どうも、FXトレーダーのみつしろです。
今回は、FXを1000通貨から始めるときのポイントをお伝えていきます。
この記事では、こんなことが分かります。
- 1000通貨とはどういう意味?
- 1000通貨からFXを始めるのに資金はいくら必要?
- どのくらいの利益や損失が出るの?
- 1000通貨から始めるとどんなメリット・デメリットがあるの?
- 資金を増やすタイミングはいつ?
- FX初心者は何から勉強したらいいの?
解説するのは、トレード歴13年、12年負けなしのみつしろです。
早速、そもそも「1000通貨」って何なのか、から見ていきましょう。
目次
1.「1000通貨」とは?
FX会社では「1万通貨」や「1000通貨」のように、「通貨単位」で最少の取引単位が定められています。
日本国内のFX会社では1万通貨を1ロット(lot)、1000通貨を0.1ロットと呼ぶところが多いですが、1ロットが何通貨かは会社によって変わります。
1通貨が何円かは、通貨の種類と為替レートによって変わります。
- 1000通貨っていくら?
通貨 | 1通貨 | 1000通貨 | 1万通貨 |
米ドル | 109.805円 | 109,805円 | 1,098,050円 |
ユーロ | 119.019円 | 119,019円 | 1,190,190円 |
豪ドル | 73.858円 | 73,858円 | 738,580円 |
※2020年2月17日現在のレート
1-1.資金はいくら必要? 証拠金って?
FXでは口座に預けた「証拠金」を担保として、預けた資金の何倍もの取引ができます。
これを「レバレッジ」と言います。日本国内の場合は、証拠金の最大25倍までの売買が可能です。
例えば1ドルを109円で買って、110円の時に売ったとすると、実際にお金のやりとりが発生するのは差額の1円だけ、ということです。
1000通貨の米ドル/円の取引をするなら、最低5000円くらいあれば良いということになりますね。
レートが予想と違う方向に動いて「含み損」が出ると、その分証拠金も多く必要になります。
もしも口座の資金が足りなくなると、強制的に決済されて損が確定してしまいます。これを「強制ロスカット」と言います。
なので、口座には必要証拠金を上回る金額を多めに入れておいた方が相場変動を受け入れる余裕ができます。
1-2.利益はどのくらい出せるの?
例えば1ドル109円の時1ドルを買って、110円で売ったら1円の儲けですね。
1000通貨なら単にその1000倍、1000円の儲けになります。
逆に、1ドル109円で買って、108円で売ったら、1ドルあたり1円の損失ですから、1000通貨なら1000円の損失となります。
このチャートでは、赤が価格が下がった日、緑が上がった日を表し、右側の目盛りが価格(円)です。
1日に1円も動く日はそんなに多くありませんが、中には2円以上も変動している日もありますね。
ローソク足チャートについてもっと詳しくはこちら↓↓
これは日をまたがずにトレードを終える「デイトレード」の目安です。
数秒から数分の超短期売買を繰り返す「スキャルピング」というスタイルでは、1回あたり数銭の利幅を取りに行きますので、1000通貨の利益は数十円程度。その代わり、1日に何十回もトレードのチャンスがあります。
数日〜1週間ほどの少し長いスパンでトレードを行う「スイングトレード」だと、1円〜5円の大きな利幅を狙います。トレードの回数は減りますが、1000通貨なら1000円〜5000円の利益になりますね。
こちらの記事もご参考にどうそ↓↓
1-3.1000通貨のメリット・デメリット
ここで、初心者が1000通貨からFXを始めるメリット・デメリットをお伝えしておきましょう。
1000通貨の最大のメリットは、少額なので心理的負担が軽く、練習するのに適していることです。
ただ、人によって感覚は変わるので、1000通貨でもドキドキしてしまう人はもっと少ない100通貨単位やデモトレードから初めてもいいですし、1000通貨じゃ遊び感覚になってしまって本気になれない人は別にいきなり1万通貨から始めても構いません。
デメリットは利益の金額も小さいので、本格的に稼ぐのには向きません。
1-4 1000通貨単位のおすすめ国内FX会社
詳しくは「FXのおすすめ会社を紹介!巷では知られない業者裏事情を暴露」に書いていますが、日本国内のFX業者のほとんどは、構造上、顧客の損失がそのままFX業者の利益になっているんです。
実際の為替の取引は、銀行などの金融機関が参加している「インターバンク市場」でおこなわれています。
個人のトレーダーはFX会社を通じてトレードをするわけですが、FX会社は入ってきた注文を全てインターバンクに流すわけではなく、顧客同士の注文を相殺するなどして足りない分だけカバー取引を行っています。
このDD(ディーリングデスク)方式では、個人トレーダーが負けて損したお金はそのままFX会社のものになります。
一方、海外FX業者の多くが採用するNDD(ノンディーリングデスク)方式は、顧客の注文をインターバンクに仲介するだけ。日本国内では、ヒロセ通商やくりっく365などがNDD方式です。
FX会社はスプレッドでのみ利益を得ています。
DD方式と比較するとスプレッドはやや割高になりますが、取引の透明性が高いのが魅力です。
その他の少額取引可能なFX会社はこちらの記事をご参考にしてください↓↓
2.1000通貨からのFXトレードのポイント
ここからは、1000通貨でFXトレーを始めるときのポイントをお伝えしていきます。
大事なのは、1000通貨といえども超本気で取り組むことです!
具体的にどんなところを意識して練習したらいいのか見て行きましょう。
2-1.技術の習得にフォーカスする
初心者トレーダーがいきなり稼ごうとするのは、初めてギターを買ってきたばかりの人がいきなりステージで曲を演奏しようとするくらい無謀なことです。
ギターが弾けるようになるまでには、譜面の読み方を覚えたり、コードの押さえ方やピックの使い方を練習したり、といった地道な練習が必要ですし、本番で緊張しないためには場数を踏まないといけません。
または、どんなスポーツでも同じで、最初は基礎体力をつけたり、正しいフォームを覚えたり、地味な反復練習から始まります。
「いい演奏ができるかな」とか「試合で何点入れられるかな」と言った結果を気にするのは、基礎を身につけた先の話ですよね。
センスが良くて最初からある程度できても、土台が貧弱だと何処かで限界がやってきます。
トレードも、他のいろんなことと同じように、基礎が大事です。
ボクのコミュニティの「グランド・セオリー」、通称「グラセオ」では、みんなに「エントリー・利食い・損切り」の基本動作の反復練習を徹底してやってもらっています。
普通のお金の感覚だと、お金が増えたら嬉しいし、お金が減ったら嫌ですよね。
しかしトレードで勝つためには、勝っても負けても感情的にならず、冷静でいなければなりません。
そこで絶大な効果を発揮するのが「反復練習」なのです。
- エントリーで一切の躊躇(ちゅうちょ)がない
- 利食いをしても調子に乗らない
- 損切りが嫌ではない、当たり前に必要なものだと思える
このくらいの感覚になれば、トレードのストレスはかなりなくなっているはずです。
反復練習を実践した人からの報告メールを1通ご紹介しましょう。
みつしろさん、いつもためになるメルマガを
ありがとうございます。8月15日からグラセオを受講しまして3週間経ちました。
おかげさまで勝率はぐっとあがりました。ただ1000通貨なので499円プラスです。
以前の僕ならしょぼいなあもっと勝ちたいと
やり続けてマイナスになっていたと思います。実質15日間で500円近くの
プラスなら大満足なのです不思議と・・・みつしろさんのおっしゃる
「負けない」がいかに大事なのか痛感してます。ロットを1万通貨で換算したら5000円プラスなので今後ロットをあげた時にこの勝率を維持できるか
にかかってます。今から楽しみです。まだまだ力不足なのでみつしろさんの動画を何回も見て学んでいきたいと思います。
N.Kさんより
具体的なトレードの勉強方法・練習方法は、こちらの記事をご覧ください↓↓
2-2.一点突破を目指す
トレードを習得するにはもちろん勉強が必要ですが、たくさん勉強しているのになかなか勝てない、という人もいます。
そういう人は、いわゆる「手法ジプシー」「聖杯探し」をしてしまっています。
手法の良し悪しは、確かにあります。しかし、一定の勝率があるはずの手法で勝てないのだとしたら、それはもっと根本的に自分がレベルアップしないといけないのかもしれません。
自転車に乗れない人が、「この自転車はダメだ」と次々に新しい自転車を買い換えても、いつまでも乗れるようにはなりませんよね。
根本的に解決するには、時には転んだりケガをしたりしながら、自分で感覚をつかむしかありません。
トレードも、感覚をつかむのにはたくさんの手法は必要ありません。
むしろ、1個の戦略に特化して「このパターンが来たら自分のものだ」というものを作ったほうが、成長が早いです。
そうして一点突破ができたら、資金量を増やしたり、別の手法も取り入れたりして、全面展開をして行ったら良いんですね。
実践した方の報告も届いています。
いつも学びとなる情報ありがとうございます。
先週、nzdjpyの一時間足で出た逆張りからのトレンドフォローで60pips獲得することができました。
逆張りからのトレンドフォローを続けて六ヶ月経過し、やっとわかり始めた感触があります。
みつしろさんには感謝しかありません。Yさんより
動画にあった、ボリバン見ながら、逆張りからのトレンドフォロー、
まだまだ練習中ですが、昨日30ピプス取れました。
いつもなら、ちょっとの逆行で決済してしまってますが、
落ち着いて全体みながらトレンド判断できたように思えます。
これが自然にできるようにがんばります。まさこさんより
2-3. ロット(資金量)を増やすタイミングは?
1000通貨から10万通貨までロットを上げたという体験談をお寄せいただいたので、ご紹介しましょう。
いつも動画で学ばせてもらっております。
通貨枚数を10万に上げてからも色々ありました。通過儀礼のように、1000通貨や1万通貨の時のような壁にぶつかりました。利益を飛ばしたり、感情トレードで負けたりと、することはするという感じです。1000通貨より鮮明に問題点が浮き彫りになりました。通貨枚数を上げるとその分だけ、ゆれも大きいと感じました。
ただ、1000通貨時に体験したことをノートにとっていたことが役に立ちました。その時詳細にとっていたことと同じことをより鮮明に強烈に体感しているので、そこからどうやって立ち直っていったか当時の試行錯誤が非常に参考になりました。トレードノートをとる重要性を再確認できました。
1000通貨時に2か月かかった学びを1週間ちょっとで体験しえたこともノートをとっている良さでした。maruさんより
4 まとめ
では、今回のまとめです。
- 1000通貨は1000ドル、1000ユーロなど。だいたい10万円前後。
- 1000通貨のトレードをするのに必要な証拠金は最低5000円くらい。しかしレートの変動に耐えるにはその倍以上の資金があったほうが良い。
- 1000通貨で取引をして、レートが1円動いたときの損益は1000円。
- 少額で心理的な負荷も少ないので、初心者の練習には最適。
- 基本動作と1つの手法を徹底的に反復練習し、これはいけると思ってから少しずつロットを上げていこう。
- 最初に覚える手法は「逆張りからのトレンドフォロー」がおすすめ!
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P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。