こんにちは。FXトレーダーのみつしろです。
今回はFXの鉄板テクニカルパターンともいえる「ヘッドアンドショルダー」の正しい解釈、パターン形成時の有効なエントリー方法等、トレードでしっかりと収益を出せるようになるために必要なポイントをお話ししたいと思います。
このテクニカルパターンが出たらショートエントリーだったよね。
ということで今回は
- ヘッドアンドショルダーとは?
- テクニカルパターンに潜む罠とは?
- ヘッドアンドショルダーを最大限に活かす「あの手法」
- 利確、損切りのタイミング
などトレード歴13年、12年間で一度もトレード収益の月間マイナスを出していない月収400万円以上を安定的に稼ぐ常勝トレーダーみつしろが解説します。
今回も最後まで読んで頂くことによってヘッドアンドショルダーの攻略をしっかりマスターでき、FXで勝ち続けられるトレーダーにグッと近づきます!!
1.ヘッドアンドショルダーとは?
まずヘッドアンドショルダーとはどのようなテクニカルパターンなのかを復習しておきましょう。
1-1.ヘッドアンドショルダーのテクニカルパターンとは?
ヘッドアンドショルダーはトレンドの切り替わり時に出現しやすいテクニカルパターンのことです。
下の図のようにアップトレンドから高値を抜けきれず、ダウントレンドに切り替わる部分が頭と肩のような関係性になっていることから「ヘッドアンドショルダー(三尊)」と呼ばれています。
逆にダウントレンドからアップトレンドへの切り替わる部分で出現するテクニカルパターンを「逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)」と呼びます
下の図のようなテクニカルパターンになります。
どちらもトレンドが変換する際のサインとなる場合が多く、うまくこのテクニカルパターンをとらえたエントリーが出来れば切り替わり後のトレンドの初動から大きく利益を得ることが出来ます。
1-2.様々なヘッドアンドショルダーの形
ヘッドアンドショルダーの基本的なパターンは先ほど説明しましたが、実際のトレードでは綺麗な形で出現することばかりではなく、その時の売りと買いのパワーバランスによって変形した形で現れることが多くあります。
①右肩上がり
下の図のように右側のショルダー部分が左側よりも高い位置で形成されています。
いわゆる「安値が切りあがった状態」です。
この形の時は図の点線のように下落せず、レンジに移行していくことがあります。
また、「ダマし」の時もあり一度下がってその後ショルダー部分、ヘッド部分を上抜けしていくといったこともよく見かけます。
②右肩下がり
こちらも下の図をご覧ください。
右側ショルダーが左側ショルダーよりも下に形成されている状態です。
こちらは「安値が切り下がっている」状態です。
この場合は売りの圧力が強い時に形成されやすい形であり、この後ダウントレンドに移行していく場合が多いです。
しかし、図の点線のように一旦下げたように見せかけて再度急上昇してくる「ダマし」を形成して来ることもあります。
1-3.FXにおけるテクニカルパターンの罠とは?
今までヘッドアンドショルダーのチャート状における出現パターンを説明してきました。
このようにチャートパターン等のテクニカル分析を勉強して知識を得て来たトレーダーが陥りやすい「テクニカルパターンの罠」というモノがあります。
ヘッドアンドショルダーが形成されていく過程をリアルタイムで監視している時にパターンにハマっている人は「決めつけ」を行ってしまいます。
「この形が出たら絶対にショートだ」「絶対に下がる」と決めつけてしまいます。
相場に「期待」をしてしまうということです。
FXの相場においてこのような「決めつけ」や「期待」といった思考パターンではトレードで勝ち続けることはとても難しいです。
「テクニカルパターンの罠」とは「期待感の高まり」ということです。
期待していた人に裏切られた。期待していたような結果が出せなかった。
期待したものには必ず「裏切り」がついて回ります。勿論、期待通りの展開になることはあります。
しかし、FX相場という多くの人の考えが渦巻く不安定な場所では、より「期待」はどこかで「裏切られる」ことになります。
トレードで利益を出し続けるトレーダーにはヘッドアンドショルダーのようなテクニカルパターンが発生した時に必ず考えていることがあります。
それは「想定内」と「想定外」のシナリオです。
今回の場合では「想定内」のシナリオはパターン通りのヘッドアンドショルダーからの下落です。
「想定外」のシナリオはパターン通りの動きをしなかった場合のシナリオです。
例えば、下にいくと見せかけてからの急上昇。いわゆるダマしの動きをエントリー時に想定しておく
といったことを必ず考えています。
そして、勝てないトレーダーは「想定内」の動きしか見えていないです。
期待値の高さで視野が狭くなっている状態になってしまいます。
その後の勝てないトレーダーでよくある典型的な行動としては、以下のようなものがあります。
- 急上昇してきたチャートに焦る
- ショートエントリー分を損切り
- ロングエントリーで飛び乗ってロングエントリー(高値掴み)
- 相場が下落して更に損失を大きくする
このようなトレードを「リベンジトレード」と言います。
そしてこのトレード方法は絶対に勝てません。相場の動きに対して後追いとなり「高値掴み」や「底値拾い」をしてしまうことになるからです。
1-4.FX相場に現れるチャートパターンへの「期待感」に対する対処方法とは?
とはいえ、「期待感」への対処方法は簡単です!
それは、ついつい期待してしまう自分の「思考」を変えることです。
しかし、現実的に目の前でお金が減ったり、増えたりしている状況では自分のエネルギーを値動きに持っていかれてしまい、「思考」を変えることは非常に難しいです。
そのため、ボクがお勧めする訓練方法は、日常生活から自分の思考を変えていくというものです。
たとえば、日常生活でも期待した反応がもらえないことは多々あります。
● 旦那さん(奥さん)の行動への期待感
散々注意して「明日からちゃんとするよ」と言ってたんだから、明日こそ靴下を脱ぎっぱなしにしないはず。
⇒結果、次の日も靴下は脱ぎっぱなし。イライラして裏切られた感覚が大爆発!
● 仕事で自分が頑張ってきた労力への見返り
課長!俺、毎日残業して、昨日なんて徹夜して資料作ってきました。
⇒「資料作るのが遅い。俺なら半日で出来るよ。」と言われてしまった。
労いの言葉は・・・無いのか!?(見返りを求める感情)
このような場合、自分の思考を変化させて期待感を持たないようにしていくことが大切です。
即ち、自分の損得を考えず、まず相手が喜ぶことを考える。行動する。引き受ける。ということです。
自分が掛けた労力は直接的には自分に返って来ない来ないかもしれない。感謝の言葉や対価としての報酬だったり、トレードであれば含み益や利確といったものです。
しかし、自分が誰かに送ったエネルギーというのは必ず巡りめっぐって他の形として自分の元に返ってきます。
このように常に長期的な視野をもって立つことが重要です。「エネルギーを循環させる」ともいえます。
是非ともFXでテクニカル分析やチャートパターンを学びながら、日常生活から「期待をしない」訓練を続けてください。
FXにおけるその他のテクニカルパターンについては下記の記事を参考にしてください。
2.ヘッドアンドショルダーと相性が抜群のあの「手法」とは?
今までヘッドアンドショルダーについて解説してきましたが、次は実際の相場での具体的な攻め方についてお話ししたいと思います。
ヘッドアンドショルダーのテクニカルパターンと物凄く相性が良い手法というのは、ボクがいつもお話ししている「逆張りからのトレンドフォロー戦略(以下、トレフォロ戦略)」です。
決して、出現頻度は高くはないですが、ヘッドアンドショルダーと通称トレフォロのシグナルが合わさった時はかなり強気でエントリーした方が良い。と言えます。
2-1.ヘッドアンドショルダーで上昇からの転換の場合
下の画像をご覧ください
ヘッドアンドショルダーの右肩からの下落の動きと「逆張りからのトレンドフォロー」のシグナルが重なった状況(B)になっています。
ボクはこの状況を「証」が重なった状態と呼んでいます。このような場面は、何の迷いも無くエントリーする場面です。
損切りまでの値幅も非常に近いため、もし狙いと逆行しても傷は浅く済みます。
そのため、この「証」が重なった所はかなり強気でエントリーをしてもらいたいです。
他にも「キリのいい値段」も狙い目です。
例えば、ドル円なら「100円や110円」だったりユーロドルなら「1.2000」といった場面です。
このように、「証」がいくつも重なった場面で、より強気にエントリーをしていって欲しいと思います。
FX相場なので100%勝てるということは無いのですが、こういう「証」が重なった場面で攻めていくことを繰り返して、「癖付け」していくことが重要です。
このような状況は、1回でも当たれば、その前の小さな損切りを回収出来る方程の利益を得ることが出来ます。
2-2.逆ヘッドアンドショルダーのエントリー戦略とは?
それでは「逆ヘッドアンドショルダー」のエントリー、損切りラインの決め方等、エントリー戦略についてお話しします。
下の画像をご覧ください。こちらは、CMEの日経225チャートです。
2-2-1.逆ヘッドアンドショルダーのエントリーポイント
この場合の逆ヘッドアンドショルダーのエントリーポイントは、赤丸で囲った部分です。
逆ヘッドアンドショルダー形成後の陰線で下げた所でエントリーしています。
本来なら右肩部分でエントリー出来たら最高な場面なのですが、リアルタイムでチャートを見ている時は、中々エントリーは難しいと思います。
まだまだ、再度下落の可能性も考えられるからです。
そのため、右肩の形成をしっかりと待ってからのエントリーが正しいです。
ただ、この場合は右肩形成後に急上昇したため、すぐに飛び乗らず一度戻してくる、押し目を作った場面でエントリーをしました。
2-2-2.逆ヘッドアンドショルダーの利食い
エントリー後、順調に利を伸ばしていき、この週は高値圏で引けました。(上図参照)
しかし、このときの週明けの月曜日は「ギャップダウン(窓開け)」で始まり、その後の下げによって一度含み損となりました。
この場面で大体の人は「しくじった」と思って損切りをしてしまうことが多いです。
このあと、下に抜ける恐怖があり耐えられないからですね。
しかし、ここはしっかりと耐える場面です。簡単に手放さないということです。
なぜなら、「証」がいくつか重なっている場面だからです。
- 21,000円を下に抜くことが出来なかった
- 逆ヘッドアンドショルダーをしっかりと形成している
- ネックラインを超えてきた
といった3つの「証」が重なっています。
そして、この場面にヘッドアンドショルダー攻略するための大切な要素があります。
それは、どこまで耐えるのか?ということです。
この画像にあるラインを実際にロウソク足が下回って来るまでは手仕舞いしてはいけない、含み損に耐えて、しがみ付かなくてはいけないということです。
ここを下回って来るまでは何が何でも手仕舞いしないという「腹決め」が必要です。
一度、含み益になった状態から含み損になってくると、ほとんどの人が含み損が怖くなって耐えきれず損切りで逃げてしまいます。
画像を見てもらうと、この後の相場はしっかりと上げていっています。
このような「ダマし」というのは、頻繁に起こります。相場参加者を振り落としてきます。
この振り落としに耐えた人が、その後の恩恵を授かれるということになります。
覚悟を試されている試練のようなものです。「本当にそのポジションでいいのか?」と。
ここで、しっかりどこまで耐えるのか。ということを決めておかないと、相場の試しに気持ちを持っていかれて撤退してしまいます。
そして、例えば、下のレジスタンスラインをチャートが切ってきたら撤退する。と最初から決めておけば良いです。
これが非常に重要です。
3.FXで勝つためのエントリー時のルールとは?
3-1.エントリー時に「どこまで自分は耐えるのか?」を決めておく
エントリー時にどこまで耐えるのかをしっかりと決めることによって、下の画像にあるサポートラインとレジスタンスラインの間の値動きを気にしないトレードが出来るようになります。
細かい値動きに気を取られることなく、相場を見ていくことが出来るようになります。
このように「決めたラインを100%守る」というルール守って続けていくだけで「トータルプラス」は必ず達成できます。
3-2.FX相場の暗闇の中で一筋の光を見失わないための「逆張りからのトレンドフォロー」
ヘッドアンドショルダーのようにトレンドの転換点では相場参加者の売りと買いのエネルギーがぶつかりあって、チャートが上下に動いていきます。
含み益が含み損になったり、損切りラインにどんどんと近づいて行ったり、苦しい状況が続くことが多々あります。
まるで出口の無い暗闇を彷徨っているかのように不安に耐え無くてはいけない状況でも、自分が耐えると100%決めたラインが一筋の光のように見えていれば大丈夫です。相場の値動きに乱されず自分の決めたトレードルールを守っていけます。
逆にこの光が見えない人は、損切り出来ずに含み損を膨らましてしまったり、それまで築いてきた利益を全て飛ばしてしまったりといった行動を起こしてしまいます。
その光を見つけるためには、中途半端な所でエントリーをしないことが重要です。
なぜなら、損切りラインを決められないからです。
そのためにも、ヘッドアンドショルダーのようにトレンドの大きな転換ポイントを狙っていくことが重要になります。
ボクが一貫して推奨している「逆張りからのトレンドフォロー」戦略は、このトレンドの転換ポイントを明確に捉えられる手法です。
特に初心者の方には、この「逆張りからのトレンドフォロー」を強く推奨しています。
推奨する理由は
- 撤退ポイントが明確。
- 狙える値幅に対して損切り幅が小さい
- 仮に損切りになったとしても傷が浅く済む
ととてもメリットが多くわかりやすいので、まだ自分のトレードスタイルが定まらない人、中々トレードで利益を出すことが出来ない人におすすめです。
まだFXを初めてまもない方やトレードの勝率が伸び悩んでいる方こそ、この「逆張りからのトレンドフォロー」戦略一択で自分の無意識レベルにまで落とし込む程、反復して身に付けて欲しいと思います。
3-3.トレードと日常生活は表裏一体。日常からエネルギーを上げることに専念をしよう
ボクの電子書籍などで話している「エネルギー」というモノがあります。
日常でもトレードでも、優先順位の第一位をこの「エネルギー」高めていくことと考えておくと失敗が少なくなります。
相場の動きが常に気になってしまって、中途半端ところでエントリーや損切り・利食いをしたりするなど、感情のままに一喜一憂したりすると、それだけでエネルギーは消費していきます。
「エネルギー」を高く保つと考えると、「エネルギー」を減らすような行動を取らなくなるということです。
また「エネルギー」をしっかりと残していることで、チャンスの時、大事な局面でにしっかりとその波に乗っていける行動を起こすことが出来ます。
これはトレードだけでなく、仕事やスポーツなどでもそうやってチャンスをしっかりと取りに行ける人は成功します。
トレードでしっかりと利益を出せたり、大きなビジネスチャンスを掴む行動を起こせたり。
その極意は全て共通しているということです。
今回のヘッドアンドショルダーなどのトレンド転換局面というのは、そういった自分のあり方が如実に出てくる場面です。
エネルギーを高く保ち、チャンスを逃さないことが出来るか?
そのために日常からしっかりとそのあり方を日々実践していくことがとても大事です。
日常から出来ていることは、トレードの局面においても自然と出来るようになります。
なので、トレードと日常はセット。表裏一体と考えることが重要です。切り離して考えることは出来ないということです。
では、具体的に日常を過ごせばいいのか?を高く保つためにはどんな方法が有るのか?ということは、ボクの無料メルマガで詳しく話しています。
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4.まとめ
それでは、今回は
- ヘッドアンドショルダーのテクニカル解説
- ヘッドアンドショルダーなどのテクニカルにハマる人の注意点
- ヘッドアンドショルダーでのエントリー時の決めごと
- ヘッドアンドショルダー攻略方法
- トレードに勝つための日常生活の過ごし方
などについて、解説させて頂きました。
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メルマガでは、今回ご紹介したヘッドアンドショルダーのような手法についてはもちろん、ブログでは書けないような更に深い内容を、様々な事例を取り上げながらご紹介しています!
知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。