トレードルールを守れない人へ、楽な自己規律の方法を教えます。

FXのマインドセット・メンタルコントロール
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トレードで長く安定して結果を出していくために欠かせないトレードルール。

しかし実際やってみようとすると、これが想像以上に難しいんですよね。

  • 引きつけてエントリーする
  • 無駄なトレードをしない
  • 長期足を見てから短期足でエントリーする…等々、

こういったルールが大事なのは分かってはいるけれど、目先の損得に振り回されて守れない、という人は多いんじゃないでしょうか。

そしてルールが守れなかった時に、「次こそは気をつけるぞ!」と気合と根性でなんとかしようとするんですけど、だいたい無理ですよね(笑)。それができたらみんなちゃんと勝ててます。

ですが、今回お伝えする「ある方法」を使えば、少し時間はかかりますが、無理なく、確実にトレードルールが守れるようになります。

読んで実践していただければ、耐えるべきところで耐え、損切りすべきところで損切りし、自分の決めたルール通りのトレードができるようになり、しかもトレードのストレスが圧倒的に少なくなるでしょう。

今回はそんな「自己規律」を無理なく育てる方法をお伝えします。

解説するのは、トレード歴13年、12年間負けなしの元金融ディーラー、今は兼業トレーダーのみつしろです。

ボクが専業トレーダーをやめた理由やトレードスタイルについてはこちらの記事で詳しくお話ししています↓↓

FXで自由な時間とお金が欲しい人に元専業トレーダーが伝えたいこと

2019年12月18日
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トレードルールが守れないときの間違った思考

トレードルールが守れなかったとき、多くのトレーダーは同じような思考パターンに陥ります。

  1. 「自分はダメな人間なんだ」「自分には根性がない」などと、自分を責めて自信をなくしていく
  2. 「次こそは気をつけよう」と根性や気合で乗り越えようとしてしまう
  3. 「何か他に秘密があるはずだ」と、外に聖杯を求め始める
だいたい、この3つのどれかですね。

これらの思考パターンはトレードに限らず、ダイエットなんかでも同じです。

「5キロ痩せる」という目標を立てて、「よし、今日から夕食を抜くぞ」と自分でルールを決めたとしましょう。

最初にルールを決めた時は燃えていて、なんとなくできそうな気がするのに、その気持ちは夕飯の時間にはどこかに行ってしまいます。

お腹が空いているのに食べられないのは案外辛くて、

「ホントにダイエットなんかする必要あるのかな…」

みたいな考えが頭をよぎるんですね。

それでも3日間ぐらいは「いやいや、ここで負けるわけにはいかない!」なんて頑張れたりするんですけど、3日目を過ぎるとそろそろしんどくなってくる。

そして夜に食べてしまって「うわー、食べちゃった! 自分、根性ないわ」と、トレードルールを守れないときと全く同じ思考になります。

つまり、「自分はダメなんだ」という方向で考えてしまう。

この発想が100%間違っているということを、ボクはお伝えしたいんです。

「自己規律」とは何か、を理解することがそもそも重要で、ぼんやりと「ルールを守ること」と捉えるのではなくて、自己規律が何なのかを知らないといけません。

それは、人類の進化を振り返っていくと、見えてきます。

自己規律なんて要らなかった頃の話

まずは、ぎゅーんと時代を遡って、原始時代の人類がどのように生活して来たのかを見てみましょう。

人類が誕生したのは700万~600万年前ごろと言われています。

文明が発達して、ネットとかパソコンが使える便利な世の中になったのはほんの最近の話で、人類はその歴史のほとんどにおいて原始的な暮らしを営んできました

コンビニやスーパーもなければ、お掃除ロボットはおろか冷蔵庫、洗濯機もない。カギのかかる家やまともな衣服すらない。

いつ、他の動物に襲われるかも分からない大自然の中で、人類はサバイバル生活を送っていたのです。

そこでの最優先事項は「生き延びること」

身の安全や、食べ物を確保し、とにかく自分たちの命を守ることが第一という期間が何百万年も続いてきたのです。

そんな生きるか死ぬかの極限状態では、自己規律なんて必要ありませんでした。

食べなければ死んでしまうので、狩りに行く。その辺の木の実を集める。

仮にお腹いっぱい食べて太ったとしても、それはむしろ良いことでした。皮下脂肪を蓄えることで食料の少ない冬を越せるからです。

電気がないので、太陽が沈めば真っ暗で寝るしかなく、日の出と共に起きて活動する。

「ダイエット」だとか「早寝早起き」なんて、わざわざ自己規律をする必要性が全くないんですね。

つい怠けてしまうのも、無駄なことに極力エネルギーを使わないための「生存するためのプログラム」なのです。

ただし、それは「昔だったら良いけど」という話。急激に文明が発達して事情が変わってきました。

どこまでも廃人になれてしまう現代社会

現代は科学技術が進歩して、ずいぶん便利に暮らせるようになりました。

自動車に乗れば歩かなくても良いですし、スマホがあれば人と直接会って話さなくて済みます。

買い物だってほとんどネットで出来てしまうので、ずっと家の中に引きこもることも可能です。

いくらでも省エネできてしまう生活を味わったら、もう狩猟採集の時代には戻れませんよね。

ところが、人間のずっと積み重ねてきた「生存するため」の原始的なプログラムは急には変われません。

  • 危険を回避する
  • なるべくエネルギーを温存する
  • 食べられる時たくさん食べる
  • 寝れるときに寝る

こういった本能のままに、現代社会を生きるとどうなるでしょうか?

まあ、間違いなく廃人になりますよね(笑)。

食べ物なんて安くて高カロリーなファストフードがいっぱいあるので、食べたいだけ食べていたらすぐ太って成人病まっしぐらです。

だから現代社会では、食べる量をコントロールしてダイエットしましょうとか、わざわざ運動しましょうとか、自分で自分を律して行かなければいけないんですね。

本能のままに食べたい自分と、理性でそれをコントロールしようとする自分の矛盾を抱えて生きるのが、現代のボクたち人類なのです。

その矛盾は、脳の構造からも見て取れます。

脳の三層構造

人の脳は3層構造になっていると言われています。

脳の三層構造

真ん中にあるのが脳幹。呼吸やまばたきなど無意識の領域をコントロールしています。

その周辺にあるのが大脳辺縁系、欲求や感情を司る、いわば「動物的な脳」です。

外側にあるのが大脳新皮質、こちらは「理性的な脳」「人間的な脳」。

内側に行くほど本能的・動物的で、外側に行くほど理性的・人間的になっていくんですね。

このように、人の脳は外付けで進化してきてきました。

そのため、誰でも、理性的で大人な自分と、まるで2歳児のように衝動的で感情的な自分を合わせ持っているのです。

その「本能的な自分」の衝動に抗おうとするときには、痛みが生じます。

ダイエットして食べたいものを我慢するのは辛いし、「面倒くさいな」「だるいな」と思ってしまう。

原始的なプログラムがまだ入っている動物脳からしたら、「ちょっと待てよ、それじゃ死んじゃうじゃん!」となるわけです。

だから、本能に反する行動はそう簡単にできるものではありません。

ダイエットにしても、今日明日は気合いで何とかなるかもしれないけれど、1週間、3ヶ月、半年続けるとなると難いですよね。

というわけでトレードも、根性と気合いでルールを守り続けるのは、最初から無理なのです。

ここで、「自分が作ったルールを自分で守る」という考えを改める必要が出てきます。

トレードルールを作る人・守る人は?

そもそもトレードルールを作るのは、同じ失敗を繰り返さないため、自分のトレードの悪いクセが出ないようにするためですね。

例えば、追いかけエントリーをして高値づかみしてしまったとき、損切りしたくなくてナンピンしてしまったとき、「もう絶対にやらないぞ!」と反省して、ルールを作ります。

このとき、ルールを作っているのは大脳新皮質が活発に働いていて、冷静で落ち着いている、「理性的な自分」です。

そのトレードルールに従うのは、追い込まれてサバイバル状態になった「動物脳の自分」なのです。

飛び乗りたい衝動に駆られている、または、チャートが気になって5分に1回はスマホを見てしまい、嫁が話しかけて来ても頭に入ってこない…

不安と恐怖に駆られ、「自分のお金を守らなきゃいけない」「獲物を逃してはいけない」と、生存本能が発動した「荒くれ者の自分」こそ、ルールを守らなければならないわけです。

自分で自分のルールを決めるというよりも、全くの別人と契約しているようなものですね。

しかし理屈の一切通じない相手が、あっさりとルールを守ってくれるわけもありません。

この矛盾する2人の自分を一緒にしてしまうから、

「何でオレは決めたことができないんだろう」

と、みんなギャップに苦しむわけです。

自分で自分のルールが守れない、と悩んだり、自分を責めたりすることがナンセンスだということがお分かりいただけたでしょうか?

では、どうしたらいいのかというと、「ルールを作ったときの自分」にサッサと戻ればいいんです。

大脳新皮質が活発に働いて、冷静な「人間脳の自分」に一刻も早く戻ることが最優先。

そのときに、あれこれ考えてはいけません。考えて自分を責めるモードになると詰みます。

だって、2歳児に理屈で言い聞かせようとしても無理じゃないですか。

スーパーとかでお菓子を買って欲しくて床に寝転がってジタバタするし、ちょっと目を離せばダッシュでどこかにすっ飛んで行くし。

無理やり押さえつけたりしたら、ギャン泣きして大暴れです。

自分の中にはそのくらいの「別人」がいる、ということを前提に置く必要があるのです。

ここまでを、ざっくり体系化してまとめると以下のようになります。

2つのエネルギー状態

動物脳の自分と人間脳の自分を、もっとシンプルに「エネルギー」の視点で見てみましょう。

エネルギーには「高い」か「低い」か、2つの状態しかありません。

エネルギーの高い状態

エネルギーが高いときは、人間的・理性的な脳(=大脳新皮質)が活発で、程よく力が抜けて安心・リラックスできています。

スポーツだと「フロー」とも言いますね。

集中力や判断力が高まり、

  • 長期的に考える
  • 周囲の状況や他の人の状況に配慮する
  • 我慢することが苦にならない

といったことも自然にできるのが、エネルギーの高い状態です。

高いエネルギー状態で仕事やトレードをすると、ベストなパフォーマンスを発揮できるだけでなく、エネルギーの消耗が少なくなります。

つまり、バリバリ動いても疲れにくく、精神的にも充実できるんですね。

もっと言うと、短期的には損をしてでも、長期的なメリットを取れるようになります。

例えばトレードだったら「すごく値動きが大きいんだけれど、エントリーできるポイントが無いから見送ろう」となることもありますよね。

これは目先の利益を見逃す、ということであり、動物的な脳から見たら苦痛でしかありません。

何百年、何万年と積み重ねてきた人間の衝動、お腹が空いたら目の前の動物を狩る、という本能からすると、目の前のチャンスを見送るということはあり得ない。

でも、エネルギーが高まっている状態だったら「ここで飛び乗ったら後で損するぞ」とわかるので、見送ることができるんです。

エネルギーの低い状態

では、エネルギーが下がっていくとどうなるでしょうか?

エネルギーが低い状態では、サバイバルモードのスイッチが入り、動物脳(=大脳辺縁系)が活発に動くようになります。

生存欲求からくる衝動に振り回されて冷静でなくなり、目先のこと・自分の半径50cmくらいのことしか考えられません。

だから、含み損が大きくなって不安と恐怖に襲われてしまうと、損切りすればいいのにナンピンし、家族の貯金を証拠金に突っ込んで飛ばしてしまう…というような短絡的な行動を取ってしまうんです。

まとめると、こんな感じ↓↓

エネルギーの平均値を上げるという発想

忘れてはいけないのは、「エネルギーが下がったら誰でも、トレードルールどころではなくなる」ということです。

トレードで追い込まれたとき、動物脳の自分が出てきて衝動的になってしまいます。

その自分をいくら責めたって仕方ないし、何も解決しないのは先ほども述べたとおり。

ということは、どうしたら良いか? 話は案外、簡単です。

人にはエネルギーの高いときと低い時がある。だったら、そのエネルギーの平均値を上げたら良いんですね。

エネルギーの低い動物脳モードのままで「トレードルールを守れるようになろう!」と、テンションでどうにかしようとするよりは、そもそも、それを当たり前に守れる状態を維持した方が遥かに楽じゃありませんか?

だからボクは、電子書籍『FX2.0』の中でも、メルマガでもずっと「エネルギー収支が一番大事ですよ」という話をしています。

いくら勝率の高い手法を学んで、チャートの分析に長けていたとしても、自分のエネルギーを下げるような無理なトレードや日常生活をしていたら勝ち続けることはできません。

衝動的・動物的な部分が出て来たときに、自分自身でも手綱を引けなくなって、どこかで相場の荒波に飲まれてしまうからです。

もしくは、衝動をぐっとこらえて稼ぎ続けられたとしても、トレード以外のどこかで問題が出てきてしまいます。

例えば健康を害するとか、家族との仲が悪くなる、仕事のパフォーマンスが極端に下がる、トレードしているとき以外は無気力になったりノイローゼっぽくなってしまう…など、負の部分が出てくるのです。

だから、エネルギーの収支がプラスの状態でトレードをし続けることが重要なんです!

エネルギーさえ上がって入れば、トレードルールもそんなに苦もなく守れるし、衝動が出てきてももう一人の自分がちゃんと見ていて手綱を引いてくれます。

トレードルールが守れないときこそ、「エネルギーを上げる」という発想を持ってください。

では、次からは、どうしたらエネルギーを上げられるのか、という話をしましょう。

ヒントになるのは、「日本人の昔からの習慣と民度の高さ」です。

なぜ日本人は民度が高いのか?

日本で災害が起こって世界にニュースが流れると、日本人の民度の高さが外国人を驚かせますね。

災害時、諸外国ではスーパーマーケットなどの略奪が起こるのなんて当たり前ですが、日本人はちゃんと行列を作って順番を待つことができます。

生きるか死ぬかの極限の状況においても、「コンビニとかスーパーで誰も物を取らない」。

特にキリスト教圏の人々にとっては、信仰心の薄い日本人が規律の取れた行動を取り、他者を思いやり助け合えることは不思議なようです。

日本人は勤勉に働くことでも有名です。

元々、みんな自営業者だった江戸時代には、とかアーリーリタイアという概念がなく、どれだけお金があっても死ぬまで現役で働くという風土がありました。

しかも、みんな喜んで働いていた。仕事を通じて人の役に立つことは誇りであり、人生を充実させることでもあったのです。

現代のサラリーマンには定年がありますが、生きがいを求めて再雇用で働いたり、ボランティアに精を出す人も多いですね。

自分以外のことを考え、決まり事を守れるのは、エネルギーが高い証拠です。

なぜそれができるのかというと、日本では昔から自己規律を養うような「習慣」を続けてきたから、ではないでしょうか。

日本人の「エネルギーが高まる習慣」はズバぬけています。

例えば食生活。一汁三菜で栄養バランスの良い食事を、腹八分目の量を取ることが当たり前に言われてきました。

健康も、もちろん「エネルギー」ですからね。

今回のコロナウイルス騒動でも、日本は感染症が広がるスピードが他の国と比べて遥かに遅いという事実があります。

各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況(外務省ホームページより)

これには日本人の民度の高さもそうですが、日本の伝統的な習慣が影響しているとも言われています。

  • 家の中では靴を脱ぐ
  • 帰って来たら手を洗ってうがいをする
  • 発酵食品を食べる

こういった、感染を防ぎ免疫力を高めるような習慣は、日本に元からあったものですね。

だから世界各国でウイルスが爆発的に広まっている中、日本ではある程度抑えられている。

そして、「いただきます」「ごちそうさま」と感謝して食べること。

人は感謝すると、冷めきった気持ちがほぐれて暖かくなり、エネルギーが上がります。

日本にはそういう「感謝」の習慣がたくさんあります。

ご先祖様に感謝して仏壇の前で手を合わせ、七五三のお参りで子供が無事に成長したことに感謝し、お祭りでは収穫に感謝し、日頃お世話になっている人にはお中元やお歳暮を贈る、自分が成功しても「おかげさまで」と人を立てる…。

「今、自分がここにいるのは、本当にいろんな人のおかげなんだなあ」と、人に対しても、自然に対しても感謝することでエネルギーを高めているんですね。

色々な「作法」も、感情に振り回されずに理性的な自分を保つための知恵です。

茶道や武道などでは、事細かな決まりごとや手順が全て決まっています。

いつもその作法通りに執り行うことによって、ちょっと違うことをしてしまったとき、すぐに心のブレに気づけるのです。

日本人はこうやって、精神論ではなく現実的なところから自己規律を磨いてきたんですね。

戦後、日本の伝統的な習慣の多くが失われてしまいましたが、世の中全体が不安に包まれていて動物脳が活発になりやすい今だからこそ、原点回帰していくタイミングではないか、とボクは思っています。

では具体的にどんな風に習慣を取り入れていくのが良いのか、次でご紹介しましょう。

自然にトレードルールが守れる自分になる方法

やるべきことは、たった2つだけです。

  • エネルギーの下がる習慣を1つでも良いから減らす
  • エネルギーの上がる習慣を1つでも良いから増やす
エネルギー収支をプラスにするためには、日常の中でこの2つをやっていけば良いんです。

それぞれ見ていきましょう。

エネルギーの下がる習慣を減らす

やらない方が良いと分かっているのに、ついついやってしまう、エネルギーの下がる習慣はありませんか?

例えば、お風呂に入らずに寝てしまうこと。

あまり疲れが取れないし、精神的にもちょっと罪悪感みたいなのが出てしまうんですよね。

だから、少し踏ん張って、ちゃんとお風呂に入って寝るだけでも翌日のエネルギーが違います。

または、疲れて帰って来てぼーっとYouTubeを見るのをやめる。

その時は脳が興奮するので疲れを忘れられるような気がしますが、実はエネルギーを余計に消耗してしまうんです。

その時は楽しくてテンションが上がっても、後からグッタリ疲れるのならエネルギーが下がっているということですので気をつけてください。

あと、朝起きた瞬間にスマホを見るのは最悪です。もちろんチャートも含めてですよ。

起き抜けは原始脳が働いている無防備な状態になっています。

そんな時に、自分が寝て起きるまでのチャートを見たら、「あ、チャンスを逃してた!」と後悔してエネルギーがだだ下がりするのがオチ。

なので、朝一でスマホを見るのはおすすめしません

エネルギーの上がる習慣を増やす

「こういう時にエネルギーが上がるな」という行動や習慣は、1個でも良いので増やしていきましょう。

例えば…

  • 1日15分、散歩をする
  • 食事をよく噛んで味わって食べる
  • 読んだら元気になるような本を1日数ページでも良いから読む
  • 神社やお寺にお参りする
  • 朝、お茶やコーヒーを丁寧に入れる

など、じわじわ幸せが感じられるものや、リラックスして体がゆるむようなものが良いですね。

ボクの場合は、朝、お茶を入れるのを習慣にしています。

瞑想とかマインドフルネスを半分兼ねていて、お茶を入れる間はスマホもテレビもオフにして、ただ、お茶を入れることだけをするんです。

そしてお湯を沸かす音、注ぐ音、茶葉の動きとかを、自分の全感覚でキャッチする。

すると、普段は気がつかないような色んな音が聞こえてくるようになります。

窓の外からは小鳥のさえずりや、風の音、雨の音、人の話し声、車の音。

家の中でも冷蔵庫の音や、排水管を水が流れる音、空調の音…

「こんなに音って鳴ってたんだ」と思うくらいです。

朝、起きたばかりの時は動物脳モード。「もっと寝ていたい」「自分を守りたい」と縮こまっていますが、お茶を入れて無目的な時間を過ごすことによって、意識が外側に向くようになるんですね。

こうやって、朝からエネルギーの初期値を上げると、一日の良いスタートが切れます。

注意したいのが、「エネルギー」と「テンション」は違うということです。

楽しくてワクワクするというよりも、ゆったりリラックスできることや、心身の健康にプラスになることが良いですね。

健康に関してだと、ボクは最近は梅干しを1日1粒食べるというのをやってます。

昔ながらの製法で作られた酸っぱい梅干しですね。これを食べるとやっぱり元気になるんですよ。頭もシャキッとする。

こういう何気ない習慣を日常の中で少しずつ増やしていくだけで、エネルギーの平均値が上がり、自己規律は勝手に養われていきます。

常に力が抜けて、リラックスし、安定している。少し気持ちが乱れたとしてもすぐに戻せる。

そういう状態を作ってキープできれば、トレードも、トレードルールを守ることも、もっと、もっと、楽にできるようになります。

衝動に負けない自分になることが、本当の自己規律ということなのです。

動画での解説はこちら↓↓

おわりに

現代社会で電子機器囲まれ、情報過多で刺激的な生活していると、どうしてもエネルギーのアップダウンは激しくなります。

テンションを上げた反動でドーンと落ちて無気力になるんだけど、また仕事に行かなきゃいけないから、またテンションに頼る。

そんな生活を続けていると、だんだん本当の自分と乖離(かいり)しているような気分になってしまいます。

更に、この記事を書いている2020年の4月現在はコロナウイルスの影響で、あんまり外に出ずに家の中にこもりがちになっていますから、なおさら、自己規律が重要になっています。

誰も注意してくれないし、指示もしてくれない、全部自分でやらなきゃいけない。

「家にこもってトレードめっちゃできるぜ!」と思っても、自己規律ができていなかったら、トレードする時間が増えた分だけ負けるということになってしまうでしょう。

だからオンライン社会になるほど、エネルギー収支をプラスにする習慣を続けて、自分で自分のリーダーになっていくということが、ますます大事になってくると思います。

そういう意味でも、今は時代の変わり目に来ていて、ボクたち全員が生き方を問われているのではないでしょうか。

今年後半以降、どこかで必ず今の暗いムードが終わり、良い流れがやって来るはずです。

そのときに、思いっきり波に乗れるように、いまのうちにいい習慣を作っておきましょう。

習慣を変えることは面倒で、ちょっと嫌だなぁと感じることもあると思います。

しかし、その「不快」が出てくるときほど、自己規律を養うチャンスです。

面倒くさいと思ったら「よし、来た来た」と思って、あえて「不快」な方を選択してみてください。

例えば疲れて「もう一刻も早く寝たい!」となったとき、「めっちゃめんどくせぇ、だから、風呂に入ろう」とアマノジャクの発想をするんですね。

まあ確かに面倒臭いけれど、その程度ならやろうと思えばできるじゃないですか。

それが衝動をコントロールする練習になり、エネルギーを高めることにもなるので、トレードでもちゃんとルールが守れるようになるというわけです。

まずは、朝イチでスマホを見る代わりに1杯お茶を飲むとか、そのくらいでも構いませんので、エネルギーを下げる習慣を減らし、エネルギーを上げる習慣を増やしていってくださいね。

こういう話は下で紹介しているメルマガの方でかなり詳しく、別の視点からも色んな角度から書いていますので、合わせてどうぞ!

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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。

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