どうも! FXトレーダーのみつしろです。
今回はテクニカル分析の中級編ということで、基本的な考え方や使える場面についておさらいし、色々なテクニカル分析の種類や、最速で上達できる練習方法などを解説します!
というわけで今回は、
- テクニカル分析のメリットとは?
- テクニカル分析が使えるシーン、使えないシーン
- 初心者がテクニカル分析でやりがちな失敗
- テクニカル指標や方法論の一覧とおすすめの組みあわせ
- テクニカル分析の練習のやり方
などを、トレード歴10年、9年負けなしのみつしろが解説します。
お読みいただければテクニカル分析をもっと使いこなして勝率アップにつなげてもらえると思います!
目次
1.テクニカル分析とは?
「テクニカル分析」とは、近い未来の根動きを予想する手段の一つで、過去の値動きを分析することによって売買の判断を行うものです。
もう一つのやり方は、経済指標や要人発言、政策動向など、世の中の大きな流れからその後の相場の動きを予想することを「ファンダメンタルズ分析」と言います。
そもそも、通過の価格はどうやって決まるのかというと、「買う人が多ければ価格は上がり、売る人が多ければ価格は下がる」というシンプルな原則に従って上がったり下がったりを繰り返しています。
どんな時に大勢の人が「売り」「買い」の行動を取るのか。その勢力図と心理状態は値動きとなってチャートに記録されます。
そのチャートのパターンから今後の動きを予想するのがテクニカル分析なのです。
2.テクニカルとファンダメンタルズどっちがいいの?
テクニカル分析にはこんなメリットがあります。
- ファンダメンタルズ分析は範囲が広くボンヤリしている上、情報の遅早に影響されるのに対して、チャートだけを見れば良いので分かりやすい
- 誰でも「技術」として習得でき、センスは不要
- エントリー・エグジットのポイントや根拠が明確
ファンダメンタルズ分析ももちろんやった方が良いんですが、複雑なのでちょっと初心者には難しいかもしれません。
また、ファンダメンタルズはこういう要因があったから必ずこうなるとは限らず、また、具体的にいつエントリーしていつエグジットするべきなのかの根拠が曖昧です。
ただテクニカル分析も万能ではなく、以下のデメリットがあります。
- テクニカル指標のシグナルとは逆に動く「ダマシ」がある。
- 大きなファンダメンタルズ要因があるとテクニカルが機能しないことがある
- 種類が多すぎるので自分に合った手法を見つけるまでが大変
チャートのパターンはいつも教科書通りになるとは限りません。
後述のいろいろなテクニカル指標(インジケーター)には、それぞれ得意・不得意があり、シグナルが示すのとは逆の値動きになることがあります。
また、重大事件や要人発言などにより為替が乱高下する「ショック相場」では、テクニカルは全く機能しなくなります。
リーマンショックやスイスフランショック、最近だと新型コロナウイルスショックなどが例です。
テクニカル指標や方法論の種類がめちゃくちゃ多いことも、初心者にとっては迷いやすいところです。
為替相場の注目材料やスケジュールについては、とりあえず「羊飼いのFXブログ」でチェックしてください!
あとは最近ボクが使っているチャートソフトの「Trading View」にもnoteみたいなSNS機能がついていて、いろんなトレーダーのFX予想を読めます。
同じ材料に対してもロングという人もいればショートという人もいて、いろんな見方があって面白いですよ。影響を受けすぎないようにだけご注意ください。
3.FXでテクニカルが機能するときの見極め方
3-1.形を見ると失敗する
テクニカル分析を行うときに必ず頭に入れておいて欲しいのは、「形だけを見てはいけない」ということです。
例えば「三角保ち合い」や「ヘッドアンドショルダー」など、こういう形が出てきたら次は上げやすい・下げやすいという特定のチャートパターンがあります。
↓↓参考記事はこちら!↓↓
チャートは大衆心理が形になって現れたものでしたね。
形だけを暗記してしまうと、微妙な形の違いや環境の違いが分からず「教科書通りにいかない!なんでだ!?」ってことになってしまうんです。
一つのチャートパターンの裏側には99の背景が存在します。
その背景をどれだけ読み取れるか、いくつのシナリオを思い描けるかによって、テクニカル分析の精度が変わってくるのです。
3-2.テクニカルが機能する3つの条件
- 大底と天井でトレンドが転換していく場面
- 節目、強いサポレジが効くところ
- 相関・逆相関が機能しているところ
長期の流れが大きく切り替わる場面の大底・天井や節目の価格付近ではテクニカルの信ぴょう性が非常に高くなります。
リスクオンの商品とリスクオフの商品が関連して動いているときに何かしらのテクニカルサインが出た時はよく効きます。
リスクオフの商品…リスクを回避する安全な資産(例、米ドル、日本円など)
動画では実際のチャートを使って解説しています。
↓↓関連動画:FXでテクニカル分析が機能するのはいつ? 一瞬で見極める3つのポイント
https://www.youtube.com/watch?v=7I2WW54O-yk
3-3.トレードをしない選択も大切
トレンドでもレンジでもなく、テクニカルが機能していない「よく分からない相場」の時は、手出ししないのが賢明です。
相場が急騰・急落した時の瞬間的な値動きを取りに行く「リバ取り」などの手法もありますが、これはあくまでも中上級者向け。
テクニカルが機能しないときは無理にエントリーせず、他の通貨ペアに切り替えましょう。
4.テクニカル分析の種類と方法論
4-1.基本の値動き・チャート分析
基本的な値動きの見方やトレンドの定義など、主な方法論はこちら。
- ローソク足
- ダウ理論
- エリオット波動
- トレンドライン
- 支持線・抵抗線
- フォーメーション分析(三角保ち合い・Wトップ/Wボトム・ヘッドアンドショルダー等)
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4-2.主なテクニカル指標(インジケーター)一覧
続いては、主要なテクニカル指標(インジケーター)の一覧です。
↓↓関連記事はこちらです!
4-3.おすすめのテクニカル分析の組み合わせ
では、ボクが普段使っているインジケーターはというと、ほぼ移動平均線とボリンジャーバンドぐらいしか使っていません。
前述の通り、テクニカル指標にはそれぞれ得意・不得意があり、それだけで全てが分かる指標なんてものは存在しません。
かといってテクニカル指標を何種類も使ったら良いのかというと、断片的な情報が寄せ集まるだけで、全体像をつかむことはできません。
ここで原点に戻って考えてみましょう。
そもそもテクニカル分析で知りたいのは、「今後、価格が上がるのか、下がるのか」だけです。
言い換えると、「買いと売りどちらの勢力が強いか」ですね。
これが、シンプルに相場の方向性が分かる移動平均線が最強のインジケーターである理由です。
移動平均線だけで使えるトレンドフォローの手法も分かりやすくておすすめですよ。
動画での説明はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=jHAqFrALohI
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4-4.テクニカル分析の練習方法
と、その前に! FXの差金決済の仕組みやレバレッジ・資金管理の考え方など、取引の基本はしっかり押さえておきましょう。
ここが良くわかっていないまま「何となく」でトレードをすると、たった1回の負けで資金を失い上達する以前に退場!…なんてことになりかねませんからね。↓↓
その上で、テクニカル分析上達のコツは、「ひとつの手法を軸に反復練習すること」です!
トレードで負ける人がやりがちな考え方は「上手くいかないのは、この手法が悪いからだ、このインジケーターが使えないからだ」と、自分以外の何かのせいにする発想です。
それだと「じゃあ次はこの手法、このテクニカル指標で…」とコロコロやり方を変えてしまうので、何ひとつとして実にならないんですね。
順張りだったら順張り、逆張りだったら逆張り、と決めたら他には目移りせず、環境認識からエントリー、利益確定または損切りを何回も何回も繰り返し、感覚をつかんでいきましょう。
すると、自分の上手くいくパターンや失敗するパターンが見えてくるはずです。
いきなりリアルタイムのトレードでやっても良いのですが、パターンが出現するまでに時間がかかることもあります。
そんな時はFOREX TESTERなどの過去チャート検証ソフトやTrading Viewのリプレイ機能が便利です。
反復練習用の手法としては、メルマガでご紹介している「逆張りからのトレンドフォロー」は初心者にもわかりやすいのでおすすめです!
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まとめ
テクニカル分析はFXだけでなく株や先物、仮想通貨などにも応用できるトレード技術です。
初心者にはファンダメンタルズ分析よりも分かりやすく、きちんと学べば誰でも上達できるのもメリットです。
ただし、テクニカルが機能しない場面やダマシもあり、万能でないことは念頭におく必要があります。
形にとらわれすぎてもダメですが、ローソク足の見方やダウ理論・エリオット波動、トレンドライン、サポート・レジスタンスなどの基本概念と良く出るフォーメーション分析のパターンは最低限、頭に入れておきましょう。
テクニカル指標は種類がたくさんありますが、目移りは禁物。まずは基本にして最強の移動平均線を使いこなせるようにするのがおすすめです。
一つの手法を軸に自分なりのシナリオを立てて実際どうだったかをチェックする練習を反復するのが上達の近道です。
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。