こんにちは、FXトレーダーのみつしろです。
目次
1.FXトレードに自信は不要!
まず、自信が「ある人」と「ない人」は同じベクトルにいるということを理解する必要があります。
そもそも、自分に対して自身がある人というのはある意味自意識過剰なんです。
この質問に対して、おむろんに限らず日本に住む大半の人は同じ回答が帰ってきますよね。
では次は少し違う質問をしてみましょう。
ここです!おむろんが回答したこの内容こそが、まさに今回のテーマの本質と言えます。
つまり「当たり前にできること」に対して「自信がある・ないの二項対立は生まれない」ということです。
結果として、トレードにおいて自信が欲しいと思うこと自体がずれているということを、覚えておくべきなのです。
2.自信がある人はいつか打ち砕かれる
自信を求める人は、努力を続けることによっていずれ自信がある世界に行くでしょう。
しかし、そこで得た自信は大きな失敗や自分よりすごい人が現れた時に無残に砕かれてしまいます。
そして、その自信が砕かれた時に人は「自信がない」という方向に傾いてしまうんです。
この指向から、前述の「自信が『ある・ない』は同じベクトルに存在する」ということに繋がります。
2−1.大きな自信を持つ人ほど自信を喪失した際のダメージが大きい
前述のとおり、自信はいつか砕かれることになります。
ポイントは、その際、大きな自信を持っている人ほど、転落した際のダメージが大きなものとなってしまうということです。
たとえば、オリンピック金メダリストの「イアンソープ(2001年 世界水泳大会で6個の金メダルを獲得)」選手をご存知ですか?
彼はオリンピックを含め様々な大会で輝かしい実績を残し栄光を手にしましたが、その後アルコール依存症や鬱病でリハビリ施設に入所しています。(現在は克服)
それはまさにトップを極めたが故に、その後の振り幅が大きく、「自信が大きく喪失してしまった」結果、このような形で世間を賑わせることになってしまったのです。
ビルの1階から落ちても大したダメージはありませんが、50階から落ちたら大変なことになってしまうのと同じです。
イアンソープ選手の例は、ビルの50階から落ちた時と同じように、一瞬で自信が砕けちってしまったわけですね。
つまり、自信のある・なしは「左(自信がある)に振り切っているか右(自信がない)に振り切っているか」だけの話で同じベクトル上にいます。
だからトレードは「自信がもっと欲しい」と思ってやるものではないんですね。
下記の関連記事でも、「自信」に依存しないトレードにおけるメンタルの作り方を解説していますので、併せてご覧ください。
2−2.自信がない人も自意識過剰
「自信がある人は自信過剰」とお伝えしましたが、「自信がない人も同じく自信過剰」であるということを認識しておきましょう。
たとえば「自転車に乗れない」と、会うたびに伝えてくる人って自信過剰ですよね?
なんなら自信過剰を通り越して「ちょっと痛い人」とさえ思われてしまうでしょう。
でもトレードにおいては、知らず知らずのうちに、多くの人が似たようなことをしてしまっているんです。
「自信はある・なしに関わらず不要」ということを踏まえて、トレードに向き合いましょう。
3.トレードは毎回初めての気持ちで挑む!
ということで、トレードは「自信を持つこと」を目標としてしまうと、勝つことができません。
トレードでは「損切りをする時・上手くいかない時・マイナスになる時」など自信を失うタイミングが沢山ありますよね。
こうしたタイミングを積み重ねるほど、「自信を持つ」それ以前に、トレードをすればするほど自信を失っていってしまいます。
だからこそ、「トレードでの勝ちが自信に繋がって、その自信がまた勝ちを呼ぶ」っていうのは、そもそも間違った考えなんです。
とはいえ、みんな「勝てるようになりたい!」という思いは同じで、トレードを行う上で自分の軸となる部分や自信以外の寄る瀬は必要ですよね。
そこで、まずは「自信がある・ない」という世界からは脱却する必要があります。
その上で「毎回初めてのような気持ちでトレードに挑む」という姿勢が重要なポイントになってくるんです。
このポイントについては下記の項目で詳しく解説していきましょう。
3−1.自信を持つと慢心してしまう
ここまで「自信のある人とない人は同じベクトル上にいる」ということを何度も伝えてきましたが、この両者を比較した際に、「自信がない人の方がまだマシ」と言えます。
自信がない人の行動は慎重で、やるべきことはきっちりと行います。
その反面、自信のある人は慢心して天狗になってしまいやるべきことをおざなりにしてしまいがちです。
結果が出ない→自信を求める→努力をする→結果も出て自信がつく→基礎を疎かにし始める |
このサイクルに陥ってしまい、慢心したピノキオのように、伸びた鼻は必ずどこかでへし折られてしまうことになります。
3−2.スランプに陥る人=天狗になっている人
基礎を疎かにして、今までしっかりとやっていたことをやらなくなると、人はスランプに陥ります。
これはトレードに限らず、勝負論の鉄則といえるものです。
これらの点を踏まえた上で、「毎回初めてのような気持ちでトレードに挑む」ということを考えて頂くと、このポイントがいかに重要かが自ずと見えてきますよね。
そして「毎回初めてのような気持ちでトレードに挑む」という前提を持つことによって、相場のセオリーにも思考がリンクします。
相場は毎回、その瞬間瞬間が違う様相ですので、いつも同じルールを100%当てはめることなんてできませんよね?
だから「その都度、目の前を感じる・目の前を一番大事にする・今この瞬間を大事にする」という相場のセオリーと「初めてのような気持ちで挑む」と言う心構えが合致するわけです。
それに引き換え、自信を持ってしまった人は過去の栄光にすがってしまい「今この瞬間の目の前」に手抜きをしてしまう…これがスランプに転落してしまう理由ですね。
4.潜在意識に「できる」を刷り込む
自信を持つのは良くない…とはいえ「自信がない・臆病すぎる」というのも辛いですよね。
そこで、潜在意識に「できる」という感覚を刷り込む必要が出てくるわけです。
たとえば「怖い・臆病・慢心」などは、自分で自覚できる意識の表層部分で「顕在意識」といわれています。
次に「日本語を喋る・自転車に乗る」などの習慣的、無自覚に行える領域を「潜在意識」といいます。
人の意識はこの顕在意識と潜在意識に無意識を加えた3つの意識の集合体で、それぞれ「顕在意識:1・潜在意識:8・無意識:1」の割合で構成されています。
この意識の割合は氷山に例えて「海面の上に出ている氷山の一部が顕在意識・海に潜っている氷山の大部分が潜在意識・海が無意識」といった表現を用いられることで有名です。
繰り返しになりますが、この潜在意識の部分に「できる」という感覚を刷り込むことがポイントになります。
4−1.重要なポイントは「反復練習」
ではどのようにして潜在意識に「できる」という感覚を刷り込むのかについて解説していきましょう。
結論からお伝えすると、その方法とは、「反復練習」です。
たとえばボクはムエタイをやっていたんですけど、タイ人のムエタイ選手ってすごく強いんですよ。
でもタイ人の選手は「自分が強い」とは思っていないんです。
強い選手にありがちな「俺強いぜ!」みたいなオーラもあまり出しません。
タイ人の選手にとっては幼少期からひたすら反復して繰り返してきたパンチやキックの型で何十、何百、何千、何万、何十万回とサンドバックを打ち続けた結果として「強さ」が付いてきているのでそれが当たり前なんですよね。
練習するのが当たり前の環境において「俺すごい!」みたいな感情はないんですよ。
そうすると「練習=当たり前=潜在意識化の行動」となるわけですね。
これが反復練習のすごさです。
5.トレードに刺激を求めると「絶対」に上達しない
自信についてもう一つ付け加えると、自信過剰の時って脳内麻薬といわれる「ドーパミン」が分泌されているんですよ。
「俺すごいよ!」という刺激によってドーパミンが分泌されて高揚感に浸っていきます。
そうするとIQが下がってしまい、周りも見えなくなって冷静な判断ができなくなってしまうわけです。
先ほどのムエタイで例えると、淡々と左にも右にも振れていない状態で戦えるタイのムエタイ選手は冷静で強いんです。
そんなタイ人の選手と、試合が「非日常」でその瞬間その試合だけ頑張ろうと思う日本人タイプとの戦力差は圧倒的に開いてしまいます。
それではこの両者の特徴を比較してみましょう。
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トレードにおけるスタイルで、上記2パターンのどちらの選手を目指すかというともちろん「タイ人選手」ですよね。
無駄なエネルギーを消費させず淡々と結果を積み重ねていく…そうすると「自信がある・ない」の二項対立から抜け出せる。
その結果として、長く勝ち続けるための秘訣である「感情の起伏があまりない状態」を作り出せるようになります。
冒頭でもお話しましたが、表面的に「実力がついた・自信がついた」という状況になってもそれはすぐに崩れ去ってしまうんです。
受験でもいい点をとって「やった!」と満足して大喜びするタイプほど、その次のテストで点数悪かったりしますよね。
その反面、淡々と勉強を続けて毎回高い点数を当たり前に取り続けるタイプの方がやっぱり強いんですよ。
要するに、トレードに限らずどんな世界においても共通で「『できた・できない』に一喜一憂せず、淡々と結果を積み重ねていく」ということがポイントです。
トレードにおける刺激や快楽の罠に関しては、下記記事で詳しく解説していますので併せてこちらもご覧ください。
まとめ
今回は「トレードに自信は必要ない」というポイントについてお話していきました。
一見、トレードにおいて重要なメンタルの部分で「自信」は必要と思われがちですがそれは間違いです。
おさらいも踏まえて、本記事で解説した自信は必要ないと断言できるポイントをまとめてみました。
- 自信はいつか打ち砕かれる
- 大きな自信を持てば持つほど転落時のダメージは大きい
- トレードは自信ではなく毎回「初心」を持って挑む
- 自信を持つと慢心してしまいスランプに陥る
- 顕在意識の「自信」ではなく、潜在意識の「できる」という感覚を育てよう
- 刺激を求めず反復練習をこなすことで強い自分を作ろう
どの世界においても「積み重ねた努力・冷静な判断」は重要なポイントといえます。
自信や一回一回の結果に囚われず、冷静なトレードを心がけて改善点があればその日からどんどん改善していきましょう!
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。