードソフトにも入っている一般的なインジケーターばかりですので、ぜひ活用してください!
レンジ相場(ボックス相場)で使えるオススメのインジケーターはこちらの4つです。
- 移動平均線(MA)
- ボリンジャーバンド(BB)
- RSI
- ストキャスティクス
それぞれ、見方や売買ポイントを解説しましょう。
4-1. 移動平均線(MA)
移動平均線(ムービングアベレージ、MA)は、トレンド系のインジケーターの代表です。
一定期間の終値の平均を表したもので、ローソク足チャートと組み合わせることにより大まかなトレンドを知るのに役立ちます。
こちらは米ドル/円の日足に期間21の移動平均線を表示したものです。
- MAが下向きで、かつローソク足がMAよりも下側で推移している時は下降トレンド
- MAが上向きで、かつローソク足がMAよりも上側で推移している時は上昇トレンド
- 移動平均線が横ばいで、ローソク足は移動平均線の上下を行き来している時はボックス相場
と見ることができます。
トレンド相場での逆張りは多数派の流れに逆らうこととなり、非常に勝ちにくくなります。
なので、まずは移動平均線でレンジになっていることを確認しましょう。
ポイントは、移動平均線が横ばいで、移動平均線の上にローソク足が重なっていること。
なおかつ、ローソク足にひげが出ているといい感じに相場が動いているので逆張りには絶好の環境になります。
4-2. ボリンジャーバンド(BB)
もうひとつ、ボリンジャーバンド(BB)も「逆張りが有効な局面なのかどうか」を見極めるのに使えるテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドは移動平均線を元にした指標で、移動平均線の上下に帯(バンド)を作ります。
統計的に、±2σ(シグマ)のバンド内に価格が存在する確率は95.5%。
BBからローソク足がはみ出すかどうかで、相場の反転や保ち合い離れを判断する指標となります。
- バンドが拡大している時は、強いトレンドが発生
- バンドの幅が一定の時はボックス的な値動き
図の②のボックス相場では逆張りが非常に有効です。
ボリンジャーバンドの+2σをレンジの上限、-2σを下限とみなして仕掛ける人もいるのですが、これはやや根拠に乏しい方法と言えます。
なぜなら、バンドの設定は期間やバンド幅(1σ〜3σ)など、使う人によって変わるので、ボリンジャーバンドの価格に大量の注文が入っているとは考えにくいからです。
また、±2σのラインにローソク足が到達しても、そのまま突き抜けてトレンド発生に移行することもあります。
なので、ボリンジャーバンドのラインをサポート・レジスタンスとみなすよりも直近の高値・安値に注目した方が正確でしょう。
値動きだけは、誰にとっても同じ唯一の事実です!
サポート・レジスタンスの考え方、ラインの引き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓↓
4-3. RSI
続いては、オシレーター系のテクニカル指標、RSI(レラティブ・ストレングス・インデックス)のご紹介です。
オシレーターとは
オシレーターは「振り子」「振り幅」の意味で、トレード用語では「買われすぎ」や「売られすぎ」のどちらに振れているのかを表します。
RSIは画像のようにローソク足の下に別枠で表示され、一定期間の価格の変動幅から相場の「買われすぎ」「売られすぎ」をパーセンテージで表すインジケーターです。
ローソク足チャートと比べて見ると、RSIが点線の30%・70%に近づいた時に相場が反転しているのがわかりますね。
RSIが50%の時は小幅な値動きの「もみ合い」になることが多いです。
ボックス相場の逆張りでは強い見方になってくれるRSIですが、弱点もあります。
一定レンジの中では売りサイン・買いサインがハッキリ出るものの、強いトレンドが発生しているとRSIは上下どちらかに貼りついたままで全く機能しなくなります。
4-4. ストキャスティクス
ストキャステイクスもオシレーター系のインジケーターです。
過去の高値・安値に対して当日の終値がどのような位置にあるのかを数値化し、%K(短期戦、読み方:パーセントK)、%D(長期線、読み方:パーセントD)の2本の線に表したもの。
70〜85%以上が買われすぎ、30〜15%以下が売られすぎの目安で、逆張りの売買タイミングを判断するのに使えます。
- 20%以下で%Kが%Dを下から上抜いたとき→買いサイン
- 80%以上で%Kが%Dを上から下抜いたとき→売りサイン
なお、ストキャスティクスもRSIと同じく、ボックス相場では威力を発揮するものの、強いトレンドが発生している時には正確に機能しないデメリットがありますので、他のトレンド系の指標とセットで使いましょう。
4-5.逆張り向きインジケーターまとめ
では、ここまでのまとめです。
- 逆張りが有効なのは「レンジ相場(ボックス相場)」のとき
- トレンド系のインジケーター、移動平均線(MA)とボリンジャーバンド(BB)で逆張りができる相場環境かどうかをまず見分けよう
- レンジ内では、オシレーター系の指標、RSIやストキャスティクスを参考に、サポートで買い、レジスタンスで売りを繰り返せばOK
- エクセルで自作する「ボラティリティ5日移動平均」も優秀
- もっと大きな利幅を取るには、トレンド転換点を狙った「逆張りからのトレンドフォロー」をマスターしよう!
5. エクセルで自作!ボラティリティ移動平均
ここまで一般的に逆張りに役立つとされているインジケーターを紹介してきましたが、実は、ボクが実際に使っているのは移動平均線とボリンジャーバンドだけで、「ボラティリティ移動平均」をエクセルで自作したものを使っています。
5-1.逆張りで勝つための鉄則
ボラティリティ移動平均線は、シンプルに過去5日間の高値と安値の値幅(ボラティリティ)の平均値を表したグラフです。
逆張りで勝つための3つの鉄則
- 長期トレンドには逆らわない(重要)
- ボラティリティが縮小する場面で仕掛ける
- 頭と尻尾はくれてやれ
①長期トレンドに逆らわない
逆張りは逆張りでも、長期のトレンドに逆らう逆張りはうまく行きません。
例えば長期トレンドがアップトレンドなら、一瞬落ちてもまた買われる可能性が高くなります。
②ボラティリティが縮小する場面で仕掛ける
逆張りはボラティリティが跳ねた後、縮小したところを狙う。
ボラ落ちきったところではなく、落ちていく途中の「ちょっと怖いな」というタイミングで仕掛けるのがコツ。
基本的には0.5〜1.5あたりが上限になる。
③頭と尻尾はくれてやれ
ボラが縮小していくところのローソク足チャートを見ると、上下に触れてギザギザしたレンジ相場になります。
あとはローソク足チャートのレジスタンスまで上がりきったらショート、サポートまで下がり切ったらロングで勝てます。
ただし、ボラが縮小していくところをちょっと取れたら、深追いはしないこと。
「全部取りきってやろう」は負けの発想。頭と尻尾はくれてやってください!
5-2.最強インジケーター「ボラティリティ移動平均線」の作り方
この段では、ボティリティ移動平均線の作り方を解説しましょう。
エクセルの新しいシートに、Yahoo!ファイナンスの値動きの表をそのままコピー&ペーストして…
新しい行を2つ追加します。
・ボラティリティ(=高値-安値)
エクセルのF2のセルに「=C2-D2」と数式を入力し、F列全部にコピー。
・ 5日移動平均(5日間のボラティリティの平均)
G2のセルに「=average(F2:F6)」の式を入力し、G列全部にコピーしてください。
あとは、縦軸=5日移動平均、横軸=日付、になるようなグラフを挿入すれば完成!
一度エクセルのシートを作ってしまえば、あとはデータを差し替えるだけでグラフも新しくできます。
注意点として、ボラティリティ移動平均は逆張りが有効な相場環境を判断するのには非常に優秀’ですが、細かいエントリーポイントまでは判断できません。
他のインジケーターやローソク足のパターンと組み合わせて使ってください!
動画の解説も合わせてどうぞ↓
6. 逆張りの注意点
6-1. 根拠のないエントリーはしない
「価格が下がってきたから、なんとなくそろそろ上がりそう」と、根拠なくエントリーするのだけは危険ですので絶対にやめてください!
上記のチャートパターンだったり、インジケーターのサインだったり、何かしらの根拠がある時にだけエントリーしましょう。
6-2. 損切りポイントは必ず設定する
忘れてはいけないのが「損切り」です。
予想と逆に行ってしまったけれど、もうすぐ流れが変わるだろうから…とナンピンするのは最悪!
エントリーするときには必ず利確と損切りの注文も同時に出しておきましょう。
逆張りの場合は、損切りポイントは浅めに設定するのがコツです。
6-3.逆張り手法のまとめ
ではFXの逆張りについてのまとめです。
逆張りとは、トレンドの逆方向に取引を行うこと。
トレンドの変わり目やレンジ相場、急騰・急落の値動きなどを狙います。
一般的に逆張りは難しいとされ、初心者には順張りからと言われますが、実は逆張りの方がシンプルなのでオススメです。
チャートパターンやインジケーターをヒントに流れの転換点を見極められれば、大きな利益を得られます!
逆張りからのトレンドフォローの詳しいやり方については、メールマガジンで無料解説動画も配信していますので、合わせてチェックしてください!
7.大きく勝てる!逆張りと順張りの合わせ技
レンジの逆張りが悪いというワケではありません。
サポートラインで買い、レジスタンスラインで売る、の繰り返しなので、トレンドの転換点を読みやすいので初心者向けと言えます。
ですが、レンジ内の小さな値幅しか取れないというデメリットがあります。
勝ち組はレンジの小幅な値動きではなく、大きなトレンドをとらえて1回のエントリーで大きな利益を出しているのです。
そこで、おすすめしたいのが、逆張りから入ってトレンドを取りに行く「逆張りからのトレンドフォロー」という手法です。
エントリータイミングはそこまで多くはないものの、1回で大きな利幅が取れるメリットがあります。
7-1.レンジの逆張りと、トレンド転換点の逆張り
ここまでご紹介してきたインジケーターなどは、基本的にレンジ相場内での話でした。
逆張りにはもう一つ、トレンド転換点の逆張りがあります。
トレンド転換点の逆張りには、こんなメリットがあります。
- 流れの変わり目は価格が最も動きやすい
- 流れが確定する前の方が優位性が高い
- 利幅を大きく取れる
ずっとチャートに張り付いていなくても良いので、会社にお勤めしながらの副業トレーダーや、家事・育児をしながらの主婦/主夫トレーダーにおすすめの手法でもあります。
7-2.狙うべきトレンド転換のチャートパターン
逆張りからのトレンドフォローで狙うのは、トレンド転換点です。
典型的なトレンド転換のチャートパターンは、例えば「FXローソク足分析の基本|三角保ち合い・Wトップ・三尊天井とは」にも登場した、
- Wトップ・Wボトム
- ヘッド・アンド・ショルダー
などがあります。
エリオット波動で言うところの、下降第3波を狙います。
エリオット波動とは?
相場には上昇5波・下降3波のサイクルがある、と言う理論のこと。
下降第3波は大きなダウントレンドになりやすい。
中でも、アップトレンドからダウントレンドに転換するときに「売り」から入るのが狙い目です。
7-3.逆張りからのトレンドフォローで使うインジケーター
ボリンジャーバンドの±2σとミドルラインを指標とする非常にシンプルなやり方ですが、
- 高確率でトレンドに乗れる
- 損切りが浅く済む
- 利が伸びる時は大きく伸びる
というすごい手法です。シグナルが分かりやすいので初心者にもおすすめ!
詳しくは、ボクのメールマガジンで解説動画をプレゼントしています。
もちろん無料で、要らなくなったらいつでも解除できますので、是非このページの最後から登録してください!
8. FXで勝ち続ける為の「逆張り」メンタルの鍛え方
ここまでは、逆張りエントリーの具体的な手法についてお話ししてきました。
しかし、皆さんもご存知の通り手法を覚えただけではFXの相場で勝ち続ける事は非常に難しいです。
トータルプラスを出し続ける、勝ち組トレーダーになるにはシンプルで分かりやすい手法と
「メンタル」「思考」
が非常に重要になってきます。
この章からは、逆張りトレーダーとしての身に付けべき「メンタル」と「思考」についてお話ししていきたいと思います。
8-1. 逆張りの思考とは?
そもそも「逆張りの思考」とはどのようなものなのか、投資の世界の逆張りや、人生の逆張りなど、具体例を交えて見ていきましょう。
8-1-1. 株式投資やFXの「逆張り」とは?
逆張りトレードで大きく利益を取る為のお勧め手法の見直しはこちらから!!
わんわんが言う通り、一般的にトレードで逆張りと言えば、
- 下降トレンドでの買い
- 上昇トレンドでの売り
のことを指します。
逆張りの手法は、一定のサポート・レジスタンスラインの間で小幅な値動きを繰り返すレンジ相場において有効な手法です。
または、スキャルピングなどでは長期トレンドに逆らっての一次的な戻しを狙いに行くこともあります。
こういった逆張りの手法はFXや株のデイトレードなど、短期間でポジションを手放す投機的なトレードでよく用いられます。
一方、配当を目的とした長期的な株式投資や、FXでもスワップ金利目的で長期保有の場合は、株価・為替が急落して安くなったところで買う、「値ごろ感」での逆張りもあります。
価格調整のための下落ならお得な買い方ですが、ファンダメンタルが絡んでいるとそのまま損になってしまうリスクを抱えることなります。
一つ例を挙げると、今から約30年前の1987年10月19日、「ブラックマンデー」と呼ばれる史上最大規模の世界的な株価大暴落が起こりました。
(引用元:Wikipediaより)
1986年からずっと上昇を続けてきたニューヨークダウ市場が、様々な要因が重なり大暴落となり、米国だけでなく日本を含め世界の株価の大暴落を引き起こしました。
ほとんどの個人投資家や証券会社が大打撃を受ける中、数少ない運用会社だけがブラック・マンデーに株をショートしており大きな利益を上げたのです。
普段は多数決のように見えて、いざという時には多数派がぼろ負けして、少数派が勝つ。それが起こり得るのが相場です。
しかし注目すべきなのは、ブラック・マンデーで勝った少数派は単なる天邪鬼で逆張りをしたわけではない、という点です。
少数派の運用会社は、いち早くコンピューターのシステムを構築し、膨大な過去データと照らし合わせ、緻密な計算を元に、市場の転換点やポジションを変えるルールを明確にしていました。
多数派でいることに安心せず、自分たちの頭で考え、意思決定をしたところが生き残ったと言えます。
8-1-2. あえて少数派でいるということ
少数派でいるよりも多数派でいる方がずっと簡単だし、楽です。
例えばテレビ。ぼーっとテレビを見ていると、どんどん面白いニュースやバラエティやドラマが流れて、無限に時間を使ってしまいます。
しかも、ただ時間を奪われるだけでなく、少数派の都合が良いように洗脳されてしまうのです。
「報道機関は公正、公平、中立を旨とし、国家権力に屈せず、国民の利益に適う報道姿勢を理念とする」というのは建前で、マスメディアはスポンサーを始めとした権力者の都合の良いように情報を取捨選択・加工して大衆に向けて発信します。
そして、テレビの情報から影響を受けた大衆は権力者から知らず知らずのうちにコントロールされてしまうのです。
テレビの健康番組で「納豆を食べると痩せる」とウソ情報が流れた日にはスーパーから納豆が売り切れたのは本当にあったウソみたいな話。
じゃあネットの情報はどうか? と言うと、これも玉石混交です。
例えば少し前にあおり運転の事件が話題になりましたが、「こいつが犯人だ!」と、全く無関係の人がネットで晒されて問題になりました。
また、検索して出てくるサイトやInstagramなどでも根拠の乏しい情報が出回って、リテラシーのない人々いわゆる情報弱者をカモにするようなビジネスが横行しています。
テレビでもネットでも「みんなが見ているから」「みんながそう言っているから」と信じてしまうと、あっという間に洗脳されてしまうので注意しないといけません。
多数派に流されずに常識を疑うこと、少数派でいるのを恐れないこと、それが逆張りの思考なのです。
逆張りの発想を持っていると、思考の自由度は一気に上がります。
例えば、「『負けない技術』に学ぶ、FXで負けないためのマインドセット7」でも本を紹介した雀鬼・桜井章一さんは、学校の勉強は一切しない!と心に決めて実行していたそうです。
思考の自由度は、人生の自由度です。
良いか悪いかは置いておいて、「学校に行って勉強しなければならない」「良い会社に入って安定した収入を得なければならない」など、みんながやっていることの逆側の選択肢を持っていると、人生はもっと自由になります。
8-1-3. マイナスをプラスに変える思考
逆張りの思考ができると、追い詰められた局面でも精神的にゆとりを持つことができます。
つまり、ピンチになればなるほど「これは面白くなってきたぞ!」とプラスにとらえられるのです。
トレードで言えば、下落もエネルギーですから、大きく下がった後には必ず反発するポイントがやってきます。
逆に、ほとんど値動きがなく、上昇も加工もしない時はトレードのチャンスがありません。
人生も同じで、全く何事も起こらない平坦な場面ではなかなか成長のチャンスがやって来ないのです。
それよりは、あの時は本当に地獄だった、黒歴史、人生の闇とも言えるくらいのネガティブを経験した方が、反発するエネルギーを使って大きく飛躍するチャンスにも恵まれます。
僕は親の仕事の関係で子供の頃から海外の色んな国を転々としていました。
海外ではアジア人だとバカにされ、いじめられ、日本の高校に入ってたら今度は帰国子女だといじめられるんです。理不尽ですよね。
もういじめられるもんか!と大学ではキックボクシングに明け暮れてそこそこの成績を残しますが、コミュ障なのは治らず。
就職活動では70社以上に落ちて、「ボクは社会必要とされていない人間なんだ…!」と、マジで絶望しました。
でも、その闇があったからこそ一匹狼でもやっていける「為替トレーダー」という仕事に出会い、本気で頑張って来られたんです。
8-2. これからの時代に逆張り思考が重要な理由
特に、これからは逆張り思考が重要な時代になると予想されます。
理由は3つあります。
- 変化が激しく不安定な時代になる
- 安定した心の拠り所がなくなる
- これまでのやり方・パターンが通用しなくなる
それぞれ、解説しましょう。
8-2-1. 変化が激しく不安定な時代
まずは、相場も含めて世の中全体が変化の激しい不安定な時代になっていること。
例えば2018年から2019年にかけては、特にこれといった材料がないにも関わらず日経平均が1000円以上大暴落しました。
同時に、ドル円も一気に4〜5円の急変を見せ、アベノミクス以降の長いレンジ相場で常勝してきたトレーダー達が大勢ストップ狩りに遭いました。
他にも、アップルやFacebookなど今まで順調に成長してきたアメリカの大手IT株が50%以上大暴落するなどの大きな変化が起こっています。
さらに、2019年には平成から令和への改元がありました。
歴史を遡ると、元号が変わって最初の5年間は世界的に荒れ模様の相場になっています。
もはや、大企業だから、老舗だから安心、ということは言えません。
今までの常識を疑い、現状を良く見て、自分の頭で判断することが必要になってきます。
8-2-2. 安定した心の拠り所がなくなる
関連して、安定した心の拠り所がなくなることも挙げられます。
ひと昔前だったら、いい大学を出ていい会社に入ってしまえば終身雇用で退職金をいっぱいもらって老後も安心、でした。
もしくは、手に職をつけて真面目に働けば十分に所帯を持てるくらい稼ぐことができました。
しかし、現在は大企業でも経営が悪化すればリストラで簡単に職を失うので安心とは言えません。
転職や副業が当たり前になる一方で、ユーチューバーやSNSのインフルエンサーなど、新しいビジネスも登場し、働き方・生き方は多様化しています。
自由になった反面、これをやったら安心という確かな物がない、ということでもあります。
8-2-3. これまでのやり方が通用しない
今までのやり方が通用しなくなるので、パターン化されたものを使うのではなく、自分で新しい法則を考える必要性も出てきます。
トレードの世界でも、10年勝ち続けてきたのに11年目で全てを失うようなことは珍しくありません。
「この通りにすれば大丈夫」とパターン化していると、どこかで裏をかかれてしまうのです。
簡単で、何も考えなくても言われた通りにすれば大丈夫ですよ、というパターン化された投資ノウハウやトレード手法は、限定的な条件下でしか通用しません。
もちろん、ある場面では有力なので使える時は使ったら良いのですが、仮にそれが使えなくなっても自分で新しいノウハウを作れるぐらいになっておきたいものです。
そのためには、今までのやり方にとらわれず、自分で「こうじゃないかな?」と新しい仮説を立て試行錯誤して、きちんと論理的に検証しなければなりません。
ちょっと視点を変えると、現在、世間では大学入試改革が進んでいます。
受験生の格差が広がるとか、高2から受験モードでは充実した高校生活ができないとか、いろんな問題が指摘されてはいるものの、ある意味では英断です。
これまでの受験は暗記型で、知識や解法のパターンを教わった通りに記憶して、試験問題でもその通りにアウトプットする力があれば合格できました(東大は除く)。
元々、近代教育制度は指示通りに動ける工場労働者を育成するためにデザインされていて、少し前までの安定した時代のサラリーマン育成にも通用しました。
ところが、技術革新で事情が変わりました。
決まったパターンやプログラムの通りにアウトプットするのは人間よりもAIが得意で、技術の進歩と共に今まで人間がやっていた仕事がAIに置き換わる局面に来ています。
すると、どうなるか?
人に残される仕事は、
- AIを導入するよりも人間の方がコストの安い仕事
- AIに覚えさせるプログラムを作る側の仕事
のどちらかになります。
1の「AIよりも人間の方がコストの安い仕事」は例えばコンビニの店員があります。
技術的には全て機械に置き換えられるんだけれど、業務が多岐に渡って全部の機械を置くスペースが足りないので、今のところレジの人を雇った方が安上がりなだけです。
要するに、1は給料の安い仕事しかなく、それすらもいずれ機械に置き換われば失われていくことになります。
2の「AIのプログラムを作る側の仕事」に求められるのは、教わった通りに実行する能力ではなく、既存のものにとらわれず新しい仕組みやルールを作っていく力です。
新しい大学入試制度には、こういう「人間にしかできない仕事ができる人を増やそう!」という理念が一応あるのです。
8-3. 逆張りの思考を鍛える方法
8-3-1. 問いを持つ
1つ目は、「問いを持つこと」です。
例えば、さっきの大学入試の話とかも「へえそうなんだ」で終わらず、「本当にそうなんだろうか?」と情報を深掘りして、自分なりに考えてみることが大事になります。
- それは事実か? 情報源は?
- 見落としていることはないか?
- なぜ、そうなのか?(理由)
- 何のために?(目的)
- 過去はどうだったのか?(歴史)
- 他の地域や分野で類似したものはないか?(比較)
- その事実から本当にそのことが言えるのか?(論理)
- 逆の可能性はないか?
- それによって得をする・損をするのは誰か?
ポイントは、すぐに結論を出そうとしないことです。
それっぽい答えが出ると安心するんですが、いろんな可能性を残してモヤモヤさせておくことが重要です。
対象に色んな角度から光を当てて、立体的にしていくようなイメージですね。
8-3-2. 自分なりの価値基準を持つ
もう一つは、世間一般とは違う自分なりの価値基準を持っておくことです。
例えば、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん・貧乏父さん』は、ものすごく簡単に言うと「労働者をやめて投資家になろうぜ!ラットレースから抜け出そうぜ!」って本です。
それを読んでビジネスや投資を始める人も多いと思うんですけど、実際トレードで稼ぐようになるとそこでもまたラットレースが続いているんです。
100万円稼げたら次は1000万、2000万、1億…と、金額が増えていくのに家に引きこもってるだけで、ちっとも幸せそうじゃないトレーダーを何人も見てきましたし、ボク自身もそれをやって「何か違うな」と思ってたんですね。
ひたすらトレードのスキルを磨いて、口座の残高を増やして、成功して、欲しかったものを手に入れて、嬉しいはずなのにそこまでの幸せは感じられませんでした。
お金に一番の価値を置いてしまうと、お金にコントロールされる人生になります。
お金以外のものにお金よりも価値を感じていれば、逆にお金をコントロールできるようになります。
ボクの場合は、例えば「仲間」に価値を感じています。
だから起業家仲間と一緒にビジネスをやるのにトレードで稼いだお金を回したり、みんなが集中して仕事ができるような場所を作ったり、みんなで遠足に出かけて美味しいものを食べたり、新しい仲間に出会うためにもお金をかけています。
ただ、「お金よりも愛が大事」みたいなのもまた違う気がします。
だって、お金がなかったら愛する家族を養えないし、仲間と面白いことしたりもできませんからね。
9. 逆張りの人生とは?
投資で逆張りと言えば、「買い」が多数派のアップトレンドの時に売る、または「売り」が優勢のダウントレンドの時に買うことでした。
転じて、逆張りの人生とは、時代の多数派の流れに逆らい、あえて少数派でいる生き方のことを指します。
例えば、中学校の部活ではサッカー部とか野球部なんかが多数派ですが、あえてマイナー競技の部活に入る、というのある意味逆張り的な発想です。
9-1.リスクを取ってチャレンジする思考
多数派に乗っかって、みんなと同じなら何となく安心な気がしませんか?
実際には別にみんなと一緒だから安心な保証はどこにもないんですけど、人と違うことをするには勇気が要ります。
億トレーダーのAki(@aki_fx1)さんも、思い切った逆張りの人生を歩んできた一人です。
私は芸術系の大学を卒業しているのですが、特殊な分野なので就職先も限られます。
一流企業に就職して普通にサラリーマンになって、出世して貯金しながら定年まで働くという将来は描けませんでしたね。同時に、日本ではあるレベル以上の安定企業に就職できなかったら、そこで人生がある程度は決まってしまうと当時は思い込んでいました。
月に30万以上稼げる将来がどうしても見えなかったので不安になり、大学生時代に話題になり始めていたデイトレードを始めたんです。
大学卒業後は、フリーターをしながらアルバイトで貯めたお金をFXにつぎ込み、何回も資金をゼロにして、300万円の借金を作ってしまいます。
普通の人ならそこで諦めるところですが、Akiさんは家庭教師の仕事をしながら自分のトレードの失敗を研究し一気に億トレーダーへと浮上しました。
2018年には5億の利益を上げ、翌2019年に2億の損切りをしたことトレーダーの間では有名な話です。
ちなみにAkiさんは現在、家庭教師派遣会社の経営を本業にしていて、そちらの収益が安定しているためトレードで億単位の負けを出しても精神的にそこまできつくはないのだとか。
Akiさんから学ぶべき逆張りの発想は、自分の理想を持ってそれに近くための具体的な道筋を考え、リスクを取ってもチャレンジすること。
自分はどんな生活・生き方が理想なのか。それを実現するための現実的な方法は何か。じっくり思い描いてみましょう。
9-2.上昇トレンドへの転換を待つ
逆張りには、時に「待つ」ことも必要です。
相場は一定の波形を繰り返していますから、下がったり停滞したりしても、必ずいつかは上昇します。
人生のアップダウンも全く同じです。
個人投資家のトッププレイヤー、cis(@cissan_9984)さんは資産がなんと230億円、一人で日経平均を動かす力を持つと言われます。
cisさんのトレードスタイルは順張り派。
上がっている株を買う。下がっている株は買わない。
買った株が下がったら売る。
マーケットの潮目に逆らわずに買う。そして潮目の変わり目をいち早くキャッチする。
この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。引用:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis
ですが、株を始めた当初は負け続けて講座の残高が104万円まで減ってしまったのに「3年は続けてみよう」と思って止めなかったというエピソードは逆張りの発想だなと思います。
そこから、「2ちゃんねる」の株板のオフ会に参加したのがキッカケで長期投資から短期トレードにスタイルを変え、資産を大きく増やしました。
9-3. 合理的に考えた結果そうなった
逆張りの人生とは、単にあまのじゃくで何でもかんでも人と反対のことをするのではなくて、多数派に流されずに合理的に考えた結果、そうなります。
もう一人、すごいなと思うトレーダーの方を紹介しましょう。
アキラ(@a__KiRa612)さんはトレードの先出し情報をTwitterでつぶやき、的中率が高いことで人気のトレーダーです。
2019年7月時点では資産14億円を所持していましたが、8月上旬にマイナス10億円の損失を出したことをTwitterで公開。一気に知名度を上げました。
アキラさんがトレーダーになった理由は、外食チェーンの正社員の生活が嫌になったから。
トレードで勝てるようになれば、サラリーマンでは到底稼げないお金と自由な時間が得られます。
今、ユーチューバーなども子供たちに人気の職業ですが、タレントと同じで属人的な才能が必要です。でも、トレードなら、ある程度勉強と経験を積めば、誰でも勝てる再現性のあるゲームです。
引用:10億円損失がSNSで話題 FXトレーダー・アキラ氏を直撃<[/speech_bubble]1>[/speech_bubble]|日刊ゲンダイ
サラリーマンを辞めてトレーダーになる、って世の中の大多数の人からは「大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、実は個人レベルでお金を稼ぐのには合理的な方法なんですよね。
9-4. ボクが人生で逆張りしたこと
ボクは父親の仕事の都合で、小さい頃は海外の色んな国を転々として生活していました。
南アフリカからオランダ、サウジアラビア、アメリカ…どこに行っても東洋人はマイノリティで、差別されるのが当たり前でした。
しかも、ボクは人に指図されるのが嫌いで反抗的な態度を取っていたため、しょっちゅういじめられていました。
高校進学のために日本に戻ってきたら、今度は海外育ちのお調子者と思われたのか、またボコボコにいじめられます。
それが悔しくて、大学ではキックボクシングに明け暮れました。
人付き合いが苦手で、会社の人たちと一緒に働くのが本当に嫌だったので、就職活動はちっともやる気が出ず、60社以上落ちて、ギリギリ引っかかったのが証券会社でした。
そこで初めて「トレーダー」という仕事を知り、これだ!と思ったんですね。
トレーダーは会社に所属していても一匹狼でいられて、実力次第で転職しながらキャリアを積んでいけます。
これなら誰にも指図されることなく、自分の力で稼げる!
そう思ったボクはトレーダー部門への移動を願い出て、これでのし上がってやろう!と思っていました。
恥ずかしながら1社目では吹っ飛ばして9ヶ月でクビを言い渡されますが、次に転職した運用会社では3ヶ月目で月2〜3万ドルの利益を出せるようになりました。
その後はヘッドハントされたりしてヘッジファンドを渡り歩き、2012年に独立。個人でトレードしながらビジネスも始めました。
ビジネスはいたって順調で、1年ほどで累計の利益が1億円を突破。ほかにトレードの収益も月に3万ドルほど入ってきます。
当時は人に会わないで家に引きこもっているせいかな? と思っていましたが、今思うとお金の使い道を作っていなかったのが悪かったようです。
息は吐かないと吸えないように、お金も使い道がないとおかしくなってしまうんです!
トレードでたくさん利益を出すのはOKなんですけど、ぶっちゃけ簡単に稼げてしまうので、その分何かに還元した方が精神衛生上良いんですよね。
そのことに気づいてからは、お金の使い方が変わりました。
例えば、今は本当に良い思い出やってる飲食店とかに何回も食べに行って、人を呼んだりして、いっぱいお金を使ったり、人を雇って育ててチームで仕事したりしてます。
苦労はありますが、自分の能力やスキルを誰かのために役立てる生活は充実して元気でいられるので、結果的にトレードでも勝てるんです。
なので、個人的には専業トレーダーにこだわらないで、何かビジネスとかと二足のわらじでやるのは結構良いんじゃないかなと思っています。
10. 番外編 VIX(恐怖指数)相場
「逆張りは勝ちにくい」
一般的には一時的に相場のトレンドに逆らう手法の逆張りトレードは勝ちにくいと言われています。
(今までご説明してきた手法を用いれば、逆張りでも十分に利益を出せると理解して頂けていると思います)
ただし、ある1つの相場を除いては…!
10-1. 逆張り投資法が上手くハマる相場がある
先ほどお話しした様に「逆張り」の手法が真価を発揮するのは、サポート・レジスタンスが明確なレンジ相場(ボックス相場)です。
為替が動く要因は、
テクニカルだけを見ても、株やFXの相場はトレンド相場とレンジ相場の行ったり来たりを繰り返しています。
そして、いつレンジブレイクしてトレンドが発生するのかは、誰にも予想がで来ません。
10-2. ずっとレンジ!VIXとは?
逆張りの投資法がハマる、ずっとレンジを繰り返している不思議な相場、それがVIX(恐怖指数)です。
恐怖指数(VIX)とは?
「VIX」はVolatility Index(ボラティリティ インデックス)の略です。
投資家が見込むアメリカのS&P500種指数の価格変動率を、シカゴオプション取引所(CBOE)が算出・公表しているものです。一般的に、将来の株式市場に対する投資家の不安心理を表す指標とされています。
数値が大きいほど投資家が株式市場の先行きに不安を感じているということになります。
VIX指数が高い時は、通常よりも値幅が広くなる、通常の数倍の値動きが起こるなど、相場が激しく動きます。
VIXの注目ポイントは、何と言っても特徴的なチャートのパターンです。
VIX指数が50を超えることは滅多になく、普段は上がっても30あたりで落とされます。
ここ10年の間で50を超えたことは4回ほどしかありません。
例えば2008年のリーマンショックの時はVIXが95まで上がっています。
そして、チャートからもわかるように、跳ね上がった後は必ず落ちると決まっているのです。
上がったら必ず下がるという周期性から、逆張りで勝ちやすい相場のVIXですが、残念ながらそんなに売買頻度はありません。
しかし一度跳ね上がった時には大きな利幅が取れます。
普段はFXを中心にトレードする人は、VIXを監視銘柄の一つに入れておいてチャンスが来たときにだけエントリーすると良いでしょう。
10-2-1. 今のうちに先取りした方がいい理由
もう一度、こちらのチャートをご覧ください。
2008年のリーマンショックで大きく上げた後、ここ10年間ではほとんど50を超えていません。
次にVIXが70〜80まで上がったら、完全に逆張りの絶好のチャンス。
上がったら次は落ちるのが分かっているわけですから、VIXの先物、またはETFを全力で売る、ということです!!!
これでほぼ間違いなく勝てます。しかも、ものすごく美味しいところで売りポジションが取れるんです。
さらに今、VIXを始めておいた方が良い大きな理由があります。
それは、中国バブルが崩壊の流れになっていること!!
中国バブルとは?
中国はリーマンショック後の2009年ごろから経済をV字回復し、同時に不動産バブルをもたらしました。
かつての日本のようにバブルが崩壊する危険性が指摘されています。
間も無く弾けると言われ続けてきて、企業破産や巨額のデフォルト(債務不履行)など、すでに金融恐慌の予兆も見て取れます。
中国が経済危機に陥ればVIXが跳ね上がることは間違いありません。
他にも、アメリカも何か問題を起こして不安が広がる可能性があります。
さらに、日本の改元後5年間は相場が荒れる傾向があります。
10-2-2. VIXのエントリーポイントはここ!
FXや株でナンピンをすると、予想と違う値動きをした時に含み損を抱えるリスクが大きいのですが、VIXは事情が違います。
跳ね上がったら必ず下がるという周期があり、上限値もほぼ決まっているからです。
具体的には、一度70〜80が出た次のスパイクはそれよりも低くなるので、そこを逆張りで取りに行くのが有力です。
基本的にはデイトレードで、ポジションは長く持たない方がやりやすいと思います。
10-3. VIXを始める方法
ここからは、VIX指数に連動する代表的な銘柄や、扱える証券会社を紹介します。
繰り返しになりますが、VIXは「指数」なので、VIXそのものを売買することはできません。
その代わり、VIXに連動する先物、オプション、ETFなどを売買することになります。
10-3-1.VIX先物
FXと同じように「売り」からも取引を始めることができます。
先物とは?
あらかじめ決められた期日に日経平均株価やVIXなどの指数を決められた価格で売買する取引のこと。
VIX先物を売買するには、アメリカの証券会社に口座を作ります。
取引の単位が1000倍と大きく、必要資金も大きいので、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれません。
おすすめの証券会社は、インタラクティブブローカーズ(IB)証券です。
ボクも使っていますが、日本支社があり日本語のサポートが充実しているので安心です。
また、VIX指数の他にも世界の株式や先物・オプションなどを扱っていて、もちろんFXもできます。
ただし、最初に口座を作る時に100万円くらい預けないといけないので、本格的にやりたい人向けにはなります。
インタラクティブ・ブローカーズ証券について詳しくはこちら↓↓
10-3-2.VIXオプション
オプション取引とは?
将来の決められた期日(満期日)に、あらかじめ決められた価格で売る、または買う「権利」を売買する取引のこと。
こちらもアメリカの証券会社に口座が必要ですが、VIXオプションはVIX先物よりも倍率が低いのでおすすめです。
VIXオプションもIB証券の口座でトレードできます。
10-3-3.米国VI(CFD口座)
VIX指数関連銘柄の中でも安定的に利益を出しやすい銘柄で、逆張りで売りから仕掛けるのにピッタリです。
CFD口座とは?
世界中の株式や指数、金や原油など様々な資産に投資ができる取引口座。
24時間リアルタイムで取引ができ、取引コストが割安、売りからも仕掛けられる特徴があります。
アメリカの銘柄ですが、日本国内のGMOクリック証券CFDに扱いがあります。
10-3-4.米国VIブルETF
ETFとは?
Exchange Traded Funds の略で、上場投資信託のこと。
株式や債権などの指数に連動していて、比較的少額で投資が可能です。
米国VIブルETFは、上記の米国VIよりも値動きが大きいのが特徴で、短期売買に向いています。
こちらもGMOクリック証券CFDで購入可能です。
10-4.VIX指数についてもっと学ぶには?
逆張りだけで勝てるのでむしろFXよりも簡単で初心者にもおすすめなVIX関連銘柄ですが、マイナーなため本やネットではあまり情報がありません。
FXしかやったことのない人は、軽く先物・オプションの入門書は読んでおくと良いと思います。
世界一やさしい 日経225先物の教科書 1年生
ジョン・シュウギョウ
世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生
岩田 亮
VIXのやり方については個人投資家あやたかさん(@ayataka1243)のサイトが一番詳しく、初心者にも分かりやすいのでおすすめです↓↓
「VIX指数」の記事一覧|あやたかの株ブログ- スイングトレード-
あやたかさんがSPA!に取材された記事がこちら↓↓
26歳で3000万円の貯蓄、一発逆転投資で老後資金を貯めた若者|日刊SPA!
11. FX逆張りのまとめ
最後にFXの逆張りについてのまとめです。
逆張りとは、トレンドの逆方向に取引を行うこと。
トレンドの変わり目やレンジ相場、急騰・急落の値動きなどを狙います。
一般的に逆張りは難しいとされ、初心者には順張りからと言われますが、実は逆張りの方がシンプルなのでオススメです。
先にご紹介した
- FXの「逆張り」にオススメのインジケーター
- 逆張りと順張りの合わせ技で大きく勝てる手法
- 逆張りで勝てるチャートパターン
- 逆張りに勝つためのメンタル
などなど、チャートパターンやインジケーターをヒントに流れの転換点を見極められれば、大きな利益を得られます!
FXで勝ち続ける次世代トレーディングの極意を知りたくありませんか?【豪華プレゼント付き】
今回は今までお伝えしてきた逆張り手法についての総まとめ「FX逆張り手法 完全マニュアル」として解説させて頂きました。レンジ相場の逆張りに役立つインジケーター、逆張りが狙えるチャートパターンや逆張りからのトレンドフォローの手法などなど、この記事だけでも勝ち組FXトレーダーになれる盛り沢山の内容となっています。
じゃあ、なぜメルマガのご紹介をしているか・・・
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P.P.S.
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為替・FXランキング
1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。