こんにちは、FXトレーダーのみつしろです。
今回は、ボリンジャーバンドの基本から実践的な使い方、おすすめ手法まで徹底解説します!
というわけで今回は、ボリンジャーバンドに浮いてお伝えします。
- ボリンジャーバンドの基本的な見方・使い方
- 期間やシグマの設定のやり方
- 実はレンジの逆張りであまり使えない理由
- 注意したい「ファットテール」について
- ボリンジャーバンドのおすすめ手法
解説するのは、トレード歴13年、12年間負けなしのみつしろです。
ボリンジャーバンドの極意を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。それでは、どうぞ!
目次
1.ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドは、ジョン・A・ボリンジャーという人が考案したテクニカル指標です。略して「ボリバン」または「BB」。
一定期間内の相場の振れ幅(ボラティリティ)を測定し、標準偏差を元に計算して価格の変動範囲予測をチャート上に表示する仕組みになっています。
統計学的に、価格の95.4%が±2σ(シグマ)の範囲内に、99.7%が±3σの範囲内に収まるとされています。
覚えなくて良いですが、計算式は次の通りです。
±1σ = n日の移動平均 ± n日の標準偏差
±2σ = n日の移動平均 ± n日の標準偏差 × 2
±3σ = n日の移動平均 ± n日の標準偏差 × 3
2.ボリンジャーバンドの見方
続いて、ボリンジャーバンドの基本的な見方を解説します。
ボリンジャーバンドは元になる移動平均線の「ミドルライン」と、その上下の標準偏差のラインで構成されます。
それぞれポイントを見ていきましょう。
2-1.ミドルライン(移動平均線)
ミドルラインは一定期間の終値を平均した移動平均線です。
デフォルトの設定は20期間になっていることが多く、ボクもそのまま使っています。
「移動平均線とは? 意味や期間の設定、使い方のFX初心者向けまとめ」でも出てきましたが、注目すべきなのは価格がミドルラインの上側にいるか、下側にいるか、です。
2-2.σ(シグマ)
標準偏差σのラインは上と下で価格がどれくらい平均から乖離しているか、つまり価格の「偏り」を示しています。
- ローソク足が上のバンドにタッチ…価格が平均値よりも上に偏っている
- ローソク足が下のバンドにタッチ…価格が平均値よりも下に偏っている
もちろん、相場に絶対勝てる手法は存在しませんが、70%でも60%でも、五分五分よりも高い勝率の手法の回数を重ねればトータルでプラスにできます。
優位性が生じるのは、次のどちらかのパターンになります。
- 偏った価格が平均に戻ろうとするとき
- 平均の価格がどちらかに偏るとき
具体的には後ほど手法のところで解説しますので、ここでは「ボリンジャーバンドで優位性がわかるんだなあ」と思ってもらえれば大丈夫です。
2-3.バンドの幅=ボラティリティ
ボリンジャーバンドの幅は、ボラティリティを表しています。
価格変動の大きなトレンド相場などボラティリティが拡大する局面ではバンド幅が広くなり、レンジ(持ち合い)相場でボラティリティが縮小する局面ではバンド幅が狭まります。
ボラティリティが拡大してバンドの幅が広くなることを「エクスパンション」、ボラティリティが縮小してバンドの幅が狭まることを「スクイーズ」と言います。
相場はボラの縮小と拡大、スクイーズとエクスパンションを繰り返し行ったり来たりしています。
トレードで利益を出すには、値動きが大きくなるエクスパンションを狙う「トレンドフォロー」が基本です。
3.ボリンジャーバンドの設定
- ミドルバンドの期間:20
- アッパーバンド:+2σ
- ロワーバンド :−2σ
これに±3σのラインを加えて5本を表示させても良いと思います。
4.ボリンジャーバンドのおすすめ手法
ここからは実践編ということで、ボリンジャーバンドを使ってできるおすすめの手法をご紹介しましょう。
ボリンジャーバンドはレンジの逆張りのシグナルとして使うのが一般的ですが、実はトレンドフォローにも使えるんです。
4-1.レンジの逆張りで使えない理由
レンジ(ボックス)相場の時は、ボリンジャーバンドの+2σにタッチした時に売って、-2σにタッチした時に買いですよ、という逆張りの手法が有名です。
有効な戦略なのですが、1つだけ問題があります。
それは、いつレンジブレイクするか分からないということ。
ダマシの場合もあるので、本当に抜けたかどうかは少し値動きを見ないと分からないので、損切りを深い位置に置かないをいけなくなるのです。
仮にレンジが無限に続くのだとしたら万能な手法ですが、実際にはリスクリワードの面で不利になります。
標準偏差の分布は本来はつり鐘型で±2σを超える部分はほんのわずかなはずなのですが、投資の世界ではこの端の部分が思ったより頻繁に起こるのです。
尻尾が太いように見えるので、「ファットテール」と呼ばれています。
予想を大幅に裏切るような経済指標が出た時などは、±3σを飛び出すような値動き「ブラック・スワン」(存在しないものの例え)も起こります。
というわけで、ボリンジャーバンドをシグナルとして用いる逆張りは、結構難しいのです。
4-2.トレンド転換の初動に乗る手法
逆張りからのトレンドフォローは、上昇トレンドから下降トレンドへの転換点を狙う、トレンドフォローの手法です。
日足〜時間足、15分足まで有効で、スイング〜デイトレード向け。FXだけでなく、株やオプション、先物などあらゆるマーケットで使えます。
逆張りからのトレンドフォローのおすすめなポイントはこちら!
- 使用するインジケーターはボリンジャーバンドのみ。シグナルが分かりやすい!
- トレンド転換の初動をつかむことで、損切りは浅く済むが利幅は大きく伸ばせてリスクリワードが非常に良い
- 朝、セットアップを見つけて注文を入れておいたら放置でOK、ストレスフリー!
- 初心者がトレードスキルを上げるのにも最適
- 70〜75%の高勝率!!
デメリットは、強いて言えばアップトレンドが発生するのを待たなければならずトレードチャンスが少ないところですが、いろんな通過ペアやマーケットを探せばほとんど毎日パターンを見つけられますよ。
実践した人からは、こんな声をいただいてます↓↓
初めまして。この度はとてもためになる動画や情報をありがとうございました。
早速、ボリンジャーバンドのサインの出たチャートに出会い、まだデモ口座ですが、試して利益が出ました。
上へ行ってしまったものもあったのですが、でもこういうパターンもあると聞いていたので、落ち着いて損切り出来ました。マインドが大切って、こういうことか!と目から鱗が落ちたような気がします。
AAA
ボリンジャーバンドを使うと、今まで漠然と高値・安値からの転換点を、MAとインジケーターで判断していたときより視覚的に捉えることが出来るし、エントリーポイントについてもブレイクアウトからの戻りを見てから入るのと同じ要領で待てて、かつ上ヒゲにこだわった分判断もしやすく、ルールを守りやすい手法だと思いました。
また負け癖に通じる性格についてのご指摘も思い当たる点があり、今後の改善点に致します。
riki
先週、nzdjpyの一時間足で出た逆張りからのトレンドフォローで60pips獲得することができました。
逆張りからのトレンドフォローを続けて六ヶ月経過し、やっとわかり始めた感触があります。
みつしろさんには感謝しかありません。Y
相場は、以下の3つのサイクルで進んで行きます。
- 収縮:方向性がなくなり、レンジに入る。ボラティリティは縮小してく。
- 拡散:方向性がないままボラティリティが拡大する。ダマシが起こりやすい。
- 方向性:トレンドの方向性が定まり、大きな値動きが出る。
逆張りからのトレンドフォローの手順はこちら。
まずは、ボリンジャーバンドの上側で価格が推移するような強いアップトレンドを見つけます。
天井付近で揉み始め、-2σにタッチすることを確認します。
ここで、もう一度ミドルラインを上抜けして+2σにタッチするようならアップトレンドが継続しますが、ミドルラインで頭を抑えられるとトレンド転換の可能性が高くなります。
それでもまだ上に行く場合もありますが、その時は早めにロスカットでOK。
まだ流れが決まりきっていないからこそ優位性があるのです。
よって、ミドルを超えなければショートエントリー。ここまでが基本の型です。
動画での解説はこちら↓↓
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5.まとめ
では、ボリンジャーバンドについてのまとめです。
- ボリンジャーバンドは移動平均線を元に、統計的な価格の振れ幅を示すインジケーター。(トレンド系の指標)
- トレンドの方向性や価格の偏り、ボラティリティの大きさが資格的に分かる。
- よくある逆張りのシグナルとしても使えるが、いつレンジブレイクするかわからずリスクリワードが不利なので非推奨。
- トレンド転換のタイミングをピンポイントで見つける「逆張りからのトレンドフォロー」手法に使うのが超おすすめ!
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今回はボリンジャーバンドについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
ここまでボリンジャーバンドについて詳しく解説したのはボクも初めてです。
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知識がついたら、実践していくことが大切ということは、冒頭でもお伝えしました。
では、具体的にどんなことに取り組んでいけば良いのか? ということを、
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ボクのが実現した未来は、FXトレードを通じて、人生に本当に大切な実力を磨き上げ、世の中を良くしていく仲間を増やしていくことです。
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P.S.FXについてどこからはじめて良いかわからない方はこちらの記事から読んでみてください!
P.P.S.
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1984年生まれ。埼玉県出身。大学卒業後、ゴールデンバーグヘイマイヤーユニコムジャパン(証券会社)や、SAアセット株式会社(ヘッジファンド)を渡り歩きながら、トレーダーとして、毎月400万以上の安定的な利益を出し続ける。2012年にトレードの情報発信を開始し、起業し、年収1億円を達成。その後、最高の仲間たちと出会い、一緒に飲食店のプロデュース、映画作り、コミュニティ運営、トレード指導、妻と娘との自由な時間など、忙しくも充実した毎日を送っている。数々のトレーダーを生み出したことをきっかけに、YouTubeでも発信をはじめ、たった数ヶ月で約4万人のチャンネル登録をされ、数百人の前でセミナーをすることも。ただ稼ぐだけでなく、FXトレーダーが真に充実して幸福な人生を送るために必要なことを、多くの人に伝える活動をして、プロトレーダー育成に力を入れている。