どうも!FXトレーダーのみつしろです。
今回は「FXに手法は必要ない!12年間無敗の現役トレーダーのシンプルな考え方」というテーマでお話していきたいと思います。
今回はあゆみんから、FXの手法に関する質問を貰ったので、この記事では「FXの手法」について話していこうと思います。
- FXの手法に関する基礎知識
- FXのトレ-ド手法にはどのような種類があるの?
- 順張り系、逆張り系の手法に向いている人のそれぞれの特徴
- FX手法の正しい学び方
などを中心に、トレード歴13年で12年間負けなしのFXトレーダーのみつしろがお話していきます。
では、早速始めていきましょう!
目次
1.FX手法の基礎知識
1-1.FX手法の種類は様々
FXの手法には、様々な種類があります。
FXの基礎知識が書いてあるような本やサイトを読むと、例えばチャートパターンがこうなったらこうなるなど、いろいろなテクニックや手法が書かれています。
例えばテクニカル分析にしても、トレンド系(順張り)とオシレ-タ-系(逆張り)と呼ばれる分類があって、更にそこから
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- RSI
- モメンタム
- ストキャスティクス
などといったように、テクニカル指標(インジケーター)と呼ばれる様々な用語や手法があります。
(まだ、これらの言葉を知らなくても気にしないで大丈夫です!)
で、FXを覚え始めた頃は、どうしてもこれらのような手法やテクニックが魅力的に感じることも多いです。
強力な武器や必殺技のような感じでかっこいいですしね(笑)
これはボクもそうでした。
こういうテクニカルな手法を覚えて勉強していった先に、華麗に勝ち続ける未来を描いていましたし、必死にいろいろ覚えてたくさん試したりもしたし、手法を勉強して実践すること自体は楽しかった記憶があります。
だから、手法を覚えること自体はいいと思うし、確かにそれは楽しいんですけど、かといってそれらを覚えれば勝てるようになるのか?と言えば、そこはそうとも限らないというのがボクの持論です。
これはボク自身の経験からもそう言えるし、他の勝ち続けているトレ-ダ-達を見ていてもしみじみ思います。
反対に、テクニックや手法ばかりに頼っている人で、長期的に勝ち続けているトレ-ダ-はあまりいないようにも思えます。
だから、大切なのはとにかく「手法」を頭で覚えることではないんですよ。
今回のお話も、この事実を前提とした上で聞いてくださいね。
1-2.FXの手法には順張りと逆張りしか存在しない
ボクもかつて、手法ばかりに目を向けすぎて不調続きで迷走していた時期がありました。
かつてヘッジファンドの会社でトレードを修行していた頃は、ボクもまだまだ未熟だったので、スランプに陥ることがよくあったんです。
トータルではそれなりに勝てるものの、それでも調子を崩す時が多々ありました。
調子を崩すと、今まで普通にできていたことができなくなってしまうんですね。
今までと同じことをやってるつもりなんだけど、不思議と勝てなくなってしまう。
そんなことが定期的に起こったし、その原因が自分自身でよくわかっていなかったのが厄介なんですよ。
例えば、月初めは調子よく勝てるけど、月末になるにつれて調子を崩して負けが込んでしまうとか。
こういう状態をこの業界では「月末病」だなんて呼びますが、ボクの場合も、月末にプレッシャーを感じてしまって不調に陥ることはよくありました。
で、そうなっていた時期って、ボクはいつもこんなことを考えていたんですよね。
「もしかすると、違う手法なら上手くいくんじゃないか?」
って。
そんな発想しかできなかったボクは、とにかくテクニカルな手法に関する本などで情報収集して、使えそうな手法があればとにかくひたすら、何でもかんでも試そうとしました。
「この手法なら現状を打破できるかも!」と新しく覚えた手法をとにかく試しては、勝ったり負けたりを繰り返す。
こんな感じでしばらくはわちゃわちゃとトレ-ドしていたんですけど、やっぱりどこか心の奥底に違和感を感じていたわけですよ。
たとえ勝ったとしてもしっくりこないし、負け始めると「この手法は使えないな…」などと思ってすぐに新しい手法に切り替えたり…
そうやって右往左往してテクニックや手法ばかりに目がいき、勝っても負けてもグズグズになってたので、当時のボクは、もう完全に地に足がついていない状態でしたね。
そんなボクを見かねてなのか、とある日、一人の先輩トレーダーが肩を落としているボクに声を掛けてきてくれました。
「あのね、海沼くん。FXのトレード手法って色々あるように見えるけどね。基本的には”順張り”か”逆張り”の二つだけだから。それ以外は深く考える必要はないんだよ。」
その時、その先輩トレ-ダ-から、こんなアドバイスを受けたんですよ。
一見するとシンプルすぎる内容のアドバイスですが、当時のボクにとってはまさに光が差すような感覚だったんです。
そのアドバイスは、当時グズグズになってメンタル的にもボロボロだったボクの中に妙に腑に落ちて、そこからス-っと心のモヤモヤが一気に晴れたような気持ちになりました。
あ-、そうか。
いろんな手法があるけど、結局のところは、流れに乗るか、流れの逆に立ち向かっていくしかないんだなあ、と。
今振り返ってみると、当時のボクは、不調に陥るたびに小手先のテクニックや手法だけの捉われていたんだなあ、と思います。
野球のバッタ-が打撃不振に陥った時、細かいフォ-ム改善をしようとして余計にスランプに陥ることが野球の世界ではよくあると言われていますが、まさにそのような感じと全く同じですよね。
トレ-ドにせよスポ-ツにせよ、人間って、調子が悪い時ほど、暗闇のトンネルから一刻も早く抜け出そうとして、何かに頼ろうとして安心感を得ようとします。
不安で迷っているから、「答え」を求めたくなって、その答えに身を委ねたくなってしまうんですね。
どんな物事でもそうですが、特にFXにおいては、自分に自信のない人ほど、テクニックや手法に頼ろうとしてしまいがちなんです。
1-3.どのFX手法が自分に向いているのかを考える
そして、ボクはそこから先輩のアドバイスをきっかけに、「自分はそもそも、順張りと逆張り、どちらの手法が向いてるのか?」を考えるようになりました。
自分自身のことやこれまでの迷走っぷりを深く考察していくと、ボク自身は「自分は順張りには向いていないんだな」ということがようやく見えてきました。
順張りの手法もいっぱい試していましたが、いかんせん「手法そのもの」に意識が向かって言っちゃうんですよ。
それが自分にとってその実践が大きなストレスになっていたことに気がつかなかったんです。
でも、先輩トレ-ダ-にこのアドバイスを受けてからは自分が逆張りが得意なことに気がついて、とにかくスランプになった時ほど、徹底的に逆張りだけをするようになりました。
そうすると、負け込む機会も激減したし、たとえ負けたとしてもすぐに回復して調子を取り戻していけるようになり、トレ-ドにおける安定感がどんどんアップしていきました。
こうなるとメンタルも随分と安定してくるので、その分だけ伸び伸びと、自信を持って自分らしい判断ができるようになっていったんですよ。
このように、手法というのはいっぱいあるように見えますが、実際のところはシンプルに「順張り(トレンドフォロ-)」と「逆張り(カウンタ-トレ-ド)」しか存在しない、と考えるだけで、随分と迷いが減ります。
迷いが減った分だけ、無駄なエネルギ-消費量も減り、躊躇せずにエントリ-や売買の判断をしていくことができます。
今現在のあなたがもし、かつてのボクのように、テクニックや手法ばかりに目がいきがちになって彷徨っている場合は、まずは
- FXは本来「順張り」と「逆張り」しかないシンプルなゲ-ムである
- 自分にとってどちらが向いているのかを考えてみる
ということを思い返してみてください。
2.FX手法の基礎「順張り」と「逆張り」
2-1.順張りが得意な人の傾向や特徴
まずは、順張り(トレンドフォロー)が向いている人、得意な人の特徴などについて説明していきますね。
ボクも今まで順張りが得意なトレーダーもたくさん見てきましたが、どの人も共通して、良くも悪くも「神経が図太い」というような特徴があるように感じます。
よく言えば「剛胆」や「怖いもの知らず」、悪く言えば「無神経」「ズボラ」とも言えます(笑)
順張りで勝てる人は、ある程度利益が出ても、利食いをしないでいられる神経の人が多くて、これってなかなか普通の人には耐えられないんですよ。
利益が出てる時は、反転して利益を失うのが怖いから、すぐに売って利益を確定したくなってしまうものなんですよね。
だから、順張りが得意なトレ-ダ-は、ちょっと常識では考えられないような、破天荒でクレイジ-な生き方をしている人も多いですね。
ボクの知っている順張りが得意なトレ-ダ-の例をいくつかお伝えしていきますが、大抵、どこかブッ飛んでる人が多いので注意して聞いておいてください(笑)
さて、例えば、かなり短期間の内に、順張りの手法だけで5万円を1000万まで増やした人がいるんですけど、その人の人生を聞くとかなり波乱万丈というか、平均人からすればめちゃくちゃなんですよね。
すごい借金とかしていたり、家庭環境があまりよくなかったり、これまでに生死に関わるような危ない橋とかも平気で渡ってたり…
短期間で莫大な利益をあげるトレ-ダ-というのは、こういうタイプの人が多いです。
他には、ボクの知り合いの先輩トレーダーのとある人は、とにかく家の掃除とかを全くしないし、それが全然気にならないようなタイプの人でした。
彼の場合はちょっとやそっとのズボラってものじゃなくて、もはや人としての生活能力が決定的に欠けているような印象でしたね。
彼は犬を飼っていて、室内のそこら中でトイレしまくってるのに全く気にならないとか、寝室のベットが湿気でカビだらけになってたとか(笑)
このように、順張りが得意なトレ-ダ-って、かなり楽観主義的というか、周囲のこととか全く気にしないで行動取れたり、一社会人としてのモラルに欠けていたり、とにかく怖いもの知らずな人が多い傾向にあるかな?と思いますね。
中にはもっとヤバい人とかも一昔前にいて、順張りで200億ぐらいの利益を出して、人から恨みを買いまくって、命を狙われてシンガポールに高飛びした人とかもいました。
彼は穀物の先物市場という分野の順張りで莫大な利益を上げたのですが、どうやって利益を上げたのかというと…
とある会社の穀物を載せたタンカーを沈めたのです。
「タンカ-を沈める」ってどういうことだよって感じですが、そうやって商品ごと廃棄されると、当然穀物の在庫が減りますよね。
そうなると穀物の価格が必然的に高まるので、そのようにして市場の価格を意図的に引き上げたんです。
ここまでくるとともはやヤクザ映画の世界ですけど、実際にそんな生き方を平然とできてしまうタイプが順張りが得意なトレ-ダ-の特徴でしょうか。
もちろん、イメ-ジしやすいようにあえて極端な例を出していますが、ボクの中での「順張りで勝ち続けるトレ-ダ-」の印象は、とにかく共通して、どこか頭のネジがブッ飛んでる人が多いなあという印象を持っています(笑)
だからボクが思うに、まともな常識人なら、ハッキリ言って、あまり順張りには向いていないんじゃないかな?と思います。
そもそも、順張りは負けながら大きく利益の取れるタイミングを待つような戦い方なので、単発で見た時の勝率は高くないし、その分だけ損失した感覚が伴うのがごく当たり前の世界です。
だから、順張りで勝てる人は、ある程度利益が出ても、利食いをしないでいられる神経の人が多くて、これってなかなか普通の人には耐えられないんですよ。
利益が出てる時は、反転して利益を失うのが怖いから、すぐに売って利益を確定したくなってしまうものなんですよね。
「せっかく出した利益を失いたくない!」って思うのが普通の心理ですからね。
でも、順張りが得意な人は、そんな時でも「あ、下がった。」ぐらいで全然スルーできるようなタイプでしょうか。
程よいバランス感覚のクレイジ-さくらいならちょうどいいですけど、順張りって基本的には心理的な抵抗が大きいですからね。
感覚的には、10回中8~9回くらいは負け続けるけど、少ないチャンスをモノにして軌道に乗ったら利益が伸び続ける、というようなイメ-ジです。
神経が図太くないと身が持たないから、少し負けたくらいでも平気で待ち続ける胆力のある人こそ、順張りの手法が向いていると言えるでしょう。
2-2.逆張りが得意な人の傾向や特徴
次に、逆張り(カウンタ-トレ-ド)が向いている人、得意な人の特徴などについて説明していきましょう。
逆張りが向いている人の特徴も一概には言えないですが、大まかな共通点としては、気が短くてせっかちな人とか、何かをじ-っと耐えて待つことが苦手な人ですね。
逆張りはいざ負けた時は損失する金額が大きいですが、基本的には順張りに比べると勝率が高いので、多くの人にとってストレスになりにくいと思います。
先ほども説明したように、順張りは長期スパンで耐えて大きな利益を待つようなイメ-ジなので、たとえ目先の利益が下がっていったとしても、平然と負けながら待ち続けられるような胆力や持久力が求められてきます。
普通の人の神経ではそれがなかなか耐えられないんですね。
そういう意味でも、多くの人は、逆張り手法の方がストレスなくトレ-ドしていきやすいと思います。
例えば、ボクも逆張りのほうが得意なタイプです。
ボクとかは飲食店や遊園地とかで並んで待ち続けるのが嫌いなだし、食事するのもやたらと早いのですが、そういうせっかちな人は、基本的には逆張りの方が向いているように思えます(笑)
というより、これはあくまで経験則ですが、基本的に、FXは、順張りよりは逆張りの方が多くの人にとって向いているかな?と思います。
先ほども言いましたが、根本的にはスポットで見ると順張りよりも勝率は高くなりやすいんですよ。
もちろんボクも、順張り(トレンドフォロ-)にも何回もチャレンジしたことはありますが、結局、あまり上達はしなかったです。
順張りをやっても確かに勝てることは勝てるけど、自分の感覚としてかなりのストレスを伴ってしまうんですね。
これはさすがに自分には向いていないな〜と判断したので、今では順張りをすることはなくなっちゃいました。
また、順張りに比較すると、逆張りはより短期的にエントリ-ポイントを見極めて判断していくスタイルになるので、勝負が決するのが早いです。
だから、ボクのようにせっかちな傾向にある人は(笑)、なるべく勝負の時間を短くした方が長期的に見ても有利だと思いますよ。
あまりにも長い時間勝負してると、もう精神が疲弊してきてしまいますからね。
人間は疲弊困憊してエネルギ-が下がってしまうと、そのままIQも低下してしまいます。
普段なら普通に判断できたことも考えるのが面倒になって、ついつい平常時では絶対に取らないような選択をし始めちゃうんです。
もちろん、ただ単純に「自分はせっかちだから逆張りなんだ!」などと一概に言えるわけではありませんし、せっかちな人でも順張りが向いてる人だっているし、その逆ももちろんたくさんいます。
この辺りは、実際に自分で色々と実践を繰り返してみないと何とも言えませんが、おおよそ、逆張りが得意なタイプの傾向としてはおおよそこのようなイメ-ジでしょうか。
3.FX手法の学び方
3-1.いつまでも上達しないFX手法の学び方
FXを覚えたての初心者によくありがちなのが、「とにかくいろんな手法をひたすら知識として詰め込んでいく」というような学び方です。
ただ知識として「こういう手法もある」といろいろな勉強をして、それをちょこちょこと試していくような取り組み方ですね。
初心者とかは特にこのパターンにはまりやすい傾向にあります。
このような学び方をしていても一向にトレ-ドは上達しないし、本当に時間とお金と人生の無駄になってしまうので、そういう学び方は推奨できません。
幸か不幸か、これでたまたま勝ってしまうものだから、余計に厄介かもしれませんね。
これは例えば、習い事や、楽器の趣味などでも同じことが言えます。
ボクも昔、ギターをやっていたことがあるのですが、いくら練習しても上達しない人は、上と全く同じパターンで学ぼうとしてしまいます。
一向に上達しない人がどんな練習をしているかというと、例えば、自分が好きな曲とかの好きなフレ-ズだけをちょこちょこっと弾くような取り組み方をします。
自分の好きなところだけを好きに弾くから、遊ぶ分には楽しいかもしれないですけど、それだけやってても、スキル自体は全く上達しないですよね。
ギタ-で言えば、スキルをマスターすることと、楽しく演奏するということは全く別の話なんですよ。
これはギタ-だけでなく、スポ-ツでも勉強でも、そしてトレ-ドでも共通しています。
ただ学んでそれをちょこちょこっと試しただけでは、それはそのスキルを「知っている」というだけに過ぎません。
スキルやテクニックは、言うまでもなく、使えないと意味がないですよね。
例えば護身術とかでもそうで、「暴漢がいきなりナイフで襲いかかってきたらこうやって避けて、こうやって対処しましょう!」というようなテクニックがあったりするじゃないですか。
でも、そういったテクニックって、1日だけ講習を受けて、ただ知識として知っている程度の修練度だったら、いざ暴漢が襲ってきた時に実際に練習通りに動けるわけないですよね(笑)
いざって時にそのテクニックを発動させるためには、何百回も何千回も、それをシミュレーションして、その動きが体に染み込むまで繰り返し練習する必要があるのです。
そのくらいやって始めて、いざという時にその動きを出せるようになります。
これと一緒で、「知っている」ことと「実際にできる」ことは全く違う次元の話なんですね。
これは FXのトレ-ド手法においても全く同じことが言えます。
ここを理解した上で学ばないと、本当に時間や労力やお金を無駄にしてしまかねません。
「1年間頑張って勉強してきたつもりでしたが、全く上達しません…」という話は本当によく聞きますから、ここだけは本当に意識してみてください。
3-2.上達する FX手法の学び方
では、出来るだけ効率よくFXの実力を付けていくためにはどういう学び方をすべきか?というと、手法を1つ決めたら、まずはそれ1つに絞って徹底的に反復演練する、という学び方をすべきです。
もちろん、最初はいろんな手法をダ-っと勉強して、網羅していくこと自体は構いません。
興味本位でどんな手法があるのかという知識を学んでいくこと自体は問題ありませんが、それがある程度終わったら、そこからまず、実際に腰を据えて実践していくものを1つに絞ってみましょう。
まずは、自分自身が、順張りか逆張り、どちらが向いているのか?というのを考えてみましょう。
先ほど、それぞれの手法が向いている人の特徴や傾向などをお伝えしたので、そちらも参考にしてみてください。
FXの手法は、大きくはトレンド系(順張り)とオシレ-タ-系(逆張り)に大きく分かれていますが、まずはその中から1つ、自分に向いてそうな手法を選んでみるといいです。
そして、今度はそれを徹底的に何回も繰り返して反復練習することです。
例えば順張りだったら、その手法が当てはまりそうな場面、ポイント、チャートパターンを、徹底的に練習しましょう。
「Forex Tester」という、特定の場面を何回も再生させることができるトレ-ド練習シミュレーションソフトもあるので、そういうのを利用しながらひたすら練習するのがいいと思います。
で、それを繰り返し練習するとどうなるかというと、次第に、その手法を実際に発動させるべきタイミングやコツが掴めてくるんです。
ここでもうこの手法で買いだっていうタイミングがつかめてくると、知ってるからようやく「その手法を使える」という領域に到達できるんですね。
で、この「その手法を使える」という領域は、残念ながら、言語化して誰かに伝えることはできません。
本人が、繰り返し練習し続けて、感覚として身体に染み込ませていくしかマスタ-する方法はないんです。
とにかく反復練習で、その1つのパターンや手法を徹底的にやり続ける。
こうやってひたすら繰り返していけば、どこかで自分にとってしっくりくるタイミングがわかってくる瞬間が必ず訪れてきます。
これはもう感覚的なものなんで、これ以上の具体的な説明は難しいのですが、この感覚を掴めることが出来れば、かなりトレードは安定してくるし、継続した利益がようやく出せるようになっていけるようになれますよ。
3-3.FXは手法に頼らずとも勝てる
FX初心者さんの相談を受けているとよく感じるのですが、「FXで勝ち続けている凄腕のトレ-ダ-達は、複雑かつ難解な手法を駆使して利益を得ている」というような幻想を抱いている人が多いように思えます。
でも、まずはその幻想を捨て去ることが、FX上達の最短ル-トでしょう。
実際に勝ち続けているトレーダー達が取り入れている手法を見ると、拍子抜けするほどシンプルで、王道的なことが多いです。
もう、FX初心者の本に載ってるような超王道な手法のしか取り入れていません、みたいな人の方もかなり多いように思えます。
むしろ、本に載っているようなテクニカルインジケーターなんて使ってない人も多いですし、ルールもとても単純だったりします。
例えば、ボクの知り合いに「梅ちゃん」という凄腕の女性トレーダーがいるのですが、彼女の手法は、もう本当に基本的すぎる王道パタ-ンなんですよ。
梅ちゃんの手法はもう、FX初心者が最初に覚えるような手法で、主に移動平均線というものの交差を基準にエントリ-ポイントを判断していくだけ。
短い移動平均線がが長い移動平均線を越えたら買う、逆の場合は売るというような手法ですね。
一般的には「ゴ-ルデンクロス」「デッドクロス」と呼ばれていますが、これだけでは勝てないだなんてこともよく言われるパターンなんです。
それに少しだけチャートパターンを付け加えた戦略が彼女の手法なのですが、これが本当にシンプルなんです。
彼女はその王道パタ-ンで、時間をかければ1日30~40万とか、多い時には月間で1000万超えるくらいの利益を出し続けているんですね。
梅ちゃんのこの手法は覚えるのもすごい簡単なので、「それだったらマジで誰でもできるじゃん!」なんて最初はボクも思っていました。
しかも梅ちゃん自身も、これだったら誰でもできるっていうし、実際に主婦とかにも教えていたみたいなんです。
で、実際にボクが梅ちゃんのクロス戦略をいざやってみると…
僕にとってはすごいキツくて、とてもじゃないけどできませんでした(笑)
何がキツいかというと、とにかくもう地味なんです。
逆張りが向いているタイプのせっかちなボクにとって、梅ちゃんの手法は、待つ時間が長すぎて無理でした。
このように、すごいシンプルなトレ-ド手法であったとしても、やはり手法には人それぞれ、向き不向きがあります。
FXの手法は、自分自身に向いているかどうかが最も重要だし、そもそも、手法そのものをみっちり習得することはあまり重要ではありません。
派手でかっこいい手法が多種多様にあるもんだから一見すると複雑に見えますが、改めてシンプルに考えてみるともう、
- 売った後に下がれば利益
- 買った後に上がれば利益
- 売った後に上がれば損失
- 買った後に下がれば損失
このように、買うか売るかの結果は4パタ-ンしかないので、そもそもFXって、そんな難しいゲームではないものなんです。
上がるタイミングがわかったら買うボタンを押すだけ。
本来はそれだけで勝てるのがFXです。
極端に言えば、そのタイミングさえわかれば、赤ちゃんでもサルでもできますよね。
でも、赤ちゃんやサルには、買いや売りのボタンは押せても、さすがに勝ち続けることはできません。
つまり、一番重要なのは、手法そのものではなく、手法を発動させるまでの流れなんです。
流れを見極めて、より高い精度で自分が習得した手法を発動させられるかどうか。
チャ-トを見た時に、パッと見たときにその流れがわかるかどうかを感覚で掴むことが最も重要です。
その感覚を習得するためには、一つの手法をひたすら反復練習する以外にありません。
梅ちゃんも当然、いきなりこの手法で勝てたわけではありません。
梅ちゃん自身も、紆余曲折とかいろんな経験を通じそれを身につけたものです。
ひたすら反復して習得できたからこそ、一般的には「勝ちにくい」だなんて言われている単純な手法でも普通に勝てる実力があるわけです。
ボクみたいに、梅ちゃんの手法を、ただ知識として知っているだけの人間がいきなり彼女と同じことをやっても、やっぱり上手くいかないわけですよ。
周りや他の手法がうらやましくなって、時には隣の芝生は青く見えることもあるかもしれません。
でも、そうやって手法を主体に考えている内は、なかなか本当の真実にはたどり着けません。
とにかく、自分が今できることを全力でやるということだけを毎日考えてやってもらえばトレードは必ず上達します。
もうそれは一人一人のトレーダーにその人の答えがあるので、周りの人を気にしてもしょうがないですからね。
このようにして、一歩一歩、自分の実力を高めていって欲しいと思います!
4.FXにおける手法 まとめ
今回は、FXにおけるトレ-ド手法の基礎知識から、それぞれの手法に向いている人の特徴や、手法の学び方について解説してきました。
まず、FXのトレ-ド手法には様々な種類があるのですが、結局のところは「順張り(トレンドフォロ-)」と「逆張り(カウンタ-トレ-ド)」の2種類しかない、ということは念頭に置いておきましょう。
これを意識して手法を選ぶだけでも、無駄なエネルギ-消耗が激減しますよ。
そして、人それぞれ、順張りと逆張りの手法には向き不向きがあります。
順張り(トレンドフォロ-)が向いている人の特徴は、よく言えば大胆かつ大雑把な人で、悪く言えば無神経でズボラなタイプの人ですね(笑)
しぶとく待ち続けて大きな利益を得ていくような手法なので、ジリジリと負け続けるのに耐えられない人にはあまり向いている手法ではありません。
反対に、逆張り(カウンタ-トレ-ド)が向いている人の大まかな共通点としては、気が短くてせっかちな人や、何かをじ-っと耐えて待つことが苦手な人です。
そういう人は、短期決戦で勝率も高い逆張り系の手法の方が、ストレスなくトレ-ドしていける傾向にあります。
順張りと逆張りの特徴などを把握したら、次にそこから、順張りか逆張り、どちらの手法が自分に向いているのかを考えていきましょう。
その中の手法から、「これなら自分に合ってるかも!」という手法を1つ選んでいきます。
そして、まずはとにかく、1つ選んだその手法を徹底的に反復練習していくことです。
FXのトレ-ドを上達させるためには、とにかく同じ手法を繰り返し練習して、感覚として習得していくしかありません。
時には他の手法にも手を出したくなったり、不安になって目移りするような時が訪れるかもしれませんが、まずは1つの手法を徹底的に練習して自分のものにしていくという学び方をしていきましょう。
実際に勝ち続けているトレ-ダ-ほど、手法に関しては案外、超王道のシンプルのものであることは多いです。
たくさんの手法を知識として覚えるだけでなく、「いかに自分のものに感覚としてマスタ-できるか?」が最も重要です。
とにかく繰り返し練習して、自分のスタイルを形成して実力を高めていってください!
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。