こんにちは、FXトレーダーのみつしろです。
今回は「デイトレ-ドってどんなものなの?」というレベルの超基礎的な内容から、
「デイトレ-ドを活用して、より自由度の高いライフスタイルを送っていくためにはどうすればいいのか?」
というテ-マでお話しようと思います。
でも「デイトレ-ドで自由度の高いライフスタイル」ってどういうことですか?
今日はデイトレ-ドで勝つための具体的なテクニックを教えてくれるっていうわけじゃないのですか?
現在は、ネットや本で情報収集すれば、いくらでも有益そうなテクニックや手法を勉強することができますからね。
でも、それらを網羅して覚えただけで、本当に勝てるようになれた人は果たしてどのくらいいるでしょうか?
それらを学んだだけで、全ての人が上手くいくかどうか?は全く別物なのです。
だから、今回の記事では、具体的なテクニックやコツもさることながら、「デイトレ-ドで、本当の意味で勝ち続けるためにはどうすればいいのか?」といった内容をお伝えしていくのでぜひ参考にしてみてください。
ボクとしては、たかだかデイトレ-ドで勝てる知識を身につけて、それで安定的に稼げるようになってハイ、終わり!だなんてレベルで終わってほしくないんです。
デイトレ-ドで勝つ事は当然のこととして、もっと高次元なレベルの考え方を身につけてもらいたいと思います。
ということで、早速始めていきましょう!

目次
1.デイトレードとは?
1-1.デイトレードとは
デイトレードは、1日の中で完結する売買をするトレードスタイルのことです。
例えば、朝の時間帯に何かの通貨を買ってポジションを保持して、その日が過ぎる前に売るというようなイメージですね。
スキャルピングは、より短期で数秒〜数分のスパンの売買をするのに対して、デイトレードは1日に1回〜数回取引をするというイメージになります。
デイトレードとスキャルピングの違いを図で表すとこのような感じです。

この図を1日の値動きと見立てると、スキャルピングは一日の中のごく一部分の値動きにフォーカスするトレードの仕方に対して、デイトレードは、1日の間の値動きにフォーカスするというイメージですね。
値動きの幅は見ての通り、スキャルピングの方が小さいわけです。
スキャルピングは、より細かく相場のトレンドを見極めて、一日の中の細かい値動きで利益を重ねていくトレードスタイルです。
なので、よりミクロな視点で為替の値動きを判断していくテクニカル分析の視点がより大切になってくるのがスキャルピングです。
それに対してデイトレ-ドは、一日全体で値動きを見るような戦い方になっていきます。
一回の売買で出る利益は当然スキャルピングよりも大きくなって、売買回数は少なくなるのが特徴ですね。
確かに、デイトレードはスキャルピングに比べてグッとトレード回数は減るので、そういう意味では負担も減るのでラクと言えるかもしれません。
でも、トレ-ドの回数が減るということは、その分だけ、選択する機会が減るということでもあります。
そう考えると、その一回の判断を誤ってしまうとその分だけガッツリと損失が出てしまう可能性もあります。
だから1回1回の勝率という観点から見れば、やり方によってはスキャルピングよりもデイトレ-ドの方が、負ける機会も多くなるかもしれません。
一日で200試合するのと、一日で3試合しかしないのでは、勝率は当然変わってきますからね。
スキャルピングと比較すると、一試合一試合の重みがその分だけ変わってくるわけなのです。
ただその分、デイトレは一回で狙える利益もスキャルピングに比較すると大きくなってくるので、全体の勝率が下がっても、一回の勝ちでそれを補うことができます。
また、デイトレ-ドの大きな特徴の1つでもあるんですけど、スキャルピングに比較すると「理論」がある程度通用する余地があるんですよ。
スキャルピングはどちらかというと、理論というよりは、流れを捉える感覚の部分が重要になってきましたよね。
数分単位で目まぐるしく変動する値動きに対応して着実に売買を繰り返す手法なので、瞬発的な判断能力を自分の肌感覚で叩き込む必要があるのです。
一方でデイトレードは、より「理論」が勝敗を決する大きな要素になってきます。
1日というスパンでその日の方針を決めて売買を行うので、瞬時の判断力というよりも、方向性を立てるための戦略、計画がモノを言います。
「このパターンの値動きだったらこれからこんな動きをしていく確率は7割くらいだろうな〜」といったように、戦略に基づいて売買の方針を決めていくのがザックリとしたデイトレ-ドですね。
1-2.デイトレーダーのライフスタイル
ネットや本を読んでみても「デイトレ-ドは多忙なサラリ-マンや主婦にオススメ!」って書いてあるのですが、やっぱりデイトレ-ドが私には向いてますよね?
確かに「パソコンに張り付くこともなく、1日1回のトレ-ドだけでいいのです!」という部分だけに焦点を当てたら、デイトレ-ドは随分とラクそうに見えるかもしれません。
でも、デイトレ-ドは戦略の立案や組み立てにその分だけ時間を要するので、案外、売買している時間以外で準備しておくこと、情報収集しておくことも多いのです。
仕事が終わって帰宅した後に色々と準備する必要があるし、翌朝に注文を出す段階で戦略練りの部分は終えている必要があります。
副業でデイトレ-ドに取り組んでいる人でも、予想以上にエネルギ-を消耗してグッタリする人も少なくないですからね。
だから、デイトレ-ドがそんなにラクできるようなトレ-ドスタイルなのか?というと、手放しにそんなことは言えないワケです。
一度戦略を練ってエントリーすれば、あとはその計画がきちんと機能するかを様子を見ていくといった感じになるので、どちらかというと、トレ-ド開始までの準備にほとんどの時間や労力を割くような戦い方になってきます。
だから確かに、目に見える部分で言ったらそんなに大変には見えないけど、水面下の準備段階ではそれなりのエネルギ-を使うトレ-ドスタイルになってくるわけです。
2.デイトレード勝つ人・負ける人の特徴
2-1.デイトレードで負ける人の特徴
まず、デイトレ-ドで負けやすい人の特徴としてよく言われているのが、「勘で値動きを予測する」ようなタイプの人です。
スキャルピングに比較すると、デイトレ-ドはより理論や戦略の部分がモノを言いますからね。
ある程度値動きの予測をパターンに当てはめてトレードしていくことのがデイトレードなので、勘に頼らず、きちんと戦略を組み立てていく能力が求められてくるのです。
相場の値動きは結局のところ誰にもわかりませんが、その中でも、一定の確率以上で特定の方向に動くというパタ-ンの予測を立てることは可能です。
その理論をキッチリと駆使して判断していかなくちゃダメだから、勘で値動きを予測するのはあまりにも無防備というか、勝ち続けている人はまずそんなことはしないです。
単純に、勉強不足なまま、テキト-にギャンブル感覚で臨んだとしても、そりゃあ勝てるわけないですよね。
ロジックを立てて事前に準備しておけば本来勝てるはずの勝負を、「考える」ことを放棄して相場に参加するだなんてあまりにももったいないです。
そんな戦い方は投資とは言えないし、そこはきちんと取り組むスタンスを考えなくちゃいけませんね。
実際のところ、勘で勝負して、安易な戦略で負けを重ねているトレ-ダ-も非常に多いのが現実だと思います。
やっぱり多くの人にとっては、そこまで考え抜くのは大変なのです。
「勘で勝負したがる」というか、考えるのが面倒だから、「もういいや-」って心のどこかで思っていて、それで安易な判断をしてしまうわけです。
よく「9割以上のトレ-ダ-が負けている」だなんてことが言われていますが、この数字は、それほど人間は考えるのがニガテで、すぐにラクな選択をしたがることを示唆しているモノだとも解釈することができます。
逆を言えば、その他大勢、9割以上の人達以上に自分が思考を止めさえしなければ、勝てる可能性は必然的に高くなるものなのです。
頭を使って思考するのはどうしても大変だし、だからこそ多くの人が、「考えなくても大金を稼げる可能性」が微かに見えるギャンブル的なモノに安易に手を出してしまうわけです。
冷静に期待値だけを見て理性的な判断をするのであれば、宝くじもパチンコも競馬もカジノも、どう考えても勝負にならないほど負ける確率が高いですよね。
にも関わらず多くの人がギャンブルに興じたがるのは、結局のところみんな、「出来るだけラクしてお金を稼げる”可能性”を見ていたい」だけなのです。
FXって案外、「刺激」を求めてスタ-トする人も多いですからね。
FXを始める人はサラリーマンや主婦の方もたくさんいますけど、そういう人たちって、1日の活動がかなり規則的にル-ティン化・パタ-ン化されてしまっているから、日常に刺激を求めている人っていうのも少なくないのです。
例えば、サラリ-マンの人だったら、もう毎日の行動パタ-ンが決まりきって固定されちゃっている人がほとんどですよね。
仕事の内容も、関わる人も、通勤ル-トもある程度決まっていて、週末にやりたいこととか、ストレス発散の方法も一定化してきて、何年経ってもほとんど代わり映えのない毎日を過ごすようなことなんてごく普通だと思います。
人間はこのように、思考や行動パタ-ンがどんどん固定されてしまう生活を送っていると「この同じパターンから外れたい!」という衝動が出てくるものなのです。
彼らにとっては、実際のところ勝ち負けとかはどうでもよくて、潜在的には、心が刺激を求めてトレ-ドしたがっているのです。
もちろん、やるからには誰だって勝ちたいし、たくさんお金を稼ぎたいとは頭では考えているでしょう。
だからこそ、みんな一生懸命戦略や知識や手法を勉強するし、実際に勝とうと思って戦略をきちんと組み立てようとするものです。
でも、表向きでは「お金を稼ぎたい」と思っていても、裏では「刺激を求めたい」と潜在的に感じていると、考えるのが途中でメンドくさくなって、安易なトレ-ドをしてしまうことがよくあるのです。
本来なら理性的に戦略を練って1日の予測を立てないといけないはずなのに、刺激を求めてトレ-ドしちゃう人は、「代わり映えのない日常に変化が欲しい」というのが潜在的な欲求の第一優先になってしまいます。
そうなると、どうしても計画に「甘さ」が出てきて、戦略的な要素が求められるデイトレードにも関わらず、勝つための理性的な判断を第一優先にはできなくなってしまうものなのです。
また、タチが悪いのは、ちょっとくらいテキトーな甘い戦略だったとしても、運よく普通に勝てる時もあることです。
当てずっぽうの判断で実際に利益が出てしまうと、「これだけしかやってないのにこんなに勝っちゃった!」みたいな強烈な刺激が脳みそに刷り込まれます。
そういう体験が繰り返し起こると、どんどん脳がその刺激を求めて、「安易な判断をするのは楽しいからもっとしろ!」という価値判断が脳内に植え付けられてしまって、どんどんそういう思考のクセが染み付いてしまうのです。
「ピンチだと思ったけど逆転して勝てた!」とか「果敢にトライしたけどダメだった!」とか、こういうのって、「生」を感じられるじゃないですか。
「ああ、自分は今生きてるんだなあ」「チャレンジしてるなあ」みたいな。
こういう生物としての本能が喜ぶような実感を得る目的でデイトレ-ドをしてしまって、大きすぎる損失を生み出す人も多いというわけです。
でも、こんなトレ-ドは、偶然の利益を狙うだけのギャンブルや投機でしかないですよね。
刺激だけを求めるくらいだったら、わざわざFXなんてやらずに、パチンコや競馬でもやっていればいいのです。
だから、もしちょっとでも「あ、もしかしたら自分は、刺激を求めてトレ-ドしゃちゃってたかも…」だなんて自覚のあるような場合は、今一度、
「なぜ自分は数あるお金を稼ぐ方法の中で、FXを選んだのか?」
という部分をきちんと自分と対話して、考えみてほしいのです。
ピヨ太郎みたいに、たとえ最初の入り口は単純に「お金儲けのため」だったとしても、ボクたちの心は、本来は「ただ単純なお金儲け」を求めているだけではないはずなのです。
ボク達人間は、本来、「成長したい」「もっと世の中に貢献したい」という思いを持って生まれてきています。
だからこそ、
「自分の人生にとって、FXという道を選択したことに何か意味はあるのだろうか?」
「なぜ自分はFXを選び、FXを通して自分はどうなりたいのだろうか?」
トレ-ドに臨む前に、まずはこういった部分を考える機会を作ってほしいのです。
最初はボンヤリとしたものしか思い浮かばなくても構いません。
そうすると誰しも、言葉は違えど、きっと「トレ-ドを通して、自分自身のステ-ジを高めて、世界をより良い方向へ導けるようなエネルギ-循環を起こしたい!」というような部分に考えが辿り着くはずなのです。
そこを自分なりに定めてからトレ-ドに臨めば、安易な判断で勘に頼ったトレ-ドをする機会は随分となくなります。
自分の心の中に明確なモノが確立していれば、人間はその分だけ腹が据わるのです。
腹を据えた分だけ、みんながラクして思考停止したがるような場面に遭遇しても、きっと理性的な判断ができるようになります。
デイトレ-ドに限った話ではないですが、こういった部分をボンヤリとさせたまま、安易に勘で勝負しちゃうような人が、デイトレ-ドで失敗する人の特徴ですね。
逆を言えば、ここさえ理解して、腹を据えて日々の選択を取るように意識するだけで、必ず上達できるようになれますよ。
2-2.デイトレードで勝てる人の特徴
まあ、確かに、それは一理あるとは思います。
何度も言うようにデイトレ-ドは理論や戦略で勝負する要素が大きいので、もちろん緻密に計画を立てられる能力は必要になります。
でも、あまりにも完璧主義すぎると、これまたあんまりデイトレ-ドには向いてないと思います。
基本的に、相場というのはどこまでいっても不確実な世界ですからね。
全てのロジックが完璧に通用するわけではないのです。
もちろん、デイトレードをやると、ある一定の理論や勝つためのパターンは通用します。
でもそれが、「超」がつくほどの完璧主義までになると「これがこうなれば、こうなる」という前提条件が100%全て出揃うのを待つような傾向が出てきてしまうのです。
超完璧主義になると、そういう前提条件が100%出揃った時点で、すでに「良い波」に乗り遅れることっていうのがよくあるわけです。
これはサーファーが「良い波」に乗るためにどうすればいいか?を考えてみるとわかりやすいです。
サ-フィンで良い波に乗るためには、波が高くなる前から、ちょっとずつボードに乗って、波が起きてきたところで立ち上がる必要がありますよね。
超がつくほどの完璧主義になってしまうと、年に一度のビックウェーブが訪れたっていう瞬間に、
みたいな感じで、確信を得た後で波に乗ろうとするような感じになってしまいます。
ここまでにやってしまうと、良い波の状態のときには、もう既に最高の時期を逃していたり、かえって裏目に出ちゃうことがってあったりするわけです。
超完璧主義の人は、だいたいこんな感じで、頭デッカチな感じでビックウェーブに乗り遅れることが多い傾向にあると思います。
デイトレ-ドをやっていると、チャートパターンによって「あ、良い波が来そうだぞ!」というのは、経験を積んでいけばどんどんわかるようになってきます。
ただ、そういう予感がする時っていうのは大抵、100%の確信があるわけではありません。
あくまで、「良い波が来る可能性が高そう!」くらいの感覚です。
ここが、実は本当のビックウェーブを狙いに行くポイントなのです。
確定はしていないんだけど、そうなる可能性が高い場面を戦略を駆使して狙う。
デイトレ-ドで勝てる人は、このくらいの「遊び」のある完璧主義な感覚を持っているのが特徴です。
いくら完璧に近いであろうロジックや戦略を立てたとしても、一回のトレードでは負ける可能性はいつだって十分にありえます。
でもデイトレ-ドでは、10回トレードをして、トータルの勝敗でプラスになるということが重要なのです。
確率の概念をちゃんと理解して、目先の利益にいちいち一喜一憂しない腹の据え方が大切だというわけですね。
デイトレ-ド(あるいはまた違う記事で解説しているスイングトレ-ド)で利益を挙げていく上では、短期的に取れる利益を狙い続けるスキャルピングと比較すると、より長期的な視点が必要になってきますよね。
その際に理解しておくべきなのが、「大数の法則」という考え方です。
「大数の法則」というのは、とある試行の回数を重ねれば重ねるほど、確率が一定値に近づくという法則です。
これをサイコロで説明してみましょう。
サイコロで6の目が出る確率って、サイコロを1回振るだけだと6分の1ですよね。
2回目も6分の1ですが、2回続けて6の目が出ることもあります。
でも、これを1000回行えば、6の目が出るのは1000回中、6分の1のおよそ166回という数字にどんどん落ち着いてきます。
回数が少ないと、6の目が連続で3回出るというのも場合によってはあるし、6の目が10回やっても全く出ないこともあるのですが、試行の回数を重ねれば重ねる程、それがちゃんと1/6に近づいていくというものが「大数の法則」です。
と、考えると、 デイトレードというのは、大数の法則が働くまでは、ある程度のトレ-ドの回数が必要になってくるということを理解しておく必要があるわけです。
スキャルピングが一日に数十回〜数百回トレードするのに対して、デイトレードは一日数回ですからね。
こういう考え方を持ってデイトレ-ドに臨むと、いちいち勝ち負けに一喜一憂しなくなれますよね。
デイトレードは、スキャルピングに比べるとトレード回数が減る分、一回一回の売買で動く金額も大きくなります。
だから、確かに短期的にみると、負けて数字が減るから落ち込むこともあるし、ピヨ太郎の豆腐メンタルもグラつくことあるかもしれません。
でも、この確率の概念を知っておくだけでも、一回一回の結果にそこまで固執しなくなります。
認識としては、100回くらい売買を重ねたら、だいたい100回中60回はプラスだったらOKという考え方にしておけば問題ないです。
つまり、目先の数字にいちいちメンタルをグラグラさせないで、ちゃんと「期待値」を追って理性的に戦略を組み立てれば着実に価値を積み重ねていくことができるわけです。
こういうことを頭に入れて、きちんとプラン通りに実行できる人はデイトレードで勝ちやすいかなと思います。
要するに、勘でもダメだし、戦略だけの超完璧主義でも勝てないので、その中間くらいの塩梅で臨むのが理想だということですね。
これもまた、トレ-ニングを繰り返すことで確実に実力を身につけることができるから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
3.デイトレードはやるべきなのか?
3-1.デイトレードをやるメリット
ボクも色んな人や、特に初心者のトレ-ダ-にデイトレードを教えることも多いのですが、デイトレ-ドは戦略とメンタルの両方が鍛えられるという要素が一番の強みだと考えています。
長期的にFXの世界で勝ち続けていくためには、この両方は絶対に必要になってくるから、これらを鍛える意味でもぜひやってみるべきですよ。
戦略なんてまるっきり無視して、テキト-な勘で売買しているようじゃあ絶対に勝ち残れないし、いつまでもメンタルがブレブレだと、本来の自分らしい正常な判断ができませんからね。
そこを鍛えるのにデイトレ-ドは最適なので、ぜひその意識でチャレンジしてみてください。
デイトレードは、先ほども言ったように、売買回数がスキャルピングに比べると圧倒的に少ないですから、その分、トレ-ドをするまでの戦略を立てる時間もじっくりあります。
だから、戦略を立てる実力もじっくり磨いていくことができるのも大きなメリットですね。
また、一回一回の売買の重みがスキャルピングとは圧倒的に違うというのも、精神を鍛える格好のトレ-ニングになると思います。
スキャルピングは1日に数十回〜数百回の売買をしますが、デイトレードはせいぜい1~数回なので、トレ-ド一回一回の動く金額が大きく変わりますよね。
動く金額が変わると、その分だけ人間の感情は大きくグラつきやすくなります。
一回の売買で10円だけ損失するのと、一回の売買で10万円を損失するのとでは、感情の動き方はまるで違いますよね。
だから多くのトレ-ダ-は、資金が大きくなればなるほどヒリついて、平常心を保てずに勝負に弱くなってしまうというわけです。
感情がブレたり、メンタル的に消耗してしまうと、
- 負けた時に自分を責めてしまう
- 自暴自棄になって生活リズムを乱してしまう
- 自信を失って「勝てないセルフイメージ」を脳に植えつけてしまう
みたいな感じで、負け続ける「負のスパイラル」に入ってしまいます。
この辺りの詳しい話は「FXのリスクとは」でもお話ししたのですが、とにかく長期的にトレ-ドで勝ち続けていくためのポイントは「固執しないこと」です。
一回一回の売買に固執せずに、長期的な視点を持ってフラットな気持ちで戦い続けることが勝つためのポイントというわけです。
デイトレードは、そういうぶれないメンタルを作るという意味でも非常に良い訓練になるのです。
3-2.デイトレードの先にある未来
デイトレードは、スキャルピングに比較すると、パソコンの画面に張り付いたりしなくていいし、やろうと思えば一生涯、ず-っと続けることも出来るかもしれません。
でも、ボクの考えとしては、「勝つためにデイトレ-ドを一生続ける」というよりも、「その先を見据えて自らに訓練を課すためにデイトレ-ドに取り組む」と捉えて臨んだ方が、得られるモノも格段に増えてくると思っています。
先ほども言ったように、デイトレードは、トレードで勝ち続けるための習慣、これからの基礎のなる土台を身につけていくためにも、ぜひ取り組んでみるべき手法です。
でも、最終的に目指していってほしいのは、ただ単純に「デイトレ-ドで勝ち続けること」ではありません。
ボクは多くの人に、デイトレ-ドで基礎力を身につけて行った先に見える、「より自由度の高いトレ-ドスタイル」を目指してほしいと考えているのです。
まずはきちんと実力を磨いて、戦略力やメンタルを鍛えて、自由を掴める段階に到達したのなら、今度はその自由度を活かして、その先のステ-ジにあるトレ-ドスタイルを目指してほしいのです。
「その先のステ-ジ」というのは、「自分がお金を稼ぐ」というパラダイムを超越して、世の中のため、人のためにより良い方向にエネルギ-を循環させるような、そんなトレ-ドスタイルです。
お金は、「いくら稼いだ」ではなく、「どのような使い方をするのか?」の方が遥かに大切です。
「お金を稼ぐこと」を一番の目的にトレ-ドをやっていると、いくら稼いでも一生満たされることはないし、「稼げるヤツは偉くて、稼げないヤツはダメなヤツだ!」みたいな価値観になってしまいがちです。
そうなると、勝てなかったら自信を失くして自暴自棄になったり、仮に勝てたとしても「常にお金を稼げていないと不安」な状態みたいになってしまって、常にイライラしていたり、人間不信になったりと、人生全体のバランスを大きく崩してしまいやすいのです。
「〇〇年以内に〇〇億円稼いでリタイアする!」みたいなものを人生のゴ-ルと定めて一生懸命お金稼ぎに奔走する人たちもたくさんいますが、そういう人の多くは、ある一定のラインを稼いでいざリタイアした途端に、急激に生きる活力を失って、老け込んでしまうことも本当によくあるんです。
これは実際にボクもそういう人たちを何人も見てきたのですが、もう本当に、人生の目標を失った人って、顔から生気がなくなって、目の輝きも消え失せてしまう人がとても多いです。
人間って、人生の目的がないと、すぐにエネルギ-が枯渇して、生きる気力を失ってしまうものなんです。
だからこそ、FXをやる上では、お金を稼ぐことそのものを目的にするのではなく、「そのお金を使って何をするのか?」という部分をきちんと考えていかなければいけません。
稼いだお金を使って、ビジネスをして世の中や人に対して貢献したり、自分のステ-ジを高めるために自己投資したりと、そういうエネルギ-循環が生まれるようなお金の使い方をするべきなのです。
人間は、周囲との関係性の中に生きています。
自分だけ稼いで、経済的に自由になったところで、「世界と繋がっているという感覚」、つまり一体感を持てないままだと、どうしても生きる気力を失ってしまうのです。
ボクは、そういった「ただお金を稼ぐこと」を超越した次元で、本当に世のため人のために動くことができるトレーダーを育てていきたいなと思ってこうしてメディアで情報発信をしているわけです。
トレ-ドできちん安定して利益を出し続けられる事は当然のものとして、人に価値を提供できる人間になれれば、自然と人から感謝されて、より良い世の中を作っていくことができますよね。
「勝つか負けるか」の価値観だけでしか物事を判断できないと、自由度が低く、いつまで経っても「お金」という目に見える現実の数字しか追わないような生き方しかできなくなってしまいます。
そういう次元を超越するためにも、デイトレ-ドでしっかり実力を身につけて、世界との一体感を感じられるような在り方を目指していってほしいと思います!
FXのデイトレ-ドまとめ
今回はデイトレードについて解説していきました。
デイトレードとは1日の中で完結する売買をするトレードスタイルであるということをお話しました。
売買回数は1日数回ほどなので、スキャルピングと比べると一回一回の利益と損失の金額が大きいのが特徴です。
またスキャルピングよりは長期的な時間でトレードしていくので、一定の理論が通用することも特徴です。
具体的にいうと、値動きを表しているチャートを分析にかけることによって、ある程度、先の展開を見通すことができるというわけですね。
ただし、全てが理論通りに行くというわけではありません。
あくまでもそういう可能性が高いというところまでしか絞り込めないので、デイトレードで勝つために重要なのは、戦略と勘のバランスを取るということです。
そのためにも今回話した、確率の話を覚えておくといいでしょう。
一回一回の勝ち負けに固執するのではなく、トータルの収益でプラスになってれば、OKという感じですね。
また、デイトレードをやるメリットについてもお話ししました。
デイトレードをやると、
- 戦略
- メンタル
というトレードの土台となる基礎が本当に身につきます。
このトレードの基礎力を身につけることができると、僕が実践しているような、より自由度が高く、かつ他の人にも貢献できるようなスタイルに移行できるようになっていくので、ぜひ、デイトレードでトレード力を身につけていってくださいね。
FXで勝ち続ける次世代トレーディングの極意を知りたくありませんか?【豪華プレゼント付き】
メルマガでは、今回ご紹介したデイトレードのような手法についてはもちろん、ブログでは書けないような更に深い内容を、様々な事例を取り上げながらご紹介しています!
知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
FXで勝ち続けるためのメンタルと手法を学べる、電子書籍と講義(期間限定のプレゼント)でお伝えしています。
ボクのが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
仲間づくりのために、メルマガでは質問なども受け付けていますので、ボクに直接ホットラインで質問できるようになります!
メルマガやここの記事で取り上げて、解説できることもあるかもしれませんので、ぜひ質問や感想も送ってくださいね!
↓↓↓こちらのバナーをクリックしてご登録ください!↓↓↓

FXについてどこからはじめて良いかわからない方はこちらの記事から読んでみてください!
P.P.S.
FXで自由な時間とお金が欲しい? まずはこの記事で「FXトレーダーの真実」を知ってください…。
人気ブログランキング参加しています!
良ければ下リンクをポチッとお願いします!

為替・FXランキング

1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。