こんにちは、みつしろです。
株・FX・オプション・先物などのトレードで月に100万〜400万円ほど稼いでいます。
以前は7年間、証券会社やヘッジファンドで専業のディーラーをやってましたが、独立して個人トレーダーになり、現在はトレード以外にもビジネスをやっています。
ボクは、人に指図されることが嫌で、専業トレーダーの道を選びました。
最初は負けまくって1社目をクビになるなど失敗もありましたが、約1年で月利300万円を突破し、ヘッドハンティングされるまでになりました。
独立して個人トレーダーになってからは、時間もお金も自由になって旅行に行ったりタワーマンションに住んでみたりもしましたが、今は飽きてトレード以外のビジネスもやっている兼業トレーダーです。
トレードの情報をメールマガジンやユーチューブでも発信しているのですが、ときどき、「専業トレーダーのなり方を教えてください」とか、「今は会社員をしながらトレードをやっていますが、早く辞めてトレード一本でやって行きたいです」などという声をいただきます。
そこで今回は、専業トレーダーになる方法や、年収はどのくらいでどんな生活をしているのか、などをボクの体験談からお伝えします。
目次
1.会社に所属する専業トレーダーの話
まずは金融機関のトレーダー(ディーラとも言う)のことからお伝えしましょう。
1-1.金融機関の専業トレーダーになるには
実は、ボクは最初から「トレーダーになりたい」と思っていたわけではありませんでした。
就活がうまくいかなくて60社以上落ちて、唯一の内定が出たのが証券会社だったのですが、そこにトレーディング部門があって初めてトレーダーという仕事を知ります。
会社の中でも、トレーディング部門はちょっと特殊で、結果さえ出していればあれこれ指図されることもなく、みんな一匹狼のような雰囲気がありました。
「これだ!」と思って配属を希望したら運よく通って、ボクのトレーダー人生がスタートしました。
新卒だったので未経験でも大丈夫だったと思うのですが、中途でもポテンシャル採用を行なっている会社もあるようです。
1-2.月収・年収について
続いて、気になるのが収入ですよね。
ボクの場合は、基本給が約20万円だったのですが、その他にプラットフォーム代とか色々含めて最低でも月50万円を稼がないといけませんでした。
月50万円を超えたら、そのは半分をインセンティブとしてもらえます。
例えば月200万円の利益を出したら、基本給20万円+75万円のインセンティブで、95万円の収入ということですね。
実際には月に300万〜400万円は稼げないと肩を叩かれる厳しい世界でもあります。
負けていると基本給しか出ない上に、上司から「お前、向いてないぞ」と肩を叩かれます。
ちなみに、ボクは1社目は成績不振でクビになっています。
2社目も3ヶ月の試用期間みたいなものがあって、その3ヶ月目でやっと月300万円くらいプラスが出せるようなり、ギリギリでクビを免れました。
トレードで勝っていれば割と稼げますが、負けてると悲惨な世界なのです。
1-3.会社所属の専業トレーダーの生活
会社所属の専業トレーダーの生活は、社風やトレードスタイルによっても全く変わってきます。
1社目は為替のスキャルピング(超短期の売買)をやっていたので、完全に相場の動きに合わせた生活をしていました。
スケジュールはこんな感じ。
16:00 ~ 16:30 起床、顔を洗うなどしてトレードに向けてコンディションを整える
16:30 ~ 18:30 ヨーロッパ市場のトレード開始
18:30 ~ 21:00 休憩
21:00 ~ 22:30 ニューヨーク市場のトレードに向けてチャートチェック
22:30 ~ 04:00 ニューヨーク市場のトレード開始
04:00 ~ 08:00 その日行ったトレードの記録と振り返り
08:00 ~ 16:00 就寝
一日中、ほとんどトレードか、トレードの準備と記録をしていて、食事もトイレに行く時間すらも惜しんでのめり込んでいました。
当時は、思い通りに動かないチャートにイライラし、上司に怒鳴られ、めちゃくちゃストレスが溜まるので、タバコは1日1箱も吸い、家に帰ったらコーラを一気飲みするのが日課になってました。
2社目はゆるい会社だったので、自宅にモニターとかを設置してトレードをするようになりました。この時もデイトレードです。
が、トレードのストレスは変わらず、何度マウスをぶん投げて壊したか分かりません。
リーマンショックの後ぐらいに、声がかかってシンガポールのヘッジファンドで1ヶ月ほどオプションの売買をしていたこともあるんですが、その時の生活は、こんな感じでした。
・夜9時くらいからPCの前にスタンバイ
・株価指数、為替、エネルギー、貴金属商品をくまなくチェック
・NY市場オープンから売買開始
・その時の値動きに合わせながら、ポジションを入れ替えていく
・夜中の1時に休憩。近くの屋台にご飯食べにいく
・戻ってきてまた売買
・朝5時に取引終了
・ポジションの損益、保有枚数、状況などをエクセルにまとめ上げる
・朝10時くらいに寝る
・夕方4時に起きる
・NY市場が開くまでひたすらDVD、書籍で勉強
その時も観光なんかする余裕は一切なく、ひたすら引きこもり状態で取引です。
いやー、きつかった。いい経験にはなりましたけどね。
金融機関の専業トレーダーについてまとめると、
- なるには、証券会社、投資銀行、ヘッジファンド等に就職し、トレーディング部門に配属されること
- 給料は基本給+インセンティブ。自分の給料とプラットフォーム代なども自分で稼がなければならない。月300万円〜400万円ほど利益を出せないときつい。
- 市場のオープン時間に合わせてひたすらトレードと勉強の生活。昼夜逆転することもある。
実際、トレーダーの上司とか先輩はどこか頭のネジが外れてぶっ飛んでる人ばっかりでした。
2.専業トレーダーとして独立するには?
そんな職業トレーダーは2012年に退職し、以来、個人でトレードで稼ぎながらいろんなビジネスをやっています。
ここからは、会社所属ではない個人トレーダーとして独立する方法や生活スタイルなどを紹介していきましょう。
2-1.種銭として資金はいくら準備したのか
資金はどのくらい準備するといいのかですが、もちろん多ければ多いほうがいいです(笑)。
月30万円くらいの利益を出すには最低100万円は欲しいところです。
ボクは生活のための貯金とは別に、種銭として500万円ほど用意してから会社を辞めました。
ただし、これは安定して勝てるようになってからの話です。
トレード初心者がいきなり大きな資金で儲けようとすることはおすすめしません。
なぜなら、ほぼ必ずと言っていいほど吹っ飛ばすことになるからです。
最初は5万円とか10万円とか、それでもプレッシャーな人は1万円でも良いので、少額でできるFXあたりで技術を身につけると良いと思います。
こちらの記事もご参考にどうぞ↓↓
2-2.法人と個人事業主、どっちがいいの?
個人トレーダーとして独立するときは、個人事業主でやったほうがいいのか、法人化したほうが節税とか社会的な信用の面でいいんじゃないかとか、たまに相談をもらうことがあります。
あいにく税金のこととかは正直よく分からないので、税理士に相談して任せるのがいいと思います。
ちなみにボクの場合は、最初からトレード以外のビジネスもやっていくつもりだったので会社を作りました。
2-3.個人の専業トレーダーの生活
独立してからは、トレードスタイルもスイングに切り替えました。
朝のうちに指値とかOCO注文で仕掛けておいたらあとは放置で良いので、ずっとチャートに張り付かなくても稼げるやり方なので、だいぶストレスは軽減されます。
生活は一転、好きな時間に寝て起きて、トレードをして、いつでもジムに行ったり、人に会ったり、旅行したりできるようになりました。
パソコン1台あればどこでもトレードで稼げるのでお金も時間も自由で、本当にトレーダーになって良かったと思いましたね。
「専業トレーダーになりたい!」と思う人のトレーダーのイメージは、おそらくこっちなんじゃないでしょうか。
やってみたい人は目指したらいいんですけど、先にお伝えしておくと、そういう自由でウェーイな生活は、1ヶ月で飽きます(笑)。
周りの友人もみんなトレーダーなので飲みに行っても、ずっと相場の話しかしないので面白くないんですね。
結婚して子供がいる人は、「トレーダーなら家族と過ごす時間を増やせていいなあ」と思うかもしれません。
ですが、ボクが実際やってて気づいたのは、あんまり構いすぎてもギスギスしてしまう、ということです。
だんだん心が冷たくなって、人をお金や実績で判断する自分がいて、自分も今は稼げているけど、いつ稼げなくなるか分からない不安もある。
「自分って何のために生きてるんだろう…」と、虚しさや孤独を感じ、トレードばかりやっているのが苦痛になりました。
このような状態を、ボクは「エネルギー効率の悪いトレード」と呼んでいます。
トレードで勝ってお金は稼げているけれど、それで終わり。周りの人との関わりがなくなって循環しないので、だんだんモチベーションが下がって、疲弊していく。
この話をブログや書籍、YouTube動画でもずっとしているんですが、結構「トレーダーあるある」なようで、他の専業トレーダーのかたからもツイートやコメントをいただいています。
この記事・・・
今自分が薄々感じてることが
思いっきり書いてあった。自分の場合、
元々冷めた性格に加えて、
トレードをすることで
人まで即損切りをするようになって、
友達もいなくなった。でも最近、このままじゃダメだと思い始めて、
来年からは人に会っていこうと考えていたから響いた。 https://t.co/If42jgQG1L— 宮崎@大衆心理トレード好き (@yukki07231) December 18, 2019
こちらは電子書籍『FX2.0』にいただいた感想です。(電子書籍は無料メールマガジンに登録してくれた人にプレゼントしています。)
小生は、現役の専業株トレーダーで今年で12年目になります、
いわずもがなエネルギー効率の低いトレーでをしながら、なんとか生きてきました。毎日、8画面のPCの前でトレードをしていますが、まさに文章の中に登場するような感じです、
身につまされる思いです。最近はストレスのない、再現性の高いトレードを目指してスタイル変更中です。
「余計なことをしない」トレード、「トレードしている以外の時間」の過ごし方から変える事など、この話の機会に大きく変えようと思います。ニッシーさんより
もう1通、こちらも電子書籍のご感想です。
FXを始めて4年、最初の3年は兼業で、今年からは専業でトレードしています。思うように利益を出せずだんだん焦り出しました。
この場をお借りして一拍置いて自分の現状を見つめたいと思います。長文になりそうですがすみません。
みつしろ様がまとめた「FXで負ける人の4つのパターン」のうち、どっちかというと僕はテング型に当てはまると思います。
勝った時は気分が良くなり、負けた時は落ち込みます。一晩寝たらやる気は回復しますがそういう繰り返しです。
専業でやり始めてから安定した収入がもらえず不安になっています。現象化したのは含み損が我慢できなくなったことです。それにポジションを持ったまま寝れないです。寝ポジしたら睡眠不足で次の日頭痛に襲われ、正しく判断できなくなり、ギャンブルでエントリーしたり、損切りできなくなったりします。体調不良もしばしばなっています。
そういう悪循環を断ち切る為に、ディトレに切り替えました。しかもヨーロッパ時間だけトレードするようにしています。
5分足で英ポンドがヨーロッパ時間に出やすいパターンをいくつか纏めました。待っていくうちにパターンが現れ、トレードすれば良いと思いますが順調であれば3時間で勝って終了し、なかなかパターンが出てこない時又は気づいたらパターンが終わった時もあります。時には5、6時間を待って折角チャンスが来たら既に体グタグタでうまく入れないです。正にエネルギー効率が悪いです。
そしたら焦って入って損切りして嫌になって長く相場に向き合えなくなりました。
最近はまたディトレかスイングか動揺しています。
(中略)
昔からメンタル管理が苦手で、仕事のストレスで鬱になったことがあります。今も時々繰り返していますが気づいた時は外に出て東京の町を散歩しに行っています。効果はまあまああります。エネルギーコントロールはメンタル管理に役立てそうで、試してみます。
今は一人で東京に住んでいます。孤独を感じます。同じ志を持った人のコミュニティに入って友達を作りたいです。気軽に入れるコミュニティがあればいいなあと思います。
どうしたらトレードで勝つだけでなく、体も心も健康で周りの人との人間関係も良く、やりがいを感じて高い意欲を持てるんだろう?、どうしたらお金だけでなく人生全体を良くできるんだろう?、と悩んだ末に辿りついたのが「何でも屋トレーダー」の道でした。
それは次の段で解説するとして、ひとまず、個人トレーダーについてまとめましょう。
- 資金は多ければ多い方が良い。(ただし、安定して勝てている前提)
- 個人事業主が良いか会社設立して法人化するのが良いかは税理士に相談しよう
- お金も時間も自由な夢の生活は1ヶ月で飽きる
- 稼ぎ続けることへの不安や孤独を感じている専業トレーダーは多い
3.「何でも屋」兼業トレーダーのすすめ
トレードばっかりやって無気力になっていたボクですが、トレーダーではない、もっとスケールの大きなことをやっている人たちにとの出会いがキッカケで色んなことをやるようになりました。
例えば、他の人のビジネスを手伝ったり、農家の田植えや稲刈りを手伝ったり。お茶の先生の付人(つきびと)もしました。(付人というのは、洗い物や掃除、その他の雑用で、もちろん無給です。)
あとは、トレードで稼いだお金を「みんなが良くなること」に使うようにしています。
- 仲間で集まって仕事ができるスペースや遠方から遊びに来た人が宿泊できる部屋を作る
- マイクロバスを購入して、学習塾の塾生の送迎用に貸し出す
- 他の人のビジネスを応援するため、自社の社員にそっちの仕事をさせる、など
あとは、これからですが、東京にビルを建てたり、大学を作ろうとして計画を進めているところです。
イメージとしては、シャンパンタワーのてっぺんからシャンパンを注いだら全部のグラスが満たされて行くように、みんなが幸せになるような「これだ!!」っていうものにお金とか自分の時間や労力も注ぎ込んで行きたいなと思っています。
貯金するより、そういう循環が起きるような、広い意味での「投資」に全部突っ込みたいんです。
一応、自分で使う車や時計も良いやつにしていますが、それも長距離移動でも疲れにくいようにとか、よりモチベーションを高く働けるように、という意味で買ってます。
高いものを持って認められたいとかそういう気持ちはもう全然ありません。
タワーマンションに住んでみたこともあるんですけど、駐車場が面倒だしエレベーターを待たなきゃいけないし、思いの外不便だったのでやめましたし(笑)。
不思議と、忙しい方がトレード成績も安定しています。
ずっとチャートを見ているヒマがないので、精神衛生上良いのかもしれませんね。
それに、自分や家族が生活してくためだったら別に年収1000万円もあれば足りてしまうんですが、もっとスケールの大きなことをやろうと思ったら何億稼いでも足りないので、燃え尽きることがありません。
隙間時間のトレードで1回あたりを大きく稼いで、あとは色んなビジネスとか周りの人の手伝いとかで忙しくして、人とのつながりやあたたかみを感じながら、また高い意欲を持ってトレードをする。
そんなエネルギー効率の高いトレードをやっていきたいし、そういう仲間を増やしてみんなで楽しいことをやっていけたらと思っています。
だから、あなたにも、最初は自分が豊かになるためで構いませんので、もし後々トレードで稼げるようになって、ヒマとお金も余って来たら、周りの人や応援したい人のために稼いだお金や自分の時間を投資する「何でも屋トレーダー」をおすすめしたいです。
引きこもって口座の残高をひたすら増やすよりも、ずっと面白いですよ。
こちらの記事も合わせてどうぞ↓↓
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ボクがメインで使っていて、トレードのコミュニティメンバーにもおすすめしているスイングトレード手法「逆張りからのトレンドフォロー」動画を無料でプレゼントしています。
高勝率でリスクリワードが高いだけでなく、ストレスフリーで稼げますので、ぜひ試してみてください。
普段はスキャルやデイトレをやってるかたも、戦略の一つに加えていただくと大きく利益を増やせると思います!
「逆張りからのトレンドフォロー」動画は、この下で紹介しているメールマガジンにご登録いただくとすぐに見られます。↓↓
FXで勝ち続ける次世代トレーディングの極意を知りたくありませんか?【豪華プレゼント付き】
メルマガでは、今回ご紹介した兼業トレーダーとしてのみつしろの日常やライフスタイルについてはもちろん、ブログでは書けないような更に深い内容を、様々な事例を取り上げながらご紹介しています!
知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
FXで勝ち続けるためのメンタルと手法を学べる、電子書籍と講義(期間限定のプレゼント)でお伝えしています。
ボクのが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
仲間づくりのために、メルマガでは質問なども受け付けていますので、ボクに直接ホットラインで質問できるようになります!
メルマガやここの記事で取り上げて、解説できることもあるかもしれませんので、ぜひ質問や感想も送ってくださいね!
↓↓↓こちらのバナーをクリックしてご登録ください!↓↓↓
P.S.FXについてどこからはじめて良いかわからない方はこちらの記事から読んでみてください!
P.P.S.
FXで自由な時間とお金が欲しい? まずはこの記事で「FXトレーダーの真実」を知ってください…。
人気ブログランキング参加しています!
良ければ下リンクをポチッとお願いします!
為替・FXランキング
1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。