どうも!FXトレーダーのみつしろです。
今回はFXトレードで勝つために必要なトレードルールの作り方についてお話していきたいと思います。
今回はあゆみんから「FXのトレードルール」に関する質問を貰ったので、この記事では「FXのトレードルールの正しい作り方」について話していこうと思います。
- なぜ、トレードルールが必要なのか?
- トレードルールを作る方法
- トレードルールの検証について
- トレードルールを守る方法
などを中心に、トレード歴10年で9年間負けなしのFXトレーダーのみつしろがお話していきます。
では、早速始めていきましょう!
目次
1.なぜ、FXにトレードルールが必要なのか?
まず、トレードルールは必要か、どうかということなんですけど、トレードルールは必要です。
ルールの役割というのは、安定性を生み出すことです。
これがなかったら、FXでは安定して結果を出し続けることはできなくなります。
僕自身、初めて入社した証券会社で、クビになったのは、明確なトレードルールを持っていなかったからです。
入社した直後、「トレーダーとして成り上がってやる」と思っていた僕は、海外のトレードの本や教材にまで手を出して、ありとあらゆる知識やノウハウをかき集めていました。
結果的には当時、デモトレードで、相当勝つことが出来ました。
上司からの評価も高く、すぐに実際のお金を使ったリアルトレードに移行させてもらえるようになりました。
リアルトレードに移行後も、デモトレードの感覚でやっていたので、最初は損も出さずに調子良く勝てていました。
ですが、一度、負けてから、流れが変わりました。
一度、負けた時、言いようのない恐怖感や痛みを感じたんですね。
- お金を失った痛み
- 自分に対する自信喪失
そうやってネガティブな感情に襲われると、デモトレードでうまく出来ていたことができなくなってくるんです。
損失を確定させるのが嫌だから、損切りができない。
負けた分を取り返そうと粘り過ぎるから、利食いができない。
そんなことを繰り返して、負けが積み重なって行きました。
そして、挙句の果てに何をやったかというと、どん底にまで落ちる大きな賭けに出てしまいました。
追い詰められた私は負けを取り返そうと、ドル円が下がっていったのを見て、次は逆張りして一番底だと思った時に買ったんです。
でも、そこからドル円はさらに下がり続けたんですが、逆にここは勝負だと思い、さらに買い増したんですよね。
結果、全く戻らず、これはヤバいと思って怖くなってそれ以降見たくなかったんです。
そこで、とりあえずパソコンをシャットダウンして、そのまま家に帰って現実逃避しました。
案の定夜中に上司から鬼電がきたんですが、私は現実から逃げて布団の中でぶるぶる震えて一夜を過ごしました。
一夜明けて、会社に行くと昨日の帰宅後より更に下がり続けて資金を吹っ飛ばして大損。結果、クビにされたんです。
でも、実はトレードルールがあれば、クビになることはなかったのです。
例えば、「エントリーして、ここまで下がったら、ロスカットする」というトレードルールを作っていれば、あそこまで莫大な損失になる前に、抑えられていたはずです。
この様に自分が追い込まれ、最悪の事態に陥るのを避けるためにも、自分のトレードルールを持っているかが重要なのです。
ルールが必要という話はトレードに限ったことではありません。国の法律においても同じことが言えます。
例えば、リビアという国は法律(ルール)がありません。
この国は元々カダフィーがトップにいたんですが、政権崩壊して以来、武装勢力が乱立して今も国としては成り立っていません。
なぜ成り立ってないのか?それはもちろん、ルールがないからです。
ルールがないから国内は武装勢力が乱立し、国民が好き勝手にしてしまうんです。
ルールがなければ、安定しないので、トレードルールというのは、勝ち続けるために必要なんですね。
2.FXのトレードルールの作り方とは?
2-1.勝ってるトレーダーのトレードルールを真似してもいいの?
すでに勝ってる人のトレードルールを真似しようとする人がいますが、大抵そのトレードルールの作り方では上手くいきません。
というのも、トレードルールというのは、自分の悪い癖を修正していくために作るものだからです。
人は自分の悪い癖を持っていますが、その悪い癖というのは、一人一人違います。
だから、他人のトレードルールを真似したところで、自分の悪い癖は修正できなのです。
僕の場合は、どんな悪い癖があったのかというと、「何か問題が起こると逃げる」です。
例えば、大学の時もそうです。
大学で初めてやろうと思ったバイトが居酒屋でした。
面接を受けて、無事に採用されたんですが、初出勤の時からバックれました。笑
というのも、その時は、キックボクシングの部活動に入っていて、練習でヘトヘトになってしまったんです。
それで、バイト前に昼寝をしたら、寝すぎちゃって、気づけば、出勤時間の10分前になってました。
もう、完全に間に合わない時間です。
普通なら、そこから謝罪の電話入れて出勤すればいいんですが、僕は違ったんです。
一応、電話はしたのですが「すいません。クラブで足を骨折して今日はバイト行けないです」と嘘をついて、そのバイトは結局1回も行かなかったんです。
この様に何か問題が起こると逃げるという癖を日常的に持ってたんです。
その癖が見事に、証券会社でトレードをやったときにもクビにされるという最悪の結果として出たのです。
トレードの時は、損失が出ているのに、それを見て見ぬ振りをしたんです。
自分にはそういう癖があると自覚できた時に、初めて自分に合うトレードルールを作ることができます。
僕の場合は、損失が大きくなる前に、損切りできるようになるためにトレードスタイルを大きく変えました。
超短期売買のスキャルピングに変えたんです。
このスタイルなら、1日に多い日で、数百回も売買を繰り返すので、必ず、「損失が大きくなる前に損切りする」ということができるようになってきます。
このスタイルに切り替えて、「損切り」ができるようになってから、自分の悪い癖が出ずに上手くいったんです。
2-2.トレードルールを作るにはトレード日記が重要!
トレードルールを作るためには、自分が繰り返してしまう悪い癖に気づく必要があります。
そのためには、実際にトレードしてみて、失敗してみるしかありません。
失敗の積み重ねの中で、「毎回、同じミスをやってしまっているな」と自分の悪い癖に気付くことができます。
もちろん、失敗は積み重ねる必要があるので、「最小単位で売買する」ということが重要です。
最初に資金量が多すぎると、何度も失敗できないですからね。
そして、自分の悪い癖に気づくために、トレード日記をつけるのも重要です。
トレード日記というのは、自分が実践したトレードの記録をつけるというものです。
最小単位でもトレードをしていると失敗すると思います。
その時のシチュエーションを克明に記録するんです。
- その売買をする前に値動きの予想はこうなると思っていて、でも、実際は逆に動いてしまった。
- でも、損切りしたくないから、「また戻すだろう」と根拠のないまま、そのポジションを維持してしまって、損失をさらに広げてしまった。
トレード日記のつけ方としては、自分の負けパターンや冷静さを失ったきっかけを記録することがポイントになります。
大体、このトレード日記を1カ月もつけたら、何度も繰り返してる自分の悪いパターンが炙り出せるようになります。
この悪い癖は、1ヶ月で最低でも1個、さらに多く見つかれば理想的ですね。
そして、自分の悪いパターンが判明したら、それを発動させないためのトレードルールを作るのです。
トレードルールを作る時のポイントは「やってはいけないこと」を明確にし、感情がぶれた時に取る行動をルール化するというものです。
例えば、「自分の期待通りに相場が動かない時に、怒りを感じてしまう」という悪い癖を持っているとします。
そして、その原因を考えてみると、「自分が期待して、それが裏切られるから」ということが分かったりします。
こういう場合に、トレードルールを作るなら、「自分は期待しすぎる悪い癖を持っているから、期待が裏切られた時に一旦、トレードをストップする」というマイルールを作るのです。
例えば、「散歩に行ったりしてトレードから意識を一旦ずらし、落ち着いたらまたトレードを売買する」というルールも良いですね。
この様に「やってはいけないこと」を明確にし、感情がぶれた時に取る行動をルール化していくことによって、トレードは安定していきます。
3.FXのトレードルールの検証は必要なの?
一般的に自分のトレードルールを作ったら検証が必要と言われています。
実際にトレードルールを検証できるソフトもありますし、そういうものを利用すれば、実際に自分のトレードルールで利益が出るかどうかも調べることはできます。
でも、一般的なトレードルールの検証法はあまりやる意味がないです。
というのも、重要なのは、そのトレードルールで利益か出るかどうかではなくて、その作ったトレードルールを自分が守れるかどうかだからです。
結局、どれだけ利益が出るトレードルールでも、自分が守れなければ、全く意味がありませんよね。
トレードルールを作ることと、トレードルールを守ることは別次元の話です。
家族で野球中継を見ていて、選手がミスした瞬間に親が「何でそこでミスしちゃうのよ!」と言って選手を責める時ありますよね?
でも、実際に親がプロと同じことをできるかというと、当然出来るわけがありません。
こうやって、トレード以外でも人は自分の中で「知ってること」と「できること」の区別が簡単につかなくなってしまうことがあります。
つまり、本に書いてある理想的なトレードルールがあたとしても、それを自分が守れるかどうかはわからないということです。
トレードルールは、あくまでも自分の経験から導き出す必要があります。
一人一人持っている悪い癖(負けパターン)はそれぞれ違うからです。
自分で、いろんな失敗を繰り返して、その中で生まれてくるトレードルールは、自分に合ったものなので守りやすくて、盤石です。
だから、トレードルールを作るには理想形を作る発想ではなく、失敗を経験して結果的にできた自分に合ったトレードルールであるという事が重要です。
日々実践して、失敗する中で生み出した自分だけのトレードルールができたら、本当に勝てるようになるので、検証する必要さえもなくなります。
4.FXのトレードルールの守り方
トレードルールを守る為に大事なのが、感情に流されないことです。
トレード中に出てきた感情に支配されない事がトレードルールを守れるかどうかの1つの境目になってきます。
トレードルールを守れない人は、恐怖心や怒りが湧いてきた時に、冷静でいることができず、感情に簡単に支配されてしまうのです。
例えば、自分の予測とは全く逆の値動きになった時に、「もっと損失が拡大するんじゃないか」という恐怖が襲ってきて、もう少し、耐えれば反転して大きな利益が出ていたのに、耐えれなくなって、ロスカットしてしまったりするのもそうですね。
冷静に考えたら、もう少し耐えればよかったものの、襲ってくる恐怖に耐えれず、冷静になれなかったため、利益を逃してしまったんです。
どれだけトレードルールを作ったとしても、感情に流されてしまうと、冷静な判断ができなくなり、トレードルールを守れなくなってしまうんです。
感情的になった人はIQが下がります。
IQが下がると、目の前のことしか見えなくなるので、もう少し耐えれば利益が出ようが、「今が、とりあえず、怖いから撤退しよう」という風になって決済してしまいます。
自分を客観視できなくなっているという状態とも言えますね。
トレードルールを守れる人は、自分を客観視できます。
客観視というのは、さっきの場合でいうと「恐怖心を感じている自分」を冷静に見れるもう一人の自分のことです。
感情がぶれた時に、上から覗いているもう一人の自分がおかしくなってることに気づけるので、トレードルールを守れるんです。
確かにそうですね。これには訓練が必要です。
どんな訓練をするかというと、冷静さを失う前に出た感情を「自分がおかしくなってる」サインとして受け取るんです。
例えば、怒りが出てきた時は、既に冷静な状態からずれ始めてるという事なので、「もうずれ始めてるから冷静な判断ができないな」とサインを受け取る事が大事です。
この習慣を手に入れるにはトレードだけでは数が少ないので、日常から感情をコントロールする訓練をやる方がいいですね。
例えば、車を運転してる時に、乱暴な運転をしている車に割り込まれて、イラっとしたとします。
この「イラっ」としてることがサインです。
割り込まれて、イラっとした瞬間に自分を客観的に捉えることを練習していくんですね。
そして、車が割り込んできた時に、イラっとして、車を前に入れないようにするのではなく、入れてあげる。
自分が普段、とりそうな行動と逆のことをするということがポイントです。
この様に、起きた感情をシグナルにして、そのあとの行動を予め決めておいたルールに従って行動する練習をするのです。
日常で自分の決めたルールを守る意識をしたら、トレードルールを守ること自体はそんな難しいことではなくなります、
なので、今回の様な地味な日常の訓練の積み重ねを是非やってみてくださいね。
5.FXのトレードルールの正しい作り方まとめ
それでは今回の「FXトレードルールの正しい作り方」についてまとめましょう。
まず、トレードで損をしないために、トレードルールは絶対に必要です。
ルールがなければ自分が最悪の結果に向かっている事に気づかず、対処もできないので取り返しのつかない損をしてしまいます。
そして、自分のトレードルールを作る上で重要なのは、小さな失敗を繰り返し、自分の悪い癖を見つけることです。
この自分特有の悪い癖を見つけ出すためにやるべきなのがトレード日記をつけること。
トレード日記は、「最小単位で売買する」ということを実践すれば、大きな損失もなく悪い癖が炙り出せるようになります。
ここで、自分が犯している悪い癖を最低1つ、更に見つけ出せれば理想的です。
そして、自分の悪いパターンが判明したら、今度は発動させないためのトレードルールを作るのです。
トレードルールを作る時のポイントは「やってはいけないこと」を明確にし、感情がぶれた時に取る行動をルール化するというものです。
トレードを日々実践して、失敗する中で生み出したトレードルールができたら、ミスをしなくなるので、利益が出るか検証する必要もなくなります。
ここまで出来たら、次はそのルールを守れるかがポイントです。
トレードルールを守れる人は、自分を客観視出来る人です。
自分を客観視出来る人は感情がぶれた時に、上から覗いているもう一人の自分がおかしくなってることに気づけるので、トレードルールを守れるんです。
この「自分を客観視出来る人」になる為には基本的に訓練が必要です。
訓練の方法としては、トレードをする時に、冷静さを失う前に出た感情を「自分がおかしくなってる」サインとして受け取るんです。
この冷静な状態からずれたサインを受け取る習慣を身につけるにはトレード中に限らず、日常生活からも意識することが重要です。
日常での怒りや、不安などの負の感情が出た瞬間に、そこから冷静な状態に戻るための自分のルールを作っておきます。
例えば「朝の通勤時間に急いでイライラして、信号無視しそうになったら、逆に一旦ストップして冷静になる」
といった日常でのルールを作ってそれを忠実に守ることです。
これが出来るようになればトレードルールを守ることはそれほど難しくないです。
是非、今回の記事を活かして、自分なりのトレードルールを確立し、常に冷静な状態でトレードに臨めるようにしていきましょう!
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。堅調な日々を手にした一方で、トレードをやりながらも、同時に、もっと人と人との関わりの中で生きたいと願い、2012年に独立起業する。その後、生涯死ぬまで人生を共にする最高の仲間たちに巡り会い、わずか1年でサラリーマンの平均年収の2倍以上の収益を毎月叩き出す驚異的なビジネスの仕組み作りに成功。そして、今では心から信頼し、助けあえるその仲間たちと一緒に、飲食店のプロデュース、お米の映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。