どうも!FXトレーダーのみつしろです。
今日のテーマはズバリ、最高のエントリーポイントをつかめるようになるためのトレーニング方法についてお伝えしていきます。
「どうしてエントリーって難しいんだろう?」
「なんでいいタイミングに乗り遅れてしまうんだろう?」
ということが気になる方も多いんじゃないでしょうか。
今回の記事では、そんな悩みの本当の原因をお話していきます。
最後まで読んでいただければ、最高のエントリーポイントをドンピシャで掴むことができるようになりますよ。
1. トレード上達がぐっと早くなるトレーニング方法とは?
さっそく本題に入りますが、まずトレードの上達法についてお話していきます。
トレードが上手くなるには、正しい・優位性のあるトレード戦略を徹底的に反復練習していくことが重要です。
このことは他の記事でもボクが一貫してお伝えしていることです。
というのも、トレードとは一側面だけ見れば非常に統計的な物の見方が出来るわけです。
しかしこれはあくまで一側面であって、厳密にいうと違います。
もしかしたら将来、相場環境がガラッと変わってしまう可能性もありますし、何が起こるか分かりません。
ただ、基本的には、これまで上手くいってきた勝ちパターンをひたすら繰り返していくということが大事です。
つまり、そうやって利益が出るトレード戦略をひたすら繰り返していくことによって、トータルでプラスの収益を出せるようになっていきます。
ただし、もちろん常に勝ち続けることができるわけではありません。
ずっとトレードしてれば当然、損切りせざるを得ないときもあれば連敗してマイナスになることもあります。
そのようなときに考がブレしまい、正しい戦略から外れてしまうと、さらに連敗が続いてしまい、負のスパイラルにおちいってしまうことがあるんです。
つまり、「逆張りからのトレンドフォロー戦略」のように、長い目で見ればトータルプラスが出せる戦略をブレずに続けていくことがとても重要なんです。
2. 最適なエントリーポイントを見逃さない考え方
先日とある質問が来ていました。
「逆張りからトレンドフォローの反復をやってます。とにかく繰り返し身体に染み込ませていて、感覚もだいぶつかめるようになってきました。ただ、まだ迷うときがあるんです。」という質問です。
逆張りからのトレンドフォロー戦略についての詳しい解説は、記事下からメルマガに登録すると無料で解説動画がもらえますので、よければ登録してくださいね。
さて、ではこの戦略のいったい何に迷うかというと、「エントリーシグナルに乗った方がいいのかどうか?」ということです。
つまり、「逆張りからのトレンドフォロー戦略」を愚直に実践していくと、シグナルが出たとき、それがちょっと微妙なときがあるんです。
「形的にはゴーサインにも見えなくもない、でもちょっとひねくれた見方をすると、やめておいたほうがいいようにも見える」というあいまいなときです。
このように、「確証を持って判断できないとき、どのように判断すればいいか?」という質問だったということです。
これは非常に重要な質問です。そのようなときにたいていの人は、迷った結果追いかけでエントリーをしてしまうんです。
しかし、「エントリーしたほうがいいかどうか?」ということを判断する際に一番大事なポイントがあるんです。
2-1. エントリーすべきシグナルがあいまいな場合は直感で判断すべし
本来のシグナルからすると少しあいまいな場合、そのシグナルを取るにせよ取らないにせよ、間を空けないということが一番重要なポイントなんです。
時間をかけて吟味したりとか、じっくり考えてから判断するといったことではないんです。
これがいったいなぜかご説明していきますが、このような話をするときに2つの見方があると思います。
1つは「考えずに瞬時に判断した方がいい」という見方、もう1つは「直感的な判断ではなく、一応少しは考えて判断しよう」という見方です。
これはどちらが正解か?というと、状況によって使い分ける必要があるのでどちらも正解となります。
そもそも、直感で瞬時に判断することも、時間をかけてじっくり考えることも、その「思考プロセスがどのようになっているか?」ということをまず理解することが重要です。
2-2. 人間の思考プロセスはシステム1とシステム2に分類される
アメリカのダニエル・カーネマンという行動経済学者は、「人間にはシステム1とシステム2という2つの思考モードがある」ということを言っています。
これはすべての人に共通するとされている思考プロセスで、外部から何か情報や刺激が入ったとき、まずこのシステム1を通過して、その次にシステム2を通過して記録されると言われています。
ではこのシステム1というのはどのような思考なのでしょうか?
これはいわゆる非言語の領域、つまり感覚や触覚と呼ばれるような領域をシステム1といいます。
もちろん、直下にシステム2の思考プロセスもあるので、本当に直感でポンっとひらめくような直感と、これまでの経験に基づいた思考のショートカットによる直感があります。
どちらもシステム1であり、非言語の領域で行われる思考プロセスです。
これに対してシステム2は、いわゆる言語領域です。
つまり、理性や言語で処理できる領域となっていて、人間の思考プロセスというのは、このシステム1を通過したあと、システム2を通過していく仕組みになっています。
参考:『ファスト&スロー』,2011,ダニエル・カーネマン
カーネマンのシステム1とシステム2について詳しくは以下の記事で解説しているので、こちらも見てみてくださいね。↓↓
さて、ここで大事なのは、「まず最初にシステム1が思考する」ということです。
これは処理のスピードがとても早く、システム1に情報が与えられると、それに対し瞬間的に直感で判断してしまいます。
しかし、システム1は同時にミスも犯しやすいと言われています。つまり、「間違った直感が働いてしまうこともある」ということです。
例えば、柳の木と幽霊の関係の話をご存知でしょうか。
「お化けの話をするとき、柳の木が揺れてるのが見えると、それが幽霊の女性の髪の毛に見えた」という話があるのですが、つまりシステム1で直感的に受け取ったものが間違っていることは往々にしてあるということなんです。
あらゆる思考がショートカットされ、瞬時に判断することができる分、間違った判断をしてしまうリスクがあります。
これに対し、システム2はじっくりと推論を立てることができます。
このような論理的なシステム2にも欠点があり、あらゆる可能性を考慮しすぎて逆に決断できなくなるというリスクがあるのです。
そして、トレードにはシステム1とシステム2のどちらが重要かというと、システム1が重要なんです。
それはどういうことなのでしょうか?次の項目で詳しく説明していきますね。
2-3. トレードにおいて重要なのはシステム1による直感的な判断
ポイントは、トレードって考えれば考えるほどドツボにはまっていくものだということです。
「この動きっていうのはこういう意味があるんじゃないか・・・」という具合に、勝手システム2で色々と意味を後付けしてしまい、結果的にはズレた発想になってしまうことがよくあるんです。
結果、最初に直感的に思ったことが正しかったということはよくてあることなんです。
システム2でじっくりと考えて判断するのはトレードには向きではなく、どちらかというと学校の勉強のように、最初から答えが決まっているものをじっくりと推論を重ねていって論理的に答えを導き出すようなときに向いているんです。
トレードというのは、常に変数があるので、今この瞬間の判断と5分後の判断が違うということがザラにあります。なぜかというと、状況が刻一刻と変わっていくからなんです。
金融市場相場っていうのは常に動いていて、人の心理も動き、世の中が常に変わっていきます。
そのため、今この瞬間と1時間後とでは判断が変わるというのは当たり前の世界ということなんです。
そのようなものに対し、じっくり考えて答え出すシステム2は適切ではなく、より直感的な判断であるシステム1を信じるのが重要になってくるということです。
とはいえ、全部本能のまま判断してしまうと、それはそれで勝てませんよね。
これはボクも経験があって、トレードを始めて日が浅いころは、知らないがゆえに恐怖心がないので、躊躇(ちゅうちょ)なくトレードすることができたりします。
すると直感に従ったトレードを続けて勝ち、流れに乗れてしまうことがあります。
しかし、1回損切りの痛みや恐怖を味わってしまうと、途端に直感的な判断ができなくなってしまいます。
ここが落とし穴なんですよね。
つまり、「本当にこのシグナル合ってるのかな?」「本当にここでエントリーしていいのかな?」といった疑念を持つようになってしまうということです。
その結果、余計なことを考えてしまうようになり、リズムがズレて勝てなくなっていく・・・
というのがFXトレードというものなんですね。
2-4. 直感的な判断に身を委ねてエントリーするには間を空けないことが重要
ここでいったん整理してみましょう。
大事なのは、まず優位性のあるトレード戦略に沿ってトレードするのが大前提ということです。
次のステップは、その正しい戦略に基づいた直感を働かせることができるようにすることです。
そもそも優位性があるシグナルでトレードしないと意味がありません。
完全なるただの直感であればそれはどんどん負けるようなトレードになってしまいます。
そのため、優位性のある戦略を採用する必要があります。
その上で、シグナルが出たとき、間を空けずに判断するっていうことが大事だということです。
仮に損切りになったとしても、パッ見シグナルが多少あいまいで、ちゃんと100%形通りではなかったとしても、「これならいけるかもしれない」と思ったら、間を空けずにパッエントリーしてしまった方がいいんです。
もし迷ってしまうのであれば、その後エントリーして仮にそれがプラスになったとしても実は入らないほうが良かったもので、それは逆に見逃した方が良かったトレードなんです。
これを積み重ねていくとトータルプラスにどんどん近づいていきます。
しかし、そこで変にシステム2の判断を入れてしまい、「このシグナルでエントリーしたほうが良いのか?しない方がいいのか?」と深く考え込んでしまうと、考えた末にエントリーしてしまい、その時点で気づくと追いかけエントリーをしてしまうのです。
それだけではありません。時間をかけて考えている間にも刻一刻と時間は過ぎていきます。
つまり、判断するころにはシグナルが出たときから変化してしまっているんです。すると、勝てるはずのトレード戦略がどんどんおかしくなっていきます。
・正しいトレード戦略を採用する
・直感的な判断に従う
・迷ったらエントリーしない
ここまできたら実際のところ大事なのは「どうやってシステム1による判断の精度を上げていくか?」ということですよね。
3. トレーダーが直感力を上げるためにすべきこととは?
それでは、システム1による判断の精度を上げていくにはどうしたら良いのか?についてお話していきます。
ここで大事なのは、「自分の脳の平均値がどこにあるか?」ということなんです。
脳のアベレージとも言いますが、このアベレージがとても重要です。
これはエネルギー効率の話とも関係していて、例えばトレードや日常で、エネルギーをものすごい消耗しているような生活をおくってしまった場合、脳の平均値が下がってしまいます。
脳の平均値が低いとどうなってしまうのでしょうか。
3-1. 脳の平均値が低下したらまともなトレードができない
人の脳にはいくつか段階があって、その中にあるのが本能や人間脳と言われています。
脳の平均値が低い状態になってしまうと、脳は人間的な部分で活動ができなくなってしまい、理性がほとんど機能しない本能だけの状態、つまり動物的な感覚だけで活動するようになってしまうんです。
だから、眠かったら何も考えずに寝てしまいますし、仮にダイエット中だったとしても、お腹が減っていたらケーキだろうがカレーだろうがラーメンたろうが食べてしまいます。
嫌なことや我慢は一切せず、楽なことや気持ちいいことしかできないような、本能だけで生きている動物状態の脳になってしまうわけです。
このように、エネルギーがなくなってしまった状態の脳で直感に従うと全部間違ってしまいます。
トレードなんてしようもんならもう目も当てられないでしょう。ことごとく間違えてしまうんです。
3-2. 正しい直感が働く状態でトレードすることが重要
つまり、そもそも前提としてトレードするときは、脳の平均値を押し上げた状態にしておき、正しい直感が働くようにしておくことが重要です。
色々なトレード手法やチャートパターンをどれだけ学んでも、トレードするときに脳の平均値が低かったら全部パーになってしまいます。
これはボクが他の記事でも言っていることなんですが、トレードが上達する上で大事なのは日常からまず変えていくことです。
今日の話でいうとエネルギー効率を考え、脳の平均値を高く保った状態でトレードすることができているか?
こういったところから、ちゃんと見つめて改善していきましょう。
もし今の生活で、過剰にエネルギーを消費してしまっているのであれば、生活を変えてエネルギーの消耗を少なくしましょう。
エネルギーの消費をおさえて脳の平均値が高い状態でないと、システム1もシステム2も正常に働くことはありません。
しかし、脳の平均値を高く保ち、正しい判断ができるようにしておけば、ドンピシャのエントリータイミングを掴むことができるようになってきます。
もちろん、そのような状態で判断しても負けてしまうときはあります。
しかし、勝率100%はありえないですよね。統計や台数の法則の問題なので、ブレずに正しいトレードをずっと続けていけば、結果的に良いエントリーポイントが多くなり、どんどんプラスを積み重ねていくことができます。
ちなみに、エントリー後に逆行してしまった場合の対処法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらの記事も読んでみてください。
このようなことは、西洋的なアプローチに聞こえるかもしれませんが、実は日本人は昔からこの理論を理解しているんです。
3-3. 間を空けないことが大事ということを日本の祭り文化から学ぶ
日本では、各地でお祭りがありますよね?
お祭りにどういう意味があるかというと、「間」を釣り上げるという意味があるんです。
「間」釣りで「ま」つり、祭りとなるので、実は昔から日本では、「間を空けないでいきましょう」という意味を込めて祭りを催していたんです。
なぜこのようなことが必要だったかというと、日本ってそもそも村社会でしたよね。
つまり、小規模のコミュニティがいろいろなところにあるような国で、コミュニティの中心にあったものは稲作だったんです。
稲作というものは、みんなで協力し合って歩調を合わせないとできません。
そのため、稲を植えるときにみんなが好き勝手バラバラにやってしまうと、稲を上手く植えることができなくなってしまいます。
村においてはこれは死活問題です。そんな中、昔の村人たちは、みんなで息を合わせてリズムを合わせ、協力し合って稲を植えていました。
そのようにしてお米を作り何百年も生活してきたのです。
例えば村の人たちが仲悪くて、全然で協力し合わず、人と人の間に「間」がある状態になってしまうと、田植えが上手く行かずに死んでしまうという状況でした。
すると、「細かいことなんて気にしないで、祭りやって盛り上げよう。村人同士の間にあるわだかまりも釣り上げて一致団結しよう」といった具合に、チームプレーで稲作をやっていく空気を作ることができたんです。
このように、日本人は昔から間を空けないための取り組みをしていたというわけです。
これはトレードでも言えることで、エントリーするとき、「間」を空ければ空けるほど間違いを犯しやすくなってしまいます。
・エネルギーを過剰に使った状態は動物同然なのでエネルギーをまずは高めよう
・トレード以外の日常生活を改善するのが大事
・「間」を空けないことが大事なのは日本の歴史が物語っている
4. まとめ
いかがでしたでしょうか、トレードで最適なエントリーポイントを掴むためには、「間」を空けずに判断することが大事という話をしました。
そして大前提として、トレードしている以外の時間、つまり日常生活から整えていくことも重要です。
そうすることで脳の平均値が上がり、その状態でトレードするから正しい直感が働くようになります。
直感で「良いシグナルだ」と気付き、エントリーするべきタイミングを見失うこともなくなります。
そして「ちょっと違うかも・・・」と迷うときは、それはエントリーせずに見逃すようにしておきましょう。
「間を空けずに判断していく」ということを実践することができれば、トレードでトータルプラスはより早く達成することができますし、「逆張りからのトレンドフォロー戦略」も最大限に活用することができます。
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。