こんにちは、FXトレーダーのみつしろです。
今回は「ライントレードで勝つためのコツ」をご紹介します。
この記事では、こんなことを解説していきます。
- ライントレードって何?
- これだけ見ればOK、2種類のライン
- ラインを引く目的は?
- ライントレードのよくある失敗
- 水平線とトレンドラインの引き方
- ゾーンで把握するライントレード
- ライントレードの実例解説
解説するのは、証券会社・ヘッジファンドのディーラーを経験しトレード歴13年、12年負けなしのみつしろです。
目次
1.ライントレードとは?
ライントレードとは、ライン(線)を引いてチャート分析をする方法の総称です。
複雑そうになチャートでも、ラインを1本引くだけで価格の節目や流れの切り替わりが見えてきます。
MT4やトレーディングビューなどのトレードソフトにも、ラインを引く機能がついていますね。
続いて、ライントレードで使用する基本のライン、「トレンドライン」と「水平線」を順番に紹介しましょう。
2 トレンドライン
トレンドラインとは、トレンドを規定する重要な支持線(サポート)・抵抗線(レジスタンス)のことです。
上昇トレンドの安値同士を結んだサポートのことを「上昇トレンドライン」、下降トレンドの高値同士を結んだレジスタンスのことを「下降トレンドライン」と呼びます。
2-1 トレンドラインの見方・わかること
トレンドラインを引くと、
- 相場の方向性
- トレンドの強弱
- トレンドの継続性
などを分析できます。
トレンドラインの角度で、アップトレンドかダウントレンドか、そしてトレンドの勢いがどうかがわかります。
しかし、実際のチャートではこんなに綺麗にトレンドラインが引けることはまれです。
トレンドラインからずれるたびにラインを修正していると、チャートが線だらけになってしまいます。
レートがトレンドラインのどっち側にいるかを見て、ざっくり上目線か下目線かの判断材料にしましょう。
3つめの「トレンドの継続性」については、トレンドラインで反発せずに上抜け・下抜けしたらその流れは一旦終了と見ることができます。
2-2 トレンドラインの引き方のコツ
トレンドラインは後から見たらきれいに引けても、リアルタイムで動いているときはなかなか分からないものです。
例えばこちらのチャート。
最初の高値2つをつないだ下降トレンドラインの下側でレートが推移し、最後は上抜けしていますね。
途中でラインを引き直す必要はなく、ざっくり下目線でトレンド継続なのか、流れが変わったのかがわかればOKです。
動画での解説はこちら↓↓
3 水平線(サポレジライン)
斜めのトレンドラインに対して、水平線はその名の通り、水平に横一直線に引いた線のことです。
水平線はトレンドラインと違い、誰が引いても同じラインになり、多くの人に意識されて何度も繰り返し機能するところに優位性があります。
3-1 水平線の見方・わかること
こちらは、2019年8月から2020年2月頃の米ドル/円のチャートです。
俯瞰して見ると、何度も止められている価格帯がいくつかあるのが分かりますね。
こちらの記事もご参考に↓↓
サポートとレジスタンスの逆転|FXローソク足分析の基本
例えば、水平ラインの少し手前や、行きすぎてから反転したり、ライン状で停滞したり、といったことがよく起こります。
「ラインブレイクしたぞ!」と勇み足で飛び乗ったらすぐに反転してダマシだった、なんてことになりかねません。
ピンポイントで狙いすぎず、幅(ゾーン)でとらえて柔軟に解釈しましょう。
3-2 水平線を引くコツ
水平線は、主にこんなところに引きます。
- チャートで見えている範囲の最高値・最安値
- ダブルトップ・ダブルボトムのネックライン
- 何度もチャートの山や谷にヒットするライン
- .00や.50で終わる節目の価格(ラウンドナンバー)
何回も止められたり揉んだりしている価格帯は、まるで分厚い雲のように「情報の密度」が濃くなっています。
密度が濃いところには引力が発生し、レートはその価格に引き寄せられて行くものの、同時に壁にもなっています。
その雲を突破するには大きなエネルギーが必要になるので、勢いが弱いと跳ね返されてしまうのです。
逆に雲を抜けたということは勢いが強いことが分かりますね。
実際のチャートを見てみましょう。
こちらは2019年5月から8月の米ドル/円日足チャートです。
赤い影がついた2つの水平線ゾーンで何度も跳ね返されていますね。
一応、逆ヘッドアンドショルダーを形成してトレンド転換が起こるかと思いきや、雲を抜けられず上ヒゲをつけて下落しました。
動画での解説はこちら↓↓
4. ゾーンで把握するライントレード実践編
続いてはライントレード応用編です。実際のトレードで、水平線とトレンドラインの使い方を解説していきます。
水平線とトレンドラインのサポート・レジスタンス、どちらが機能しているかはその時によって違います。
いくつか事例を紹介しましょう。
4-1. 水平線のサポートラインが遠いとき
こちらは2019年6月から11月の米ドル/円チャートです。
逆ヘッドアンドショルダーを形成していて、ちょうど肩のところにサポレジのラインを引くことができます。
次にサポートのラインにタッチしたらロングのエントリーチャンスですが、ちょっと遠いのでそこまで落ちてこない可能性もあります。
安値3点を結んで見ると、綺麗にトレンドラインが引けました。
この場合はトレンドラインがサポートとして機能していると見て良いでしょう。
4-2.エントリーのタイミングを計る
こちらは2019年豪ドル/円の日足です。
一見よくわからないチャートですが、2018年から続くダウントレンドのトレンドラインにちょうど接近しているところです。
また、直近のサポート・レジスタンスの水平線にも接近しています。
トレンドラインと水平線がクロスしているところなので、反発して下落する展開が1つ予想されます。
では、トレンドラインを上抜けしたらロングに行って良いかというと、その上にもう一本の水平線が待ち構えているので、もう1回そこで反発する可能性もあります。
この「ゾーンで把握する」ということができないと、ピンポイントで狙いすぎてエントリーを失敗します。
ここでショートを狙うのなら、直近の高値のラインをロスカットポイントにしてそこまでは耐えるべきです。
動画での解説はこちら↓↓
4-3 損切りからの目線の切り替え
例えば、こちらの豪ドル/米ドルチャートをご覧ください。
2018年から続くダウントレンドの大底の局面で、リバースヘッドアンドショルダー(逆三尊)のパターンが出現しています。
しかも、日足レベルで見た時に、長いヒゲをつけて何度も反発している強力なサポートのある価格帯です。
実際には、レートは下がってサポートラインを下抜けしました。
こういう、明らかに皆が意識している価格では、大きく上がるか下がるかのどっちかしかありません。
しかも、サポレジという壁を背にしているおかげで、かなり近くに損切りが置けるので、上でも下でも美味しいチャンスなのです。
ここは絶好のショートタイミングなので、サポートを抜いた後の第二派を狙い、0.6717でショートしました。
日足のサポートで一度戻し、まだ下がりそうだったけど金曜日で週をまたぐことになるので0.6661あたりで利食い。
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サポレジトレードの解説動画はこちら↓↓
5. まとめ
では、今回のまとめです。
- ライントレードとは、トレンドラインや水平線など「ライン」を活用したトレード全般のこと。
- ラインはトレンドの方向性や継続性を大まかに見るのに使えるが、細かいエントリーポイントを見つけるのには向かない。
- 優先順位としては、先にサポート・レジスタンスとして機能している水平線を探し、見当たらない時にトレンドラインのサポート・レジスタンスを探してみる。
- トレンドラインと水平線が重なる地点は反発する可能性が高い
- ラインブレイクするか反発か、予想が外れたときは損切りから目線の切り替えで対応する
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。